TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024071198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182028
出願日2022-11-14
発明の名称電気モータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 9/19 20060101AFI20240517BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本明細書は、ロータコアとコイルエンドの両方を効率よく冷却することのできるモータを提供する。
【解決手段】本明細書が開示する電気モータは、シャフトに固定されるロータコア、ステータ、第1/第2冷媒流路を備える。ステータはロータコアの径方向の外側に配置されており、両端にコイルエンドが備える。第1冷媒流路はシャフトの内部に設けられており、ロータコアの軸方向の外側に配置されている。第2冷媒流路はロータコアの内側を通っている。第1冷媒流路の第1出口がシャフトに設けられているとともに、第1出口における冷媒噴出方向がコイルエンドを向いている。ロータコアは第2冷媒流路を通る冷媒で冷却される。コイルエンドは、第1冷媒流路を通る冷媒、すなわち、ロータを冷却していない冷媒で冷却される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングに回転可能に支持されているシャフトと、
前記シャフトに固定されているロータコアと、
前記ロータコアの径方向の外側に配置されており、両端にコイルエンドを備えているステータと、
前記シャフトの内部に設けられている第1冷媒流路であって、前記シャフトの軸方向において前記ロータコアの外側に配置されている第1冷媒流路と、
前記ロータコアの内部を通っている第2冷媒流路と、
を備えており、
前記第1冷媒流路の第1出口が前記シャフトに設けられているとともに前記第1出口における冷媒噴出方向が前記コイルエンドを向いている、
電気モータ。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ロータコアの端面に前記第2冷媒流路の第2出口が設けられており、
前記第2出口における冷媒噴出方向が、前記第1出口の冷媒噴出方向と交差する、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項3】
前記第2冷媒流路は前記シャフトの外側に配置されている、請求項2に記載の電気モータ。
【請求項4】
前記シャフトに前記第2冷媒流路の第2出口が設けられており、
前記第2出口における冷媒噴出方向が、前記第1出口の冷媒噴出方向と交差する、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項5】
前記第2冷媒流路は前記シャフトの内部に配置されている、請求項4に記載の電気モータ。
【請求項6】
前記ロータコアの端面または前記シャフトに前記第2冷媒流路の第2出口が設けられており、
前記シャフトの側面に突起が設けられており、前記突起の先端に前記第1出口が設けられている、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項7】
前記第2出口における冷媒噴出方向が前記突起と交差する、請求項6に記載の電気モータ。
【請求項8】
前記シャフトに同軸に円板が取り付けられており、前記円板の側面に前記第1出口が設けられている、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項9】
前記ロータコアの端面または前記シャフトに前記第2冷媒流路の第2出口が設けられており、
前記第2出口における冷媒噴出方向が前記円板と交差する、請求項8に記載の電気モータ。
【請求項10】
前記ロータコアの端面または前記シャフトに前記第2冷媒流路の第2出口が設けられており、
前記ロータコアは第1端面と第2端面を備えており、
前記第1出口が前記第1端面の側に設けられており、
前記第2出口が前記第2端面の側に設けられている、請求項1に記載の電気モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電気モータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電気モータは、ステータと、ステータの内側で回転するロータを備えている。以下では、説明を簡単にするために、「電気モータ」を単純に「モータ」と表記する。モータ(電気モータ)は、ステータとロータを冷却するための冷却構造も備えている。ステータの両端にはコイルエンドが位置している。コイルエンドが高温になりやすい。モータの冷却構造は、コイルエンドを効果的に冷却できることが望ましい。
【0003】
特許文献1には、ロータのシャフトの内部に冷媒を供給するように構成されたモータが開示されている。シャフトの側面に冷媒出口が設けられている。冷媒出口は、ステータのコイルエンドを向いている。冷媒出口から噴出した冷媒はコイルエンドに当たり、コイルエンドを冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-009508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コイルエンドが高温になりやすいが、ロータコアも高温になる。本明細書は、ロータコアとコイルエンドの両方を効率よく冷却することのできるモータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示するモータは、シャフト、ロータコア、ステータ、第1/第2冷媒流路を備える。シャフトはハウジングに回転可能に支持されている。ロータコアはシャフトに固定されている。ステータは、ロータコアの径方向の外側に配置されており、両端にコイルエンドを備えている。第1冷媒流路はシャフトの内部に設けられている。第1冷媒流路は、シャフトの軸方向においてロータコアの外側に配置されている。第1冷媒流路はロータコアの内側を通っていない。第2冷媒流路はロータコアの内部を通っている。第1冷媒流路の出口がシャフトに設けられている。第1冷媒流路の出口における冷媒噴出方向がコイルエンドを向いている。説明の便宜上、第1冷媒流路の冷媒出口を第1出口と称する。
【0007】
本明細書が開示するモータでは、コイルエンドは第1出口から出る冷媒で冷却される。第1冷媒流路はロータコア内を通っていないので、第1冷媒流路の冷媒はロータコアで温められることがない。ロータコアは第2冷媒流路を流れる冷媒で冷却される。本明細書が開示するモータでは、ロータコアとコイルエンドの夫々が冷たい冷媒で冷却される。このモータは、ロータコアとコイルエンドの両方を効率よく冷却することができる。
【0008】
ロータコアの端面に第2冷媒流路の出口が設けられていてもよい。説明の便宜上、第2冷媒流路の出口を第2出口と称する。第2出口における冷媒噴出方向が、第1出口における冷媒噴出方向と交差するように構成されているとよい。第2出口から出た冷媒は第1出口から出た冷媒とぶつかり、コイルエンドの方向に飛び散る。第1冷媒流路から出た冷媒だけでなく、第2冷媒流路から出た冷媒によってもコイルエンドが冷却される。第2冷媒流路はシャフトの径方向の外側に配置されていてよい。
【0009】
第2出口はシャフトに設けられていてもよい。第2出口における冷媒噴出方向が第1出口における冷媒噴出方向と交差しているとよい。第2冷媒流路はシャフトの内部に配置されているとよい。
【0010】
ロータコアの端面またはシャフトに第2冷媒流路の第2出口が設けられていてよい。この場合、シャフトの側面に突起が設けられており、突起の先端に第1出口が設けられていてもよい。さらにこの場合、第2出口の冷媒噴出方向が突起と交差するように第2出口が配置されているとよい。第1出口がコイルエンドに近くなるので冷媒が集中的にコイルエンドに当たる。また、第2出口から噴出した冷媒はシャフトとともに回転する突起と衝突し、コイルエンドに向けて飛び散る。第1出口から出た冷媒だけでなく、第2出口から出た冷媒によってもコイルエンドが冷却される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社コロナ
送風装置
20日前
個人
スイッチング電源回路
1か月前
個人
共振を用いた整流回路
26日前
個人
モーターの構造
5日前
個人
ブラシレスモータ
13日前
竹内工業株式会社
固定具
10日前
ニチコン株式会社
電源装置
1か月前
株式会社村田製作所
電力変換装置
6日前
株式会社発明ラボックス
送受電システム
27日前
株式会社GSユアサ
無停電電源システム
27日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
6日前
中国電力株式会社
給電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
無停電電源システム
11日前
中国電力株式会社
変圧器取替工法
25日前
株式会社ARKS
電源自動切替装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
故障検出回路
27日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
9日前
株式会社豊田自動織機
電動機
20日前
トヨタ自動車株式会社
ステータコア
23日前
トヨタ自動車株式会社
故障検出回路
27日前
個人
基板使用によるコイル巻線との接続法
16日前
株式会社豊田自動織機
電動機
20日前
株式会社ダイヘン
電力システム
17日前
株式会社ミツバ
回転電機
20日前
富士電機株式会社
電力変換装置
17日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
剥離装置
26日前
住友金属鉱山株式会社
発電装置
3日前
株式会社ミツバ
駆動装置
26日前
株式会社ミツバ
回転電機
3日前
株式会社ミツバ
駆動装置
26日前
株式会社ミツバ
回転電機
1か月前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
16日前
株式会社アイシン
電源装置
5日前
株式会社アイシン
電源装置
5日前
株式会社アイシン
電源装置
5日前
続きを見る