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公開番号2024068954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179658
出願日2022-11-09
発明の名称シール構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 37/04 20060101AFI20240514BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】Oリングが溝部から脱落することを抑制できるようにすること。
【解決手段】燃料ポンププロテクタが有する第1のフランジ部と、カムキャップが有する第2のフランジ部との間をOリングによってシールするシール構造であって、第2のフランジ部は、リングピンが挿入されるボルト孔と、ボルト孔の開口端を取り囲み、Oリングが配置される環状の溝部と、溝部の内周縁部に沿って環状に形成されたカウンタボア形状とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
燃料ポンププロテクタが有する第１のフランジ部と、カムキャップが有する第２のフランジ部との間をＯリングによってシールするシール構造であって、
前記第２のフランジ部は、
リングピンが挿入されるボルト孔と、
前記ボルト孔の開口端を取り囲み、前記Ｏリングが配置される環状の溝部と、
前記溝部の内周縁部に沿って環状に形成されたカウンタボア形状と
を有することを特徴とするシール構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シール構造に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、第１の部材と第２の部材とを一定間隙を形成して対向させて配置し、第２の部材の軸受挿入孔の側端面に面取り部を形成し、該面取り部と第１の部材の側面との間にＯリングを介装して、該Ｏリングにより前記シール部材を構成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－２０２７３５公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、従来、車両が備えるエンジンに関し、燃料ポンププロテクタが有する第１のフランジ部と、カムキャップが有する第２のフランジ部との間をシールするシール構造であって、上記第２のフランジ部に、リングピンが挿入されるボルト孔と、ボルト孔を取り囲む溝部とを形成し、当該溝部にＯリングを配置することにより、ボルト孔へのオイルの漏出を抑制できるようにした技術が考案されている。
【０００５】
また、従来、このようなシール構造に関し、ボルト孔の入口部に面取部を形成することにより、バリの発生を抑制し、リングピンをボルト孔にスムーズに挿入できるようにした技術が考案されている。
【０００６】
しかしながら、従来のシール構造では、Ｏリングが溝部から面取部に脱落し、Ｏリングによるシール性が低下してしまう虞がある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述した課題を解決するために、一実施形態に係るシール構造は、燃料ポンププロテクタが有する第１のフランジ部と、カムキャップが有する第２のフランジ部との間をＯリングによってシールするシール構造であって、第２のフランジ部は、リングピンが挿入されるボルト孔と、ボルト孔の開口端を取り囲み、Ｏリングが配置される環状の溝部と、溝部の内周縁部に沿って環状に形成されたカウンタボア形状とを有する。
【発明の効果】
【０００８】
一実施形態に係るシール構造によれば、Ｏリングが溝部から脱落することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
一実施形態に係るエンジンの上部の縦断面図
一実施形態に係るエンジンにおける図１に示すＡ部の拡大図
一実施形態に係るエンジンが備えるシール構造の拡大断面図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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