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公開番号2024083713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197675
出願日2022-12-12
発明の名称二次電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/477 20210101AFI20240617BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極体の耐振動性を向上させつつ、液枯れを抑制可能な二次電池を提供する。
【解決手段】二次電池1は、正極シート、セパレータ、負極シートが順に並ぶ部分を含む底面部を有する電極体100と、底面部100bと対向する底壁部212を有し、電極体100および電解液を収容する収容ケース200と、底面部100b側を向く第1面部61および底壁部212側を向く第2面部62を有し、電極体100の底面部100bと収容ケース200の底壁部212の間に配置されたリテーナ60と、を備え、第1面部61は、互いに間隔をあけて設けられた複数の第1接合部71によって底面部100bに接合されており、第2面部62は、第2接合部72によって少なくとも一部が底壁部212に接合されており、第1面部61には、互いに隣り合う第1接合部71の間に第2面部62側に向けて凹む凹部63が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
正極シート、セパレータ、負極シートが順に並ぶ部分を含む底面部を有する電極体と、
前記底面部と対向する底壁部を有し、前記電極体および電解液を収容する収容ケースと、
前記底面部側を向く第1面部および前記底壁部側を向く第2面部を有し、前記電極体の前記底面部と前記収容ケースの前記底壁部の間に配置されたリテーナと、を備え、
前記第1面部は、互いに間隔をあけて設けられた複数の第1接合部によって前記底面部に接合されており、
前記第2面部は、第2接合部によって少なくとも一部が前記底壁部に接合されており、
前記第1面部には、互いに隣り合う前記第1接合部の間に前記第2面部側に向けて凹む凹部が設けられている、二次電池。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記電極体は、前記底面部とは反対側に位置する上面部と、前記上面部に設けられた正極タブおよび負極タブとを含み、
前記正極タブおよび前記負極タブは、前記上面部と前記底面部とが並ぶ上下方向と直交する横方向に間隔をあけて設けられており、
前記上面部と前記収容ケースとの間に配置された緩衝部材をさらに備え、
前記緩衝部材は、前記横方向において、前記正極タブと前記負極タブとの間に配置されている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記電極体は、前記底面部とは反対側に位置する上面部を含み、
前記上面部と前記収容ケースとの間に配置された緩衝部材をさらに備え、
前記緩衝部材は、前記上面部と前記底面部とが並ぶ方向から見た場合に、互いに隣り合う前記第1接合部の間に配置されている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項4】
前記電極体は、前記底面部とは反対側に位置する上面部を含み、
前記上面部と前記収容ケースとの間に配置された緩衝部材をさらに備え、
前記緩衝部材は、記上面部と前記底面部とが並ぶ方向から見た場合に、前記複数の第1接合部の少なくともいずれかと重なる部分を含むように配置されている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項5】
前記第2面部は、前記第2接合部によって全体的に前記底壁部に接合されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の二次電池として、特開2015-204292号公報(特許文献1)には、電極体と当該電極体を収容するケースの底壁部との間にボトムリテーナを配置し、ボトムリテーナを電極体を支持する支持部と、ケースの底壁部と接触する接触部とを含むように構成する技術が開示されている。
【0003】
ケースの底壁部に接触する接触部を具備するボトムリテーナを配置することにより、当該接触部が持続的に電極体を上方へ押し付け、これにより電極体の自重および振動による電極体の分解を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-204292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成のように、接触部からの反力によって電極体を上方に押し付けるだけでは、電極体の固定が不十分となり、振動により電極体が破損することが懸念される。
【0006】
また、支持部の形状の如何によっては、電解液の流動が抑制される場合がある。このような場合には、電解液が電極体に染み渡らなくなり、液枯れが発生することが懸念される。
【0007】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、電極体の耐振動性を向上させつつ、液枯れを抑制可能な二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に基づく二次電池は、正極シート、セパレータ、負極シートが順に並ぶ部分を含む底面部を有する電極体と、上記底面部と対向する底壁部を有し、上記電極体および電解液を収容する収容ケースと、上記底面部側を向く第1面部および上記底壁部側を向く第2面部を有し、上記電極体の上記底面部と上記収容ケースの上記底壁部の間に配置されたリテーナと、を備える。上記第1面部は、互いに間隔をあけて設けられた複数の第1接合部によって上記底面部に接合されている。上記第2面部は、第2接合部によって少なくとも一部が上記底壁部に接合されている。上記第1面部には、互いに隣り合う上記第1接合部の間に上記第2面部側に向けて凹む凹部が設けられている。
【0009】
上記構成によれば、リテーナの第1面部を第1接合部によって電極体の底面部に接合し、リテーナの第2面部を第2接合部によって収容ケースの底壁部に接合することにより、リテーナを介して電極体を収容ケースに固定することができる。これにより、電極体の耐振動性を向上させることができる。
【0010】
さらに、互いに隣り合う第1接合部の間に第2面部側に向けて凹む凹部を第1面部に設けられることにより、電極体の底面部と凹部との間の隙間に電解液を流動させることができる。これにより、電極体の液枯れを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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