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公開番号2024122563
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030164
出願日2023-02-28
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 50/90 20160101AFI20240902BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】センサの増加を抑制しつつ車両の横方向の位置ずれ量を推定することができる制御装置を提供すること。
【解決手段】道路を走行中の車両へ非接触で電力を伝送する供給装置を制御する制御装置であって、道路の車線方向に並んで配置され、道路上における車両の横方向の位置を検知する複数の位置センサから入力される信号に基づいて車両の横方向の位置の変化量を算出し、算出された変化量と、車両の車速情報とに基づいて車両の横方向の位置ずれ量を推定する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
道路を走行中の車両へ非接触で電力を伝送する供給装置を制御する制御装置であって、
前記道路の車線方向に並んで配置され、前記道路上における前記車両の横方向の位置を検知する複数の位置センサから入力される信号に基づいて前記車両の横方向の位置の変化量を算出し、
算出された前記変化量と、前記車両の車速情報とに基づいて前記車両の横方向の位置ずれ量を推定する
ことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記複数の位置センサのうち、前記車両の進行方向で相対的に手前側に設置された位置センサから入力された信号と、前記車両の進行方向で相対的に奥側に設置された位置センサから入力された信号とに基づいて、前記車両の横方向の位置の変化量を算出し、
算出された変化量を、前記車両の進行方向で相対的に奥側に配置された位置センサにより検知された前記車両の横方向の位置に加算することにより、将来の前記車両の横方向の位置ずれ量を推定する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記車両の車速情報と、前記位置センサが検知した前記車両の横方向の位置と、前記道路に設置された一次コイルと前記車両に搭載された二次コイルとの磁気結合に関する結合係数とに基づいて、前記車両の横方向の位置ずれ量を推定する
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、走行中の車両に非接触で電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムにおいて、走行中の車両とサーバとが通信可能に接続され、サーバから走行中の車両へと走行支援情報を提供することが開示されている。走行支援情報は、走行レーンの供給装置から伝送される電力の充電効率を向上させるための情報であり、充電効率が所定値以上となる条件を満たす車両の走行位置および車速を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-228047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地上側の供給装置から走行中の車両へ非接触で電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムでは、走行中の車両が道路の横方向(幅方向)においてどの位置を走行しているのかは電力の伝送効率の観点から重要である。そのため、地上側の供給装置では、走行中の車両の横方向の位置ずれ量を精度よく検知することが望まれる。しかしながら、車両の横方向の位置ずれ量を検知するために道路の横方向に複数のセンサを並べた場合には多くのセンサが必要になるため、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、センサの増加を抑制しつつ車両の横方向の位置ずれ量を推定することができる制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、道路を走行中の車両へ非接触で電力を伝送する供給装置を制御する制御装置であって、前記道路の車線方向に並んで配置され、前記道路上における前記車両の横方向の位置を検知する複数の位置センサから入力される信号に基づいて前記車両の横方向の位置の変化量を算出し、算出された前記変化量と、前記車両の車速情報とに基づいて前記車両の横方向の位置ずれ量を推定することを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、道路の横方向に複数の位置センサを並べなくても、車線方向に並んで配置された複数の位置センサにより検知された車両の横方向の位置と、車両の車速情報とを用いて、車両の横方向の位置ずれ量を推定することができる。これにより、センサの増加を抑制しつつ車両の横方向の位置ずれ量を推定することができる。
【0008】
また、前記複数の位置センサのうち、前記車両の進行方向で相対的に手前側に設置された位置センサから入力された信号と、前記車両の進行方向で相対的に奥側に設置された位置センサから入力された信号とに基づいて、前記車両の横方向の位置の変化量を算出し、算出された変化量を、前記車両の進行方向で相対的に奥側に配置された位置センサにより検知された前記車両の横方向の位置に加算することにより、将来の前記車両の横方向の位置ずれ量を推定してもよい。
【0009】
この構成によれば、道路の横方向に複数の位置センサを並べて配置しなくてもよくなるため、位置センサの増加を抑制することができる。
【0010】
また、前記車両の車速情報と、前記位置センサが検知した前記車両の横方向の位置と、前記道路に設置された一次コイルと前記車両に搭載された二次コイルとの磁気結合に関する結合係数とに基づいて、前記車両の横方向の位置ずれ量を推定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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