TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024059404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167065
出願日2022-10-18
発明の名称回転電機のロータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H02K 1/276 20220101AFI20240423BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】永久磁石の磁束をより有効に利用できる回転電機のロータを提供する。
【解決手段】回転電機のロータ10は、複数の磁石孔18が形成されたロータコア12と、前記磁石孔18に収容される永久磁石16と、前記磁石孔18に充填される樹脂材20と、前記ロータコア10の軸方向端面に配され、磁性材料からなる端板22と、を備え、前記端板22には、対応孔24と、バリア部26と、が形成されており、前記対応孔24は、軸方向視において前記磁石孔18とラップする一方で、前記磁石孔18の周縁および前記永久磁石16の周縁と軸方向にラップせず、前記バリア部26は、前記磁石孔18と軸方向にラップしない位置に設けられた孔または切り欠きであり、短絡磁束の磁路を狭める孔または切り欠きである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の磁石孔が形成されたロータコアと、
前記磁石孔に収容される永久磁石と、
前記永久磁石と前記磁石孔の内面との間の隙間に充填される樹脂材と、
前記ロータコアの軸方向端面に配され、磁性材料からなる端板と、
を備え、前記端板には、対応孔と、バリア部と、が形成されており、
前記対応孔は、軸方向視において前記磁石孔とラップする一方で、前記磁石孔の周縁および前記永久磁石の周縁と軸方向にラップせず、
前記バリア部は、前記磁石孔と軸方向にラップしない位置に設けられた孔または切り欠きであり、短絡磁束の磁路を狭める孔または切り欠きである、
ことを特徴とする回転電機のロータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、回転電機のロータを開示する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
IPM式の回転電機のロータは、通常、ロータコアと、当該ロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を含む。ロータコアには、永久磁石を埋め込むための磁石孔が形成されている。永久磁石は、磁石孔に収容され、永久磁石と磁石孔の内面との隙間には樹脂材が充填される。
【0003】
ここで、回転電機の駆動の過程で、樹脂材が割れると、樹脂材の破片が磁石孔の開口から周囲に飛散するおそれがある。そこで、従来から、樹脂材の飛散を防止する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ロータコアの軸方向端部に、端板を配し、この端板に、樹脂材の周縁と軸方向にラップしない対応孔を形成している。かかる構成とすることで、樹脂材の端部が割れて破片が生じたとしても、当該端部は端板で覆われるため、破片が外部に飛散することを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-073871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、端板は、通常、磁性材で構成される。また、特許文献1の技術の場合、端板に形成される対応孔は、磁石孔よりも小さい。そのため、特許文献1の端板の場合、磁路として機能する部分が、広く存在し、磁束の短絡が生じやすかった。結果として、特許文献1では、永久磁石の磁束を十分に利用できなかった。
【0006】
そこで、本明細書では、永久磁石の磁束をより有効に利用できる回転電機のロータを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示する回転電機のロータは、複数の磁石孔が形成されたロータコアと、前記磁石孔に収容される永久磁石と、前記永久磁石と前記磁石孔の内面との間の隙間に充填される樹脂材と、前記ロータコアの軸方向端面に配され、磁性材料からなる端板と、を備え、前記端板には、対応孔と、バリア部と、が形成されており、前記対応孔は、軸方向視において前記磁石孔とラップする一方で、前記磁石孔の周縁および前記永久磁石の周縁と軸方向にラップせず、前記バリア部は、前記磁石孔と軸方向にラップしない位置に設けられた孔または切り欠きであり、短絡磁束の磁路を狭める孔または切り欠きである、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本明細書で開示する回転電機のロータによれば、永久磁石の磁束をより有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ロータの軸方向視図である。
図1のA-A断面図である。
本例の端板と従来の端板とを比較する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して回転電機のロータ10の構成について説明する。図1は、ロータ10の一部拡大図である。また、図2は、図1のA-A断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
2軸モーター
26日前
個人
配線器具用取付枠
9日前
ニデック株式会社
モータ
15日前
個人
共振を用いた整流回路
1日前
株式会社ダイヘン
電源装置
15日前
個人
スイッチング電源回路
5日前
株式会社アイシン
ロータ
8日前
ニチコン株式会社
電源装置
7日前
個人
すだれ型の薄膜太陽光発電装置
7日前
ニデック株式会社
モータ
7日前
株式会社GSユアサ
無停電電源システム
2日前
中国電力株式会社
給電装置
7日前
日産自動車株式会社
ロータ
15日前
株式会社発明ラボックス
送受電システム
2日前
株式会社アイシン
ステータ
8日前
トヨタ自動車株式会社
故障検出回路
2日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
20日前
トヨタ自動車株式会社
故障検出回路
2日前
トヨタ自動車株式会社
剥離装置
1日前
株式会社ミツバ
駆動装置
1日前
株式会社ミツバ
駆動装置
1日前
株式会社ミツバ
回転電機
5日前
個人
非対称鏡像力駆動型の静電発電機
22日前
株式会社ミツバ
駆動装置
15日前
株式会社ミツバ
回転電機
21日前
富士電機株式会社
電力変換装置
22日前
株式会社ミツバ
回転電機
8日前
コーセル株式会社
スイッチング電源装置
8日前
ニデック株式会社
コイル挿入装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
自動充電ロボット
9日前
日立Astemo株式会社
駆動ユニット
5日前
株式会社アイシン
軸受の支持構造
5日前
トヨタ自動車株式会社
回転電機のロータ
6日前
富士電機株式会社
無停電電源装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
発電支援システム
1日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
7日前
続きを見る