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公開番号2024058858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166232
出願日2022-10-17
発明の名称電池パック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類H01M 50/204 20210101AFI20240422BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池パックの高電圧接続部に水が接触することを抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】電池パックは、底壁を有するトレイと、トレイ上に配置され、少なくとも1つの電池セルを有するセルモジュールと、セルモジュールの底面に設けられており、少なくとも1つの電池セルと電気的に接続された高電圧接続部と、高電圧接続部に接続された高電圧バスバーと、トレイの底壁とセルモジュールの底面との間に配置された吸水シートと、を備える。吸水シートには、高電圧接続部に対向する位置に、第1開口部が画定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
底壁を有するトレイと、
前記トレイ上に配置され、少なくとも１つの電池セルを有するセルモジュールと、
前記セルモジュールの底面に設けられており、前記少なくとも１つの電池セルと電気的に接続された高電圧接続部と、
前記高電圧接続部に接続された高電圧バスバーと、
前記トレイの前記底壁と前記セルモジュールの前記底面との間に配置された吸水シートと、
を備え、
前記吸水シートには、前記高電圧接続部に対向する位置に、第１開口部が画定されている、
電池パック。
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記第１開口部は、隙間を介して、前記高電圧接続部を取り囲んでいる、請求項１に記載の電池パック。
【請求項３】
前記トレイは、前記底壁から上方に突出する係合部材を備えており、
前記吸水シートには、前記係合部材に係合する第２開口部が画定されている、請求項１に記載の電池パック。
【請求項４】
前記トレイは、前記底壁から上方に突出するとともに、前記高電圧接続部の周囲の一縷に配置される位置決めリブを備え、
前記位置決めリブは、前記吸水シートの前記第１開口部に挿入されている、請求項１に記載の電池パック。
【請求項５】
前記吸水シートは、不織布である、請求項１から４のいずれか一項に記載の電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書が開示する技術は、電池パックに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、底壁を有するトレイと、トレイ上に配置され、少なくとも１つの電池セルを有するセルモジュールと、トレイの底壁とセルモジュールの底面との間に配置された吸水シートと、を備える電池パックが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－６５４１９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
電池パックにおいて、少なくとも１つの電池セルと電気的に接続された高電圧接続部が、セルモジュールの底面に設けられている場合がある。このような構成の電池パックにおいて、高電圧接続部に対向する位置にも吸水シートが配置されている状況、即ち、吸水シートが高電圧接続部に接触している状況を想定する。この場合、吸水シートに吸い取られた水が高電圧接続部に接触してしまう。
【０００５】
本明細書では、電池パックの高電圧接続部に水が接触することを抑制することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本技術の第１の態様では、電池パックは、底壁を有するトレイと、前記トレイ上に配置され、少なくとも１つの電池セルを有するセルモジュールと、前記セルモジュールの底面に設けられており、前記少なくとも１つの電池セルと電気的に接続された高電圧接続部と、前記高電圧接続部に接続された高電圧バスバーと、前記トレイの前記底壁と前記セルモジュールの前記底面との間に配置された吸水シートと、を備える。前記吸水シートには、前記高電圧接続部に対向する位置に、第１開口部が画定されている。なお、本明細書において、「高電圧」とは、直流６０Ｖを超える作動電圧、又は、交流３０Ｖ（実効値）を超える作動電圧を意味する。
【０００７】
上記の構成によると、高電圧接続部に対向する位置には、吸水シートが配置されていない。即ち、吸水シートが高電圧接続部に接触していない。このため、吸水シートに吸い取られた水が高電圧接続部に接触することを抑制することができる。
【０００８】
本技術の第２の態様では、上記第１の態様において、前記第１開口部は、隙間を介して、前記高電圧接続部を取り囲んでいてもよい。
【０００９】
上記の構成によると、第１開口部が、隙間を介さずに、高電圧接続部を取り囲んでいる構成と比較して、吸水シートに吸い取られた水が高電圧接続部に接触する可能性を低減することができる。
【００１０】
本技術の第３の態様では、上記第１の態様又は第２の態様において、前記トレイは、前記底壁から上方に突出する係合部材を備えてもよい。前記吸水シートには、前記係合部材に係合する第２開口部が画定されていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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