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公開番号2024066062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022175315
出願日2022-11-01
発明の名称電気コネクタ組立体
出願人ヒロセ電機株式会社
代理人個人
主分類H01R 13/639 20060101AFI20240508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】中継コネクタの上下方向寸法について設計変更があっても、中継コネクタの製造が煩雑になりにくく、製造コストの増大を抑制できる電気コネクタ組立体を提供する。
【解決手段】第一基板コネクタ2は、コネクタ幅方向での両端側に、コネクタ幅方向および上下方向の両方に対して直角なコネクタ長さ方向に延びる金具80を有しており、金具80は、上方へ向けて延びコネクタ幅方向に弾性変形可能な弾性片83を有しており、弾性片83は、コネクタ幅方向で外方へ向けて突出するロック部83Bを上端部に有しており、中継コネクタ1は、第一基板コネクタ2を下方から受入可能なハウジング20を有し、ハウジング20は、コネクタ幅方向での両端側でコネクタ長さ方向に延びる側壁22を有し、側壁22は、コネクタ長さ方向で弾性片83と対応する位置に、ロック部83Bに対して下方から係止可能な被ロック部22C-1を有している。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
2つの相手接続体と、前記2つの相手接続体を中継接続する電気的に中継接続する中継コネクタとを有する電気コネクタ組立体であって、
前記2つの相手接続体のうちの少なくとも一方は回路基板に実装される基板コネクタであり、
前記中継コネクタは、前記回路基板の面に対して直角な上下方向を前記相手接続体との接続方向とし、一方の相手接続体である前記基板コネクタが下方から接続されるとともに、他方の相手接続体が上方から接続される電気コネクタ組立体において、
前記基板コネクタは、コネクタ幅方向での両端側に、コネクタ幅方向および上下方向の両方に対して直角なコネクタ長さ方向に延びる金具を有しており、
前記金具は、上方へ向けて延びコネクタ幅方向に弾性変形可能な弾性片を有しており、
前記弾性片は、コネクタ幅方向で外方へ向けて突出するロック部を上端部に有しており、
前記中継コネクタは、前記基板コネクタを下方から受入可能なハウジングを有し、
前記ハウジングは、コネクタ幅方向での両端側で前記コネクタ長さ方向に延びる側壁を有し、
前記側壁は、コネクタ長さ方向で前記弾性片と対応する位置に、前記ロック部に対して下方から係止可能な被ロック部を有していることを特徴とする電気コネクタ組立体。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記金具は、コネクタ長さ方向での複数位置に前記弾性片を有していることとする請求項1に記載の電気コネクタ組立体。
【請求項3】
前記金具は、コネクタ幅方向を板厚方向とする板状部材で形成されていることとする請求項1または請求項2に記載の電気コネクタ組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの相手接続体と、前記2つの相手接続体を中継接続する電気的に中継接続する中継コネクタとを有する電気コネクタ組立体に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
かかる電気コネクタ組立体は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1では、回路基板に実装された一方の相手接続体としての第一相手コネクタと、他の回路基板に実装された他方の相手接続体としての第二相手コネクタとが、上下方向で互いに反対側から中継コネクタに嵌合接続されるようになっている。具体的には、中継コネクタには、第一相手コネクタが下方から嵌合接続され、第二相手コネクタが上方から嵌合接続される。
【0003】
中継コネクタは、回路基板に対して平行な一方向に配列された複数の中継接続ユニットを、コネクタ幅方向での両側に設けられた金属板製の連結部材で連結することで構成されている。連結部材は、複数の中継接続ユニットの配列方向を長手方向として延びており、該配列方向での複数位置に、下方向けて延びコネクタ幅方向で弾性変形可能なロック脚部を有している。該ロック脚部は、その下端部に設けられたロック部(ロック片)で第一相手コネクタに係止してロック可能となっている。また、連結部材は、第二相手コネクタとロックするための部分を有していない。つまり、中継コネクタは、第一相手コネクタにのみロック可能となっている。
【0004】
第一相手コネクタには、上記配列方向に配列された複数の相手接続ユニットを、コネクタ幅方向での両側に設けられた金属板製の連繋部材で連繋することで構成されている。連繋部材は、上記配列方向で上記ロック脚部と対応する位置に、孔状の被ロック部が形成されており、上記ロック部と係止してロック可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-131940号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
電気コネクタ組立体が設けられる環境に応じて、2つの相手接続体同士の距離(上下方向での距離)の設定が変更されることがある。このとき、2つの相手接続体(特許文献1では、第一相手コネクタおよび第二相手コネクタ)をそのまま使用しつつ、上記距離に対応した上下方向寸法の中継コネクタを新たに用意することにより、設定の変更に対処することとなる。特許文献1において、このような新たな中継コネクタを用意する際には、中継接続ユニットのみならず、連結部材も、第一相手コネクタとのロック機能を有している関係上、上下方向寸法が変更されたものを新たに用意する必要が生じる。このように、連結部材も新たに製造する必要があることから、中継電気コネクタの製造が煩雑となり、また、製造コストが嵩んでしまう。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑み、中継コネクタの上下方向寸法について設計変更があっても、中継コネクタの製造が煩雑になりにくく、製造コストの増大を抑制できる電気コネクタ組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明に係る電気コネクタ組立体は、2つの相手接続体と、前記2つの相手接続体を中継接続する電気的に中継接続する中継コネクタとを有する電気コネクタ組立体であって、前記2つの相手接続体のうちの少なくとも一方は回路基板に実装される基板コネクタであり、前記中継コネクタは、前記回路基板の面に対して直角な上下方向を前記相手接続体との接続方向とし、一方の相手接続体である前記基板コネクタが下方から接続されるとともに、他方の相手接続体が上方から接続される。
【0009】
かかる電気コネクタ組立体において、本発明では、前記基板コネクタは、コネクタ幅方向での両端側に、コネクタ幅方向および上下方向の両方に対して直角なコネクタ長さ方向に延びる金具を有しており、前記金具は、上方へ向けて延びコネクタ幅方向に弾性変形可能な弾性片を有しており、前記弾性片は、コネクタ幅方向で外方へ向けて突出するロック部を上端部に有しており、前記中継コネクタは、前記基板コネクタを下方から受入可能なハウジングを有し、前記ハウジングは、コネクタ幅方向での両端側で前記コネクタ長さ方向に延びる側壁を有し、前記側壁は、コネクタ長さ方向で前記弾性片と対応する位置に、前記ロック部に対して下方から係止可能な被ロック部を有していることを特徴としている。
【0010】
本発明では、基板コネクタに設けられる金具にロック部が形成されており、該ロック部が、中継コネクタのハウジングに形成された被ロック部に係止することでロック可能となっている。もし上下方向での相手接続体同士の距離の設定が変更された場合には、基板コネクタ(一方の相手接続体)および他方の相手接続体はそのまま使用され、変更後の上記距離に対応した上下方向寸法の中継コネクタを新たに用意することとなる。本発明では、中継コネクタにおいて、被ロック部が形成されているのはハウジングである。したがって、仮に中継コネクタに金具が設けられている場合であっても、その金具は、ロックの機能を有していないので、上記距離の設定の変更に応じて形状を変える必要がなく、そのまま使用することができる。つまり、中継コネクタにおいて、少なくとも金具については、形状を変更したものを新たに製造する必要がなくなるので、その分、中継コネクタの製造が煩雑になりにくく、また、製造コストの増大を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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