TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024058372
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165685
出願日2022-10-14
発明の名称プログラム、画像処理方法、及び画像処理装置
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/194 20170101AFI20240418BHJP(計算;計数)
要約【課題】グリーンバック等を用いることなく、撮影画像から背景領域を精度良く除去することが可能なプログラム等を提供する。
【解決手段】コンピュータは撮影画像を取得する。コンピュータは、撮影画像を入力した場合に、前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を出力するように学習された第1学習モデルに、取得した撮影画像を入力して、入力した撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を取得する。そして、コンピュータは、撮影画像及び前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を入力した場合に、前記背景除去画像における背景領域が補正された補正後の背景除去画像を出力するように学習された第2学習モデルに、取得した撮影画像及び背景除去画像を入力して、入力した背景除去画像における背景領域が補正された補正後の背景除去画像を取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮影画像を取得し、
撮影画像を入力した場合に、前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を出力するように学習された第1学習モデルに、取得した前記撮影画像を入力して、入力した前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を取得し、
撮影画像及び前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を入力した場合に、前記背景除去画像における背景領域が補正された補正後の背景除去画像を出力するように学習された第2学習モデルに、取得した前記撮影画像及び前記背景除去画像を入力して、入力した前記背景除去画像における背景領域が補正された補正後の背景除去画像を取得する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記背景除去画像における背景領域又は前景領域に対する修正指示を受け付け、
背景除去画像と、前記背景除去画像における背景領域又は前景領域に対する修正指示とを入力した場合に、前記背景領域又は前景領域が修正された修正後の背景除去画像を出力するように学習された第3学習モデルに、取得した前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像と、前記背景除去画像に対して受け付けた修正指示とを入力して、入力した前記背景除去画像における背景領域又は前景領域が修正された修正後の背景除去画像を取得する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記撮影画像に含まれる被写体の少なくとも1つを選択し、
前記撮影画像から、選択した被写体を含む被写体領域を抽出し、
抽出した被写体領域を前記第1学習モデルに入力して、前記被写体領域から背景領域が除去された背景除去画像を取得する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記撮影画像中の被写体を検知し、
検知した被写体に基づいて、選択すべき被写体を特定する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記撮影画像に含まれる被写体の少なくとも1つを選択し、
前記補正後の背景除去画像から、選択した被写体の撮影領域を抽出する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第1学習モデルは、撮影画像を入力した場合に、前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像と、前記背景除去画像中の各物体の領域を示す情報とを出力するように学習されており、
前記第1学習モデルに、取得した前記撮影画像を入力して、入力した前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像と、前記背景除去画像中の各被写体の領域を示す情報とを取得する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項7】
取得した前記背景除去画像中の各被写体の領域を示す情報に基づいて、前記被写体の少なくとも1つを選択し、
前記背景除去画像から、選択した被写体の撮影領域を抽出する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記撮影画像及び前記補正後の背景除去画像に基づいて、前記撮影画像中の被写体の撮影領域を抽出する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項9】
複数の合成用画像のいずれかを選択し、
選択した合成用画像に、前記撮影画像から抽出した前記被写体の撮影領域を合成する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記撮影画像を複数取得し、
複数の前記撮影画像のそれぞれを前記第1学習モデルに入力して、前記撮影画像のそれぞれから背景領域が除去された背景除去画像を取得し、
複数の前記背景除去画像を前記第2学習モデルに入力して、前記背景除去画像のそれぞれにおける背景領域が補正された補正後の背景除去画像を取得し、
前記複数の撮影画像のそれぞれについて、前記撮影画像及び前記補正後の背景除去画像に基づいて、前記撮影画像中の被写体の撮影領域を抽出し、
前記複数の撮影画像からそれぞれ抽出された前記被写体の撮影領域を動画として合成用画像に合成する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項9に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、プログラム、画像処理方法、及び画像処理装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
カメラで撮影した画像から前景となる領域を抽出して他の画像に合成する画像合成が行われている。画像から背景領域を除去する技術として、例えば特許文献1では、グリーンバックを背景にして被写体を撮影することにより、撮影画像から被写体の撮影領域を抽出するクロマキー処理が開示されている。また、事前に取得した画像と、新たに取得した画像との差分を算出することにより、事前に取得した画像には存在しない被写体を抽出する背景差分法による背景除去処理も行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-127165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クロマキー処理による背景除去を行う場合、グリーンバックを設置する必要があるので、グリーンバックを設置できない場所ではクロマキー処理による背景除去は行えない。また、クロマキー処理による背景除去では、前景となる被写体がグリーンバックと同じ色である場合に、同じ色の領域が背景として除去されるという問題がある。背景差分法による背景除去でも、背景と同じ色の領域は前景領域であっても背景として除去される。また、背景差分法による背景除去では、明度(輝度)が異なる領域についても差分領域として抽出されるので、明るさ等の撮影条件が異なる場合、正確に前景領域を抽出することは難しい。更に、背景差分法による背景除去では、背景画像を事前に撮影する必要があり、撮影位置が変更される都度、背景画像を準備する必要があるという問題がある。
【0005】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、グリーンバック等を用いることなく、撮影画像から背景領域を精度良く除去することが可能なプログラム等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るプログラムは、撮影画像を取得し、撮影画像を入力した場合に、前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を出力するように学習された第1学習モデルに、取得した前記撮影画像を入力して、入力した前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を取得し、撮影画像及び前記撮影画像から背景領域が除去された背景除去画像を入力した場合に、前記背景除去画像における背景領域が補正された補正後の背景除去画像を出力するように学習された第2学習モデルに、取得した前記撮影画像及び前記背景除去画像を入力して、入力した前記背景除去画像における背景領域が補正された補正後の背景除去画像を取得する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様では、グリーンバック等を用いることなく、撮影画像から背景領域を精度良く除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
学習モデルの構成例を示す説明図である。
合成画像の提供処理手順の一例を示すフローチャートである。
背景除去処理の説明図である。
画面例を示す説明図である。
画面例を示す説明図である。
画面例を示す説明図である。
第3学習モデルの構成例を示す説明図である。
実施形態2の合成画像の提供処理手順の一例を示すフローチャートである。
画面例を示す説明図である。
実施形態3の合成画像の提供処理手順の一例を示すフローチャートである。
画面例を示す説明図である。
実施形態3の背景除去処理の説明図である。
実施形態4の合成画像の提供処理手順の一例を示すフローチャートである。
画面例を示す説明図である。
実施形態4の合成画像の提供処理手順の他の例を示すフローチャートである。
第4学習モデルの構成例を示す説明図である。
実施形態5の合成画像の提供処理手順の一例を示すフローチャートである。
画面例を示す説明図である。
実施形態6の合成画像の提供処理手順の一例を示すフローチャートである。
画面例を示す説明図である。
画像処理システムの構成例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示のプログラム、画像処理方法、及び画像処理装置について、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0010】
(実施形態1)
図1は画像処理装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態では、カメラを用いて撮影した撮影画像から被写体の撮影領域を抽出し、抽出した被写体の撮影領域を他の画像に合成する画像処理装置について説明する。画像処理装置10は、種々の情報処理及び情報の送受信が可能な情報処理装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ等である。画像処理装置10は、制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、読み取り部16等を有し、これらの各部はバスを介して接続されている。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又はAIチップ(AI用半導体)等の1又は複数のプロセッサを含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラム12Pを適宜実行することにより、画像処理装置10が行うべき情報処理及び制御処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
乗降調査装置
18日前
個人
管理装置
2日前
個人
自動販売機
25日前
個人
リユース統合システム
1か月前
個人
コメント配信システム
1か月前
日本精機株式会社
投影装置
18日前
日本精機株式会社
投影システム
19日前
個人
広告提供方法
1か月前
個人
情報処理装置及びプログラム
1か月前
小林クリエイト株式会社
RFタグ
25日前
個人
チラシ掲載位置表示システム
1か月前
個人
モノづくり知識情報システム
1か月前
株式会社SUBARU
車両
26日前
17LIVE株式会社
サーバ
18日前
株式会社協同印刷
防災・災害マウス
1か月前
株式会社ゼロボード
価格決定システム
17日前
太陽誘電株式会社
触覚生成装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
2日前
株式会社カネカ
異常推定システム
1か月前
株式会社イトーキ
分析装置
29日前
株式会社アジラ
姿勢推定システム
16日前
株式会社フォーバル
仕訳システム
1か月前
株式会社NGA
画像投稿システム
2日前
中国電力株式会社
ゲームシステム
1か月前
日本電気株式会社
勤務管理装置
24日前
日本信号株式会社
自転車貸出システム
19日前
株式会社小野測器
移動量計測システム
9日前
小林クリエイト株式会社
あて先表示システム
25日前
個人
言語翻訳システム及びプログラム
9日前
個人
ブロックチェーンと既存網との接続方法
1か月前
個人
集配システムと保管システム
19日前
株式会社日立製作所
演算装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
燃料購入システム
16日前
原田産業株式会社
衣服の注文方法
1か月前
個人
防災訓練オフ会
26日前
トヨタ自動車株式会社
燃料購入システム
16日前
続きを見る