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公開番号2024058364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165673
出願日2022-10-14
発明の名称水種菓子加工品包装体及びこの包装体から仕切り部材を取り出す仕切り部材の取り出し方法
出願人株式会社たねや
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 85/72 20060101AFI20240418BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】立体状の寒天や、立体状の葛、水羊羹、ゼリー、ナタデココ等の水種菓子を、生の風味、食感を味わいながら食することができる水種菓子加工品包装体及びこの包装体から仕切り部材を簡単に取り出すことができる仕切り部材の取り出し方法を提供する。
【解決手段】 本発明の水種菓子加工品包装体Aは、容器10内に収容される水種菓子加工品a,a…を立体状に分離する仕切り部材20を備え、該仕切り部材20は、各仕切り壁21,22により水種菓子加工品が立体状に多数区画される各区画部23、23を有し、剥離可能なフィルム状の蓋材30を前記容器10のフランジ部11上面と仕切り部材20の中央部の上面に接着又は溶着することにより容器10の開口部13を密封してなることを特徴とする。この包装体Aから仕切り部材20を取り出す方法が前記フィルム状の蓋材30を剥離して引き離す際にフィルム状の蓋材30と接着又は溶着により一体となった仕切り部材20も同時に包装体Aから取り出されることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水種菓子加工品が充填される外周にフランジ部を有する上面開口の容器と、該容器内に収容される水種菓子加工品を立体状に分離する仕切り部材とを少なくとも備え、前記仕切り部材は、幅方向及び長手方向にそれぞれ所定間隔毎の複数の仕切り壁を有し、該各仕切り壁により水種菓子加工品が立体状に多数区画される各区画部を有すると共に、仕切り部材の中央部上面には、仕切り取手部を一体に有し、剥離可能なフィルム状の蓋材を前記容器のフランジ部上面と前記仕切り部材の中央部の上面に接着又は溶着することにより容器の開口部を密封してなることを特徴とする水種菓子加工品包装体。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
水種菓子加工品が充填される外周にフランジ部を有する上面開口の容器と、該容器内に収容される水種菓子加工品を立体状に分離する仕切り部材とを少なくとも備え、前記仕切り部材は、幅方向及び長手方向にそれぞれ所定間隔毎の複数の仕切り壁を有し、該各仕切り壁により水種菓子加工品が立体状に多数区画される各区画部を有すると共に、仕切り部材の中央部上面には、仕切り取手部を一体に有し、剥離可能なフィルム状の蓋材を前記容器のフランジ部上面と前記仕切り部材の中央部の上面に接着又は溶着することにより容器の開口部を密封してなる水種菓子加工品包装体であって、該包装体から仕切り部材を取り出す方法が前記フィルム状の蓋材を剥離して引き離す際にフィルム状の蓋材と接着又は溶着により一体となった仕切り部材も同時に包装体から取り出されることを特徴とする水種菓子加工品包装体からの仕切り部材を取り出す仕切り部材の取り出し方法。
【請求項3】
前記フィルム状の蓋材を剥離して引き離す際にフィルム状の蓋材と接着又は溶着により一体となった仕切り部材が前記フィルム状の蓋材から剥離した場合には、前記仕切り部材の中央部上面に設けた仕切り取手部を指で持って仕切り部材を包装体から取り出すことを特徴とする請求項2記載の水種菓子加工品包装体からの仕切り部材を取り出す仕切り部材の取り出し方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、みつ豆、あんみつ等の水種菓子に用いられるサイコロ状、直方体状等の立体状の寒天や、立体状の葛、水羊羹、ゼリー、ナタデココ等の水種菓子を、一般家庭などにおいて、生の水種菓子の風味、食感を味わいながら食することが所望の時にできる水種菓子加工品包装体及びこの包装体から仕切り部材を取り出す仕切り部材の取り出し方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、みつ豆やあんみつを手軽に家庭で食することができる包装体として、サイコロ状などに可食加工された寒天を樹脂製の袋体に封入し、食するときにサイコロ状の寒天等を、袋体や缶詰などから取り出し、食器などに移して、蜜等をかけて食するようにしたものが知られている。
【0003】
しかしながら、これらのサイコロ状の寒天等は、ゲル化した寒天をサイコロ状にしてから、水や水溶性の保存液に収容された状態となる袋体、缶詰等で貯蔵、運搬されるものであり、開封の際に生のサイコロ状の寒天を食することができないものであり、風味、食感等が満足のいくものでない点に改善の余地があるものである。
【0004】
一方、容器の開口に、該開口を複数の取り出し口に分ける仕切り部材が設けられていることを特徴とする一口ゼリー用容器(例えば、特許文献1参照)や、可撓性の材料で成形されたカップ状の容器と、該容器の内部に収容される充填食品を分離して収容するための分離部材と、密封用蓋部材とを備えた分割取り出し容器(例えば、特許文献2参照)などが知られており、食するときに保形性を有する形状となるものである。
しかしながら、これらは、一口で食べる容器であり、多数のサイコロ状等の立体状の寒天等の水種菓子を、一般家庭などにおいて、生の水種菓子の風味、食感を味わいながら食することができない点に課題があるものである。しかも、皿などの器に取り出す際にも皿に容易に移すことができないなどの課題があるのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-86991号公報 (特許請求の範囲、図1等)
実用新案登録第3037578号公報 (実用新案登録請求の範囲、図1等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来の課題及び現状に鑑み、これを解消しようとするものであり、みつ豆、あんみつ等に用いるサイコロ状等の立体状の寒天等の水種菓子を、一般家庭などにおいて、生の水種菓子の風味、食感を味わいながら食することができる水種菓子加工品包装体を提供することを目的とし、更に、保形性を有しながら、取り出す楽しみと、生の水種菓子の風味、食感を味わいながら食することができる水種菓子加工品包装体の提供、並びに、水種菓子加工品包装体から仕切り部材を簡単に取り出すできる仕切り部材の取り出し方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記従来の課題等について、鋭意検討した結果、水種菓子加工品が充填される外周にフランジ部を有する上面開口の容器と、該容器内に収容される水種菓子加工品を立体状に分離する仕切り部材とを少なくとも備え、前記仕切り部材を特定構造とすると共に、剥離可能なフィルム状の蓋材と仕切り部材とを特定の構造などとすることにより、上記目的の水種菓子加工品包装体及び水種菓子加工品包装体から仕切り部材を簡単に取り出すできる仕切り部材の取り出し方法を得ることに成功し、本発明を完成するに至ったのである。
【0008】
すなわち、本発明の水種菓子加工品包装体は、水種菓子加工品が充填される外周にフランジ部を有する上面開口の容器と、該容器内に収容される水種菓子加工品を立体状に分離する仕切り部材とを少なくとも備え、前記仕切り部材は、幅方向及び長手方向にそれぞれ所定間隔毎の複数の仕切り壁を有し、該各仕切り壁により水種菓子加工品が立体状に多数区画される各区画部を有すると共に、仕切り部材の中央部上面には、仕切り取手部を一体に有し、剥離可能なフィルム状の蓋材を上記容器のフランジ部上面と前記仕切り部材の中央部の上面に接着又は溶着することにより容器の開口部を密封してなることを特徴とする。
また、本発明の水種菓子加工品包装体から仕切り部材を簡単に取り出すことができる仕切り部材の取り出し方法は、上記構成の水種菓子加工品包装体からフィルム状の蓋材を剥離して引き離す際にフィルム状の蓋材と接着又は溶着により一体となった仕切り部材も同時に包装体から取り出されることを特徴とする。
上記フィルム状の蓋材を剥離して引き離す際にフィルム状の蓋材と接着又は溶着により一体となった仕切り部材が上記フィルム状の蓋材から剥離した場合には、上記仕切り部材の中央部上面に設けた取手部を指で持って仕切り部材を包装体から取り出すことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、水種菓子加工品を立体状に分離する仕切り部材を有する水種菓子加工品包装体において、フィルム状の蓋材を皺等なく容器に密着包装できると共に、フィルム状の蓋材を容器から剥離するだけで、仕切り部材も一緒に簡単に取り出すことができ、一般家庭などにおいて、作りたての生の見栄えがよく綺麗な形状となる六面体状など立体状の水種菓子の風味、食感を味わいながら食することが所望の時に、簡単にできる水種菓子加工品包装体、この水種菓子加工品包装体から仕切り部材を簡単に取り出すできる仕切り部材の取り出し方法が提供される。
また、水種菓子加工品包装体から仕切り部材をフィルム状の蓋材を剥離して引き離す際に、フィルム状の蓋材と接着又は溶着により一体となった仕切り部材がフィルム状の蓋材から剥離した場合(仕切り部材とフィルム状の蓋材との一体が剥がれた場合)には、上記仕切り部材の中央部上面に設けた取手部を指で持って仕切り部材を包装体から取り出すことが好ましい。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるものである。上述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態の一例を示す水種菓子加工品包装体の分解斜視図である。
(a)及び(b)は、図1の水種菓子加工品包装体に用いる仕切り部材の平面図と正面図である。
(a)及び(b)は図1の水種菓子加工品包装体から仕切り部材を取り出す取り出し方法を説明する説明図であり、(a)は水種菓子加工品包装体からフィルム状の蓋材を剥離する状態の一例を示す斜視図であり、(b)は水種菓子加工品包装体からフィルム状の蓋材を剥離して引き離す際にフィルム状の蓋材と接着又は溶着により一体となった仕切り部材も同時に包装体から取り出される状態の一例を示す斜視図である。
図1の水種菓子加工品包装体に用いる仕切り部材の仕切り取手部の使用状態の一例を示す斜視図である。
図1及び図3の水種菓子加工品包装体から仕切り部材を取り出す実施形態の他の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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