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公開番号2024057997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165062
出願日2022-10-13
発明の名称光学材料用組成物、硬化体、光学物品、レンズ、及び眼鏡
出願人株式会社トクヤマ
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 18/66 20060101AFI20240418BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明の目的は、機能性色素の優れた性能を実現可能な光学材料用組成物、硬化体、光学物品、レンズ及び眼鏡を提供することにある。
【解決手段】実施形態によると、光学材料用組成物が提供される。光学材料用組成物は、式(I)に表される光学材料用化合物と、ラジカル重合性基を有する化合物、重付加反応性基を有する化合物、及び前記重付加反応性基と反応する反応性基を有する化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物とを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(I)に表される光学材料用化合物と、
ラジカル重合性基を有する化合物、重付加反応性基を有する化合物、及び前記重付加反応性基と反応する反応性基を有する化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と
を含む光学材料用組成物:
TIFF
2024057997000055.tif
17
134
上記式(I)において、
p及びqは、それぞれ独立に、1以上43以下であり、
p+qは、2以上44以下であり、


、及びX

は、それぞれ独立に、水素、メルカプトエチル基、3-メルカプトプロパノイル基、アリル基、アクリロイル基、又は、メタクリロイル基であり、


は、下記式(Ia)、又は、(Ib)で表される2価の基であり、


及びR

は、メチレン基、又は、エチレン基であり、
TIFF
2024057997000056.tif
13
134
上記式(Ia)において、

11
は、炭素数2以上10以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基であり、

12
及びR
13
は、R
11
と異なる構造を有する、炭素数3以上10以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基であり、
aは、1以上27以下であり、
m及びnは、それぞれ独立に、1以上32以下であり、
m+nは、2以上32以下であり、
TIFF
2024057997000057.tif
25
134
上記式(Ib)において、

14
は、炭素数3以上10以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基であり、

15
は、R
14
と異なる構造を有する、炭素数3以上10以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基であり、
bは、1以上25以下であり、
cは、1以上31以下である。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記光学材料用化合物の日本産業規格 K 1557-1:2007による水酸基価若しくは核磁気共鳴(NMR)法から算出される数平均分子量が、500以上2000以下である請求項1に記載の光学材料用組成物。
【請求項3】
前記光学材料用化合物の数平均分子量に対して、R

O鎖のNMR法による数平均分子量及びR

O鎖のNMR法による数平均分子量の合計が占める割合は、4%以上97%以下である請求項1に記載の光学材料用組成物。
【請求項4】
前記光学材料用化合物の数平均分子量に対して、R

基のNMR法による数平均分子量が占める割合は、3%以上96%以下である請求項1に記載の光学材料用組成物。
光学材料用組成物。
【請求項5】
前記ラジカル重合性基は、アクリロイル基、メタクリロイル基、及びアリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を含む請求項1に記載の光学材料用組成物。
【請求項6】
前記重付加反応性基は、イソシアネート基、イソチオシアネート基、及びエポキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を含む請求項1に記載の光学材料用組成物。
【請求項7】
前記反応性基は、水酸基、アミノ基、メルカプト基、及びカルボキシル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を含む請求項1に記載の光学材料用組成物。
【請求項8】
前記光学材料用化合物が占める割合は、5質量%以上60質量%以下である請求項1に記載の光学材料用組成物。
【請求項9】
機能性色素を更に含む請求項1に記載の光学材料用組成物。
【請求項10】
フォトクロミック化合物を更に含む請求項1に記載の光学材料用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学材料用組成物、硬化体、光学物品、レンズ、及び眼鏡に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
フォトクロミック化合物は、太陽光のような紫外線を含む光の照射により、吸収スペクトルの異なる2以上の異性体を可逆的に取り得る化合物である。例えば、無色の消色状態のフォトクロミック化合物に紫外線を照射すると、速やかに色が変わり、有色の発色状態へと異性化する。このような性質を有するフォトクロミック化合物は、例えば、屋外では暗色を示し、屋内では透明である調光サングラスのレンズ用材料として使用されている。
調光サングラスは、例えば、フォトクロミック化合物を含む重合性組成物を硬化させて得られるプラスチックレンズを用いる。調光レンズにおけるフォトクロミック化合物の反応性や耐久性等の性能を向上させるために、重合性組成物に種々の高分子化合物を添加することが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/241596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、機能性色素の優れた性能を実現可能な光学材料用組成物、硬化体、光学物品、レンズ及び眼鏡を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によると、光学材料用組成物が提供される。光学材料用組成物は、式(I)に表される光学材料用化合物と、ラジカル重合性基を有する化合物、重付加反応性基を有する化合物、及び前記重付加反応性基と反応する反応性基を有する化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物とを含む。
TIFF
2024057997000001.tif
17
134
式(I)において、p及びqは、それぞれ独立に、1以上43以下である。p+qは、2以上44以下である。X

及びX

は、それぞれ独立に、水素、メルカプトエチル基、3-メルカプトプロパノイル基、アリル基、アクリロイル基、又は、メタクリロイル基である。R

は、下記式(Ia)、又は、(Ib)で表される2価の基である。R

及びR

は、メチレン基、又は、エチレン基である。
TIFF
2024057997000002.tif
13
134
式(Ia)において、R
11
は、炭素数2以上10以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基である。R
12
及びR
13
は、R
11
と異なる構造を有する基である。R
12
及びR
13
は、炭素数3以上10以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基である。aは、1以上27以下である。m及びnは、それぞれ独立に、1以上32以下である。m+nは、2以上32以下である。
TIFF
2024057997000003.tif
25
134
式(Ib)において、R
14
は、炭素数3以上10以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基である。R
15
は、R
14
と異なる構造を有する基である。R
15
は、炭素数3以上10以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基である。bは、1以上25以下である。cは、1以上31以下である。
【0006】
実施形態によると、硬化体が提供される。硬化体は、実施形態に係る光学材料用組成物の硬化体である。
【0007】
実施形態によると、光学物品が提供される。光学物品は、実施形態に係る硬化体を含む。
【0008】
実施形態によると、レンズが提供される。レンズは、実施形態に係る光学物品を含む。
【0009】
実施形態によると、眼鏡が提供される。眼鏡は、実施形態に係るレンズを含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、機能性色素の優れた性能を実現可能な光学材料用組成物、硬化体、光学物品、レンズ及び眼鏡が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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