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公開番号2024057722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164570
出願日2022-10-13
発明の名称発毛又は育毛を目的として摂取される組成物及びその製造方法
出願人味の素株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A23L 33/105 20160101AFI20240418BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓に由来し、発毛剤や育毛剤として有用な組成物及び当該組成物の製造方法の提供。
【解決手段】焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とし、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物、前記エタノール含有溶媒が、エタノール又はエタノールと水の混合溶媒である、前記記載の組成物、及び、焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓から、エタノール含有溶媒により抽出した抽出物を調製し、前記抽出物を有効成分として、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物を調製する、発毛又は育毛のための組成物の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とし、発毛又は育毛を目的として摂取される、組成物。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記エタノール含有溶媒が、エタノール又はエタノールと水の混合溶媒である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
経口摂取用組成物である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
経皮摂取用組成物である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
さらに、抗炎症作用も有する、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
さらに、メラニン産生増強作用も有する、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項7】
焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とする、毛乳頭細胞の活性化剤。
【請求項8】
焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とする、メラニン産生の増強剤。
【請求項9】
焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とする、抗炎症剤。
【請求項10】
焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓から、エタノール含有溶媒により抽出した抽出物を調製し、
前記抽出物を有効成分として、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物を調製する、発毛又は育毛のための組成物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓に由来し、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物、及び当該組成物を製造する方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
頭髪は、加齢やストレス等により薄毛となりやすく、豊かな頭髪は、健康や美、若さの象徴とされている。このため、発毛剤や育毛剤の需要は高く、より効果的な発毛剤等の開発が求められている。特に、発毛剤等の多くは、継続的に使用することでその効果を発揮させるものであるため、安価で手軽に使用でき、しかも安全な育毛・発毛剤の有効成分を得ることが求められている。
【0003】
発毛剤としては、例えば、ミノキシジル(CAS Mo.: 38304-91-5)が知られている。しかし、ミノキシジルはもともと血管拡張薬として開発された成分であり、長期服用における安全性に懸念がある。より安全に摂取可能な育毛・発毛剤の有効成分として、各種の植物抽出物が期待されている。例えば、特許文献1には、チョウセンゴミシ果実抽出液、カモミラ抽出液、オウレン抽出液、米アルコール発酵液、親水性乳酸菌発酵米、メリロート抽出液、ブクリョウ抽出液、プランクトン抽出液、アマモ抽出液、ドクダミ抽出液、ローヤルゼリー抽出液、オトギリソウ抽出液、シソ抽出液、ハトムギ種子サッカロミセス発酵液、ヘチマ抽出液、シモツケソウ抽出液、アーティチョーク葉抽出液、及び、クワ抽出液から選ばれる1種又は2種以上の物質を有効成分とする育毛・発毛剤が開示されている。また、特許文献2には、シーバックソーンの果実の極性溶媒抽出エキスを有効成分とする毛乳頭細胞増殖促進剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-140953号公報
特許第6922064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓に由来し、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物、及び当該組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物に、毛乳頭細胞の活性化作用を有する成分が含まれており、当該抽出物は、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物野有効成分となり得ることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
[1] 焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とし、発毛又は育毛を目的として摂取される、組成物。
[2] 前記エタノール含有溶媒が、エタノール又はエタノールと水の混合溶媒である、前記[1]の組成物。
[3] 経口摂取用組成物である、前記[1]又は[2]の組成物。
[4] 経皮摂取用組成物である、前記[1]又は[2]の組成物。
[5] さらに、抗炎症作用も有する、前記[1]~[4]のいずれかの組成物。
[6] さらに、メラニン産生増強採用も有する、前記[1]~[5]のいずれかの組成物。
[7] 焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とする、毛乳頭細胞の活性化剤。
[8] 焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とする、メラニン産生の増強剤。
[9] 焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とする、抗炎症剤。
[10] 焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓から、エタノール含有溶媒により抽出した抽出物を調製し、
前記抽出物を有効成分として、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物を調製する、発毛又は育毛のための組成物の製造方法。
[11] 前記エタノール含有溶媒が、エタノール又はエタノールと水の混合溶媒である、前記[10]の組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る組成物は、焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とする。当該抽出物には、毛乳頭細胞の活性化作用を有する物質が含まれており、よって本発明に係る組成物は、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物として有用である。特に、当該抽出物は焙煎コーヒー豆由来であることから、比較的安全に摂取可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1において、サンプル抽出液A(A)及びミノキシジル(B)で処理したHFDPC細胞のATP測定試験の結果を示した図である。
実施例1において、サンプル抽出液A又はα-MSHで処理したマウスメラノーマ細胞(B16F10細胞)のメラニン産生量の測定結果を示した図である。
実施例1において、サンプル抽出液A又はDEXで処理したマウスマクロファージ様RAW264細胞のLPS刺激によるNO産生量の測定結果を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明及び本願明細書において、コーヒー抽出滓とは、焙煎コーヒー豆を熱水抽出した残渣を意味する。言い換えると、焙煎コーヒー豆から水溶性固形分の少なくとも一部が除去された残りである。コーヒー抽出滓には、焙煎コーヒー豆の水溶性固形分が含まれていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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