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公開番号2024057320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163969
出願日2022-10-12
発明の名称弁装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類F02M 26/68 20160101AFI20240417BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】ハウジング端面と別の管部材とを締結してもゴムシールの面圧を均一化し、ハウジングと別の管部材との間でゴムシールによるシール性を向上させること。
【解決手段】弁装置1は、流路5を含むハウジング6と、流路5に設けられた弁座13と、弁座13に着座可能な弁体14と、弁体14が設けられた弁軸15と、弁軸15を往復動するアクチュエータ16とを備える。ハウジング6には、EGRパイプ10がフランジ10a,4dを介して締結されるハウジング端面4eが設けられる。ハウジング端面4eには、流路5の開口7の直前にて、流路5の内径を開口7の内径よりも縮小させる環状の段面8が設けられ、段面8を境に流路5が開口7に近い大径部5aと開口7から遠い小径部5bとに分かれる。ハウジング端面4eにEGRパイプ10が締結された状態で、大径部5aには、段面8とEGRパイプ10との間にて段面8とEGRパイプ10に接するリップシール18が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体の流路を含むハウジングと、
前記流路に設けられた弁座と、
前記弁座に着座可能に設けられた弁体と、
前記弁体が一端部に設けられた弁軸と、
前記弁軸を軸方向に往復動するためのアクチュエータと
を備えた弁装置において、
前記ハウジングには、別の管部材がフランジを介して締結されるハウジング端面が設けられ、
前記ハウジング端面には、前記流路の開口が配置され、前記開口の直前の前記流路には、前記流路の内径を前記開口の内径よりも縮小させる環状の段面が設けられ、前記段面を境に前記流路が前記開口に近い大径部と前記開口から遠い小径部とに分かれ、
前記ハウジング端面に、前記管部材が前記フランジを介して締結された状態で、前記大径部には、前記段面と前記管部材との間にて前記段面と前記管部材に接するゴムシールが設けられる
ことを特徴とする弁装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載の弁装置において、
前記ハウジングは、前記アクチュエータに固定された内ハウジングと、前記内ハウジングが組み付けられる組み付け孔を含む外ハウジングとから構成され、前記内ハウジングが前記外ハウジングの前記組み付け孔に組み付けられた状態で前記流路が構成され、
前記ハウジングの前記開口は前記外ハウジングに設けられ、前記段面は前記内ハウジングの端面により構成され、前記大径部は、前記外ハウジングの内面と前記段面とから構成される
ことを特徴とする弁装置。
【請求項3】
請求項2に記載の弁装置において、
前記ゴムシールは、その外周に径方向外側に向いた凸条を含む
ことを特徴とする弁装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の弁装置において、
前記ゴムシールは、その軸方向において前記段面に当接する第1端部と前記管部材に当接する第2端部とを含み、
前記ハウジング端面から前記管部材が取り外され、前記大径部に前記ゴムシールが配置された状態で、前記ゴムシールの前記第2端部が前記ハウジング端面より前記大径部の内側に位置するように構成され、
前記管部材には、前記ハウジング端面に前記管部材が締結された状態で、前記大径部に嵌入して前記ゴムシールの前記第2端部に当接する凸部が設けられる
ことを特徴とする弁装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれかに記載の弁装置において、
前記ゴムシールは、環状の支持部と、前記支持部から内側へ突出し互いに離れる方向へ傾斜する第1リップ部及び第2リップ部とを含むリップシールにより形成され、
前記リップシールの解放状態において、前記第1リップ部の先端と前記第2リップ部の先端が、前記支持部の軸方向両端より中側に位置するように配置される
ことを特徴とする弁装置。
【請求項6】
請求項5に記載の弁装置において、
前記支持部の外周及び両端が、金属製の環材により覆われる
ことを特徴とする弁装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書に開示される技術は、流体の流量を調節する弁装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載の技術「排気ガス再循環制御バルブ装置」が知られている。この装置は、流体の流路を含むハウジングと、流路に設けられた弁座と、弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体が一端部に設けられた弁軸と、弁軸を往復動するための駆動部とを備える。流路の入口(開口)に対応するハウジングの端面には、EGRパイプ(別の管部材)がフランジを介して複数のボルトにより締結される。ハウジングの端面と管部材の一端との間には、気密性を確保するために環状のパッキンが挟まれて設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第99/20886号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に記載の装置では、ボルトにより締結されたハウジングの端面と管部材の一端との間にパッキンが設けられるので、特にボルトの近傍では、パッキンに強い面圧がかかり、フランジに反りが発生し易くなる。ここで、ボルトとパッキンとの距離が近いほどパッキンにかかる面圧が大きくなるので、パッキンの周方向において面圧が不均一となり、パッキンのシール性が不均一になるおそれがあった。
【0005】
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ハウジング端面と別の管部材とを締結してもゴムシールの全周の面圧を均一化し、ハウジングと別の管部材との間でゴムシールによるシール性を向上させることを可能とした弁装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、流体の流路を含むハウジングと、流路に設けられた弁座と、弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体が一端部に設けられた弁軸と、弁軸を軸方向に往復動するためのアクチュエータとを備えた弁装置において、ハウジングには、別の管部材がフランジを介して締結されるハウジング端面が設けられ、ハウジング端面には、流路の開口が配置され、開口の直前の流路には、流路の内径を開口の内径よりも縮小させる環状の段面が設けられ、段面を境に流路が開口に近い大径部と開口から遠い小径部とに分かれ、ハウジング端面に、管部材がフランジを介して締結された状態で、大径部には、段面と管部材との間にて段面と管部材に接するゴムシールが設けられることを趣旨とする。
【0007】
上記技術の構成によれば、ハウジング端面には、別の管部材がフランジを介して締結される。ハウジング端面における開口の直前の流路は、段面を境に、開口に近い大径部と開口から遠い小径部とに分かれる。そして、ハウジング端面に管部材がフランジを介して締結された状態で、大径部には、段面と管部材との間にて段面と管部材に接するゴムシールが設けられる。従って、ゴムシールが、流路の大径部に配置され、段面と管部材に接するので、ハウジングと管部材との間がゴムシールによりシールされる。また、ゴムシールは、ハウジング端面と管部材との間で圧縮されることなく、その全周が段面と管部材に均等に接することになる。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、請求項1に記載の技術において、ハウジングは、アクチュエータに固定された内ハウジングと、内ハウジングが組み付けられる組み付け孔を含む外ハウジングとから構成され、内ハウジングが外ハウジングの組み付け孔に組み付けられた状態で流路が構成され、ハウジングの開口は外ハウジングに設けられ、段面は内ハウジングの端面により構成され、大径部は、外ハウジングの内面と段面とから構成されることを趣旨とする。
【0009】
上記技術の構成によれば、請求項1に記載の技術の作用に加え、ハウジングが、アクチュエータに固定された内ハウジングと、内ハウジングが組み付けられる組み付け孔を含む外ハウジングとに分割して構成され、必要に応じて組み付けられる。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項2に記載の技術において、ゴムシールは、その外周に径方向外側に向いた凸条を含むことを趣旨とする。
(【0011】以降は省略されています)

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