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公開番号2024051787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158117
出願日2022-09-30
発明の名称燃料供給装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F02M 31/125 20060101AFI20240404BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】インジェクタに燃料を加熱する昇温部が連なる燃料供給装置において、昇温部とフレーム部材とのクリアランスを確保しながら内燃機関とフレーム部材とを近付けて配置し、機器自体をコンパクトにする。
【解決手段】車両上下方向でエンジン10の上方に配置され、車両上下方向から見て第一方向(車両前後方向)に延びるメインフレーム22と、エンジン10に供給する燃料を噴射するインジェクタと、インジェクタに接続され、インジェクタに供給する燃料を溜める燃料チャンバ部50と、燃料チャンバ部50に接続され、燃料チャンバ部50内に溜めた燃料を加熱するヒータ装置60と、を備え、ヒータ装置60は、メインフレーム22に対して、車両上下方向から見て前記第一方向と直交する第二方向(車両左右方向)にオフセットして配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
機器(1)に搭載される内燃機関(10)と、
前記機器(1)の上下方向で前記内燃機関(10)の上方に配置され、前記上下方向から見て第一方向に延びる、前記機器(1)のフレーム部材(22)と、
前記内燃機関(10)に供給する燃料を噴射するインジェクタ(40)と、
前記インジェクタ(40)に接続され、前記インジェクタ(40)に供給する燃料を溜める燃料チャンバ部(50)と、
前記燃料チャンバ部(50)に接続され、前記燃料チャンバ部(50)内に溜めた燃料を加熱するヒータ装置(60)と、を備え、
前記ヒータ装置(60)は、前記フレーム部材(22)に対して、前記上下方向から見て前記第一方向と直交する第二方向にオフセットして配置されている、燃料供給装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記ヒータ装置(60)と前記フレーム部材(22)とは、前記第二方向から見て互いに重なるように配置されている、請求項1に記載の燃料供給装置。
【請求項3】
前記第一方向は前記機器(1)の前後方向、前記第二方向は前記機器(1)の左右方向であり、
前記フレーム部材(22)は、前記機器(1)の左右中央(CL)に沿って前後方向に延び、
前記内燃機関(10)の吸気通路(TA)は、前記左右中央(CL)に対して左右方向一側にオフセットして配置されている、請求項1又は2に記載の燃料供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料供給装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、気候変動の緩和または影響軽減を目的とした取り組みが継続され、この実現に向けて二酸化炭素の排出量低減に関する研究開発が行われている。
例えば特許文献1においては、インジェクタと、インジェクタの燃料供給口に燃料を供給するとともにインジェクタを保持する燃料ジョイント(燃料チャンバ部)と、燃料ジョイントに取り付けられるとともに燃料ジョイント内の燃料を加熱するための棒状のヒータ部を備えるヒータ装置と、を備えている。インジェクタとヒータ部とは、互いに軸線を平行かつ同軸にして配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4834728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、二酸化炭素の排出量低減のために、上記従来技術をそのまま自動二輪車等の小型の機器に適用した場合、周辺部品とのクリアランスを確保しながらヒータ装置等を含む昇温部をコンパクトに納める必要があり、工夫が望まれている。
【0005】
そこで本発明は、インジェクタに燃料を加熱する昇温部が連なる燃料供給装置において、昇温部とフレーム部材とのクリアランスを確保しながら内燃機関とフレーム部材とを近付けて配置し、機器自体をコンパクトにすることを目的とする。そして、延いては気候変動の緩和または影響軽減に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、機器(1)に搭載される内燃機関(10)と、前記機器(1)の上下方向で前記内燃機関(10)の上方に配置され、前記上下方向から見て第一方向に延びる、前記機器(1)のフレーム部材(22)と、前記内燃機関(10)に供給する燃料を噴射するインジェクタ(40)と、前記インジェクタ(40)に接続され、前記インジェクタ(40)に供給する燃料を溜める燃料チャンバ部(50)と、前記燃料チャンバ部(50)に接続され、前記燃料チャンバ部(50)内に溜めた燃料を加熱するヒータ装置(60)と、を備え、前記ヒータ装置(60)は、前記フレーム部材(22)に対して、前記上下方向から見て前記第一方向と直交する第二方向にオフセットして配置されている。
この構成によれば、内燃機関の上方に機器のフレーム部材が配置され、インジェクタに接続されるヒータ装置が、上下方向から見てフレーム部材の長手方向(第一方向)と直交する幅方向(第二方向)にオフセットして配置されることで、ヒータ装置とフレーム部材との間のクリアランスを確保しやすくなる。これにより、フレーム部材に対するヒータ装置の上下方向の配置自由度を向上させるとともに、ヒータ装置の上方からのメンテナンス性を確保することができる。ヒータ装置とフレーム部材との間のクリアランスを確保しながら内燃機関とフレーム部材とを近付けて配置し、機器自体をコンパクトにすることができる。
【0007】
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、前記ヒータ装置(60)と前記フレーム部材(22)とは、前記第二方向から見て互いに重なるように配置されている。
この構成によれば、ヒータ装置とフレーム部材とを上下方向でオーバーラップさせて配置することで、インジェクタに燃料チャンバ部およびヒータ装置を接続した構成を効率よく配置することができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第一の態様において、前記第一方向は前記機器(1)の前後方向、前記第二方向は前記機器(1)の左右方向であり、前記フレーム部材(22)は、前記機器(1)の左右中央(CL)に沿って前後方向に延び、前記内燃機関(10)の吸気通路(TA)は、前記左右中央(CL)に対して左右方向一側にオフセットして配置されている。
この構成によれば、内燃機関の吸気通路が左右方向一側にオフセットして配置されることで、吸気通路に設けられるインジェクタおよびヒータ装置を左右方向一側に配置しやすく、フレーム部材に対してヒータ装置をオフセットさせた配置を容易にすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、インジェクタに燃料を加熱する昇温部が連なる燃料供給装置において、昇温部とフレーム部材とのクリアランスを確保しながら内燃機関とフレーム部材とを近付けて配置し、機器自体をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態における自動二輪車の右側面図である。
図1の要部拡大図である。
上記自動二輪車の吸気通路部品周辺の上面図である。
図3から一部の部品を無くした上面図である。
上記吸気通路部品に取り付けられるインジェクタ、燃料チャンバ部およびヒータ装置の斜視図である。
上記インジェクタおよび燃料チャンバ部の各中心軸線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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