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公開番号2024055762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023125692
出願日2023-08-01
発明の名称バルブ装置
出願人株式会社ミクニ
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類F02D 9/10 20060101AFI20240411BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】部品の共通化を図りつつ、仕様の異なるバルブ装置を製造コストを抑えて提供可能にする。
【解決手段】バルブ装置の駆動ギヤ15を一方向に回転付勢して電動モータの非作動時に弁体の回転位置を規定するねじりコイルばね16を備え、ねじりコイルばね16の一端部16aは駆動ギヤ15に設けられた2個の係止部55、56のいずれか一方に係止され、他端部16bはバルブシャフト10を回転可能に支持するケーシングに係止され、駆動ギヤ15は2個の係止部55、56を含み線対称に形成されている板状部材であって、係止部55、56は、駆動ギヤ15の内側面60から離間する方向に延びる延長部65と、延長部65の先端から内側面60に沿って突出する先端部66と、を有する鈎型状に形成され、駆動ギヤ15には軸線方向視で先端部66と重なる位置に開口部67が備えられた。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
弁体を駆動するシャフトにギヤを備え、アクチュエータによって前記ギヤを介して前記シャフトを回転駆動して、前記弁体を駆動させるバルブ装置であって、
前記ギヤを一方向に回転付勢して前記アクチュエータの非作動時に前記弁体の回転位置を規定するねじりコイルばねを備え、
前記ねじりコイルばねの一端部は前記ギヤに設けられた係止部に係止され、他端部は前記シャフトを回転可能に支持する筐体に係止され、
前記係止部は、前記ギヤに周方向に間隔をおいて2か所設けられ、
前記ギヤは、2個の前記係止部を含み前記シャフトの軸線を垂直に通過する線を対称軸として線対称に形成された板状部材であって、
前記係止部は、前記ギヤの一側面から離間する方向に延びる延長部と、前記延長部の先端から前記一側面に沿って突出する先端部と、を有する鈎型状に形成され、
前記ギヤには、前記軸線方向視で前記先端部と重なる位置に開口部が備えられた
ことを特徴とするバルブ装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ギヤは、一側面において少なくとも一部が露出した状態でインサート成形加工によって一体化された金属製の支持部材を有し、
前記ギヤにおける前記支持部材の露出部と、前記シャフトの端部と、を溶接してシャフトユニットが構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ装置。
【請求項3】
前記ギヤは、前記支持部材の前記露出部の裏側の他側面側を露出させる露出穴を有し、
前記支持部材の前記露出部と前記シャフトの端部とを当接させて、前記ギヤの他側面側から前記露出穴を通過させて前記支持部材の前記シャフトとの当接部分の裏側にレーザ光を照射して、前記支持部材と前記シャフトとを溶接する
ことを特徴とする請求項2に記載のバルブ装置。
【請求項4】
前記ギヤには、前記シャフトの端部が軸線回りの任意の相対回転位置で挿入可能な挿入穴が備えられている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のバルブ装置。
【請求項5】
前記バルブ装置は、内燃機関の吸気量を制御するスロットルバルブである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のバルブ装置。
【請求項6】
前記バルブ装置は、内燃機関の吸気量を制御するスロットルバルブである
ことを特徴とする請求項4に記載のバルブ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バルブ装置の駆動系の構造に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
スロットルバルブ等のバルブの多くは、筐体に流路が形成され、流路を開閉する弁体がバルブシャフトに固定されており、当該バルブシャフトを電動モータ等の回転アクチユエータによって駆動する構成になっている。回転アクチュエータとバルブシャフトとの間には、減速機が備えられ、減速機の一部としてバルブシャフトに駆動用ギヤが備えられている。
【0003】
更に、スロットルバルブには、回転アクチュエータの非作動時にバルブの回転角(回転位置)を規定するためのリターンスプリングが備えられている。
【0004】
例えば特許文献1に記載されたバルブ装置では、リターンスプリングとデフォルトスプリングの2個のねじりコイルばねによって、バルブシャフトに固定された駆動用ギヤを回転付勢して、回転アクチュエータの非作動時に弁体を所定のデフォルト位置に回転移動するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-105691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のようにリターンスプリングを備えたバルブ装置については、仕様の違いにより、流路の断面積や弁体の形状が同一であっても、デフォルト位置として弁体が開状態または閉状態となるもの、即ちリターンスプリングの付勢方向が異なる2種類のバルブ装置がある。
【0007】
これまでは、リターンスプリングの付勢方向が異なるだけで、夫々異なる形状の駆動用ギヤを用意しており、部品の種類が増加して、部品コストや、部品の管理コストの増加を招くといった問題点があった。
【0008】
また、リターンスプリングはバルブシャフトの周囲を巻きまわすように配置され、一端部が駆動用ギヤに設けられた鈎型状の係止部に係止され、他端部がスロットルバルブのバルブボディに係止される構造が多い。更に、駆動用ギヤは、製造コストを抑制するために、例えば向い合わせた1組の金型の間の空間に樹脂等を注入して成形する場合が多い。
【0009】
しかしながら、鈎型状の係止部を有する駆動用ギヤを1組の金型で成形することは困難であり、複数個同時に成形することも困難であって、駆動用ギヤの製造コストを抑制することが要求されていた。
【0010】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、部品の共通化を図りつつ、仕様の異なるバルブ装置を、製造コストを抑えて提供可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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