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公開番号2024055505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162489
出願日2022-10-07
発明の名称リフタ構造
出願人株式会社オティックス
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類F02M 59/10 20060101AFI20240411BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】簡易な構成によって異音の発生を抑制できるリフタ構造を提供する。
【解決手段】リフタ構造1は、ガイド孔13を形成するハウジング11、及びローラ40及びリフタ本体30を有するローラリフタ20を備えている。リフタ本体30は、ローラ40を回転可能に支持し、カム60の回転に応じてガイド孔13内を往復移動する円筒状である。ハウジング11は、ガイド孔13の内壁におけるカム60のカム面60Aの対向方向に、ローラリフタ20の回り止め部50を配置する溝15を有している。溝15には、フタ本体30の往復移動に伴う回り止め部50の往復移動を許容する空間R(許容空間)が形成されている。ハウジング11は、空間Rを残して溝15を埋める閉塞部材80を有する。リフタ本体30は、ガイド孔13の周方向において溝15の位置する側に形成された円周状面に摺動可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
断面円形状のガイド孔を形成したハウジングと、
カムに回転可能に接触するローラと、一端側において前記ローラを回転可能に支持し、前記カムの回転に応じて前記ガイド孔内を往復移動する円筒状のリフタ本体と、を有するローラリフタと、
を備え、
前記ハウジングは、前記ガイド孔の内壁における前記カムのカム面の対向方向に、前記リフタ本体の移動方向に沿って延びる溝を有し、
前記ローラリフタは、前記リフタ本体の外周面から前記ローラの外周面の対向方向に突出して形成されて前記溝内に配置される回り止め部を有し、
前記溝には、前記リフタ本体の往復移動に伴う前記回り止め部の往復移動を許容する許容空間が形成され、
前記ハウジングは、少なくとも前記許容空間を残して前記溝を埋める閉塞部材を有し、
前記リフタ本体は、前記ガイド孔の周方向において前記溝の位置する側に形成された円周状面に摺動可能である、リフタ構造。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記溝は、前記ガイド孔の全長に亘って形成され、
前記閉塞部材は、前記円周状面を構成する円弧状面を有する、請求項1に記載のリフタ構造。
【請求項3】
前記溝の前記一端側は前記閉塞部材によって閉塞され、前記溝の前記一端側とは反対側の他端側は、前記ガイド孔の内壁における前記円周状面を有する部分に閉塞されている、請求項1に記載のリフタ構造。
【請求項4】
前記閉塞部材は、前記ガイド孔を塞ぐ部品に固定されている、請求項1又は請求項2に記載のリフタ構造。
【請求項5】
前記溝には、前記リフタ本体の移動方向に対して交差する方向の段差状部が形成され、
前記閉塞部材は、前記溝に挿入された際に前記段差状部に挿入方向と対向して当接する当接部を有している、請求項1又は請求項2に記載のリフタ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、リフタ構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は従来のリフタ構造を開示している。このリフタ構造は、ローラリフタとハウジングとを備えている。ローラリフタは、カムに回転可能に接触するローラと、円筒状のリフタ本体と、リフタ本体の外周面から突出した回り止め部と、を有している。ハウジングは、ガイド孔及び回り止め溝を形成している。ガイド孔はリフタ本体を往復移動可能に収容する。回り止め溝は、ガイド孔の内周面に沿って設けられてローラリフタの回り止め部を配置する。これによって、このローラリフタは、軸周りに回転することなく、カムの回転に応じてガイド孔内を往復移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-166368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のリフタ構造において、リフタ本体の外周とガイド孔の内壁との間には、リフタ本体の円滑な往復移動動作を担保するべく、所定の隙間が存在する。この場合、ローラリフタには、回転するカムから受ける力や、回り止め片による重心位置の偏り等に起因して、ガイド孔の内壁との間の隙間の範囲で首振り状の揺動が生じることが知られている。このような揺動が生じると、ローラリフタは、シリンダ内壁面に衝突して異音を発生させてしまう。
【0005】
特に、特許文献1のようなリフタ構造では、ガイド孔の内壁におけるリフタの衝突部位は、油膜が形成され難い回り止め溝の開口縁のエッジ部であるため、衝突時の異音が大きくなり易い、といった事情がある。
【0006】
そこで、本開示は、簡易な構成によって異音の発生を抑制できるリフタ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るリフタ構造は、断面円形状のガイド孔を形成したハウジングと、カムに回転可能に接触するローラと、一端側において前記ローラを回転可能に支持し、前記カムの回転に応じて前記ガイド孔内を往復移動する円筒状のリフタ本体と、を有するローラリフタと、を備え、前記ハウジングは、前記ガイド孔の内壁における前記カムのカム面の対向方向に、前記リフタ本体の移動方向に沿って延びる溝を有し、前記ローラリフタは、前記リフタ本体の外周面から前記ローラの外周面の対向方向に突出して形成されて前記溝内に配置される回り止め部を有し、前記溝には、前記リフタ本体の往復移動に伴う前記回り止め部の往復移動を許容する許容空間が形成され、前記ハウジングは、少なくとも前記許容空間を残して前記溝を埋める閉塞部材を有し、前記リフタ本体は、前記ガイド孔の周方向において前記溝の位置する側に形成された円周状面に摺動可能である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、簡易な構成によって異音の発生を抑制できるリフタ構造を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施例1に係るリフタ構造を示す側断面図である。
図2は、図1のII-II線相当断面図であり、一部の構造を省略して示す。
図3は、図2の要部を拡大して示す。
図4は、実施例2に係るリフタ構造を示す側断面図である。
図5は、実施例3に係るリフタ構造を示す側断面図である。
図6は、実施例4に係るリフタ構造を示す側断面図である。
図7は、他の実施形態に係るリフタ構造を示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
本開示の好ましい形態を以下に示す。
(【0011】以降は省略されています)

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