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公開番号2024059411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167073
出願日2022-10-18
発明の名称EGRガス分配管
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02M 26/50 20160101AFI20240423BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】凝縮水の滞留を抑制するEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガス分配管を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るEGRガス分配管は、内燃機関の吸気マニホールドにEGRガスを導入する導入管と、前記導入管に向けて下る方向で傾斜する谷底部と、前記内燃機関の気筒間に位置し、かつ、前記谷底部より高さが高い尾根部から前記谷底部に向けて傾斜する傾斜部と、を含む底壁と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
内燃機関の吸気マニホールドにＥＧＲ（Exhaust Gas Recirculation）ガスを導入する導入管と、
前記導入管に向けて下る方向で傾斜する谷底部と、前記内燃機関の気筒間に位置し、かつ、前記谷底部より高さが高い尾根部から前記谷底部に向けて傾斜する傾斜部と、を含む底壁と、
を備えるＥＧＲガス分配管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はＥＧＲガス分配管に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
内燃機関から排出される排気ガスの一部をＥＧＲ（Exhaust Gas Recirculation）ガスとして内燃機関の排気マニホールドから吸気マニホールドに還流させる技術が知られている。ＥＧＲガスを還流させることにより、排気ガス中に含まれる有害物質の低減及び燃費の向上を図ることができる。
【０００３】
吸気マニホールドの最上部にはＥＧＲガス分配管が形成されることがある。ＥＧＲガス分配管はＥＧＲガスを吸気マニホールドの各分岐吸気管に分配する。ＥＧＲガス中には水蒸気が含まれている。このため、例えばエアクリーナを通過した低温の吸入空気によってＥＧＲガスが冷やされると、ＥＧＲガス中に含まれる水蒸気が凝縮して凝縮水が発生することがある（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１１－０８０３９４号公報
特開２０２０－１２５７６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、ＥＧＲガス分配管の内部で凝縮水が発生しても、ＥＧＲガスの流量が多い状態で車両の運転が継続された場合には、ＥＧＲガス分配管の内壁面に付着する凝縮水はＥＧＲガスにより頻繁に押し流される。このため、ＥＧＲガス分配管の内部に凝縮水が滞留することは少ない。
【０００６】
しかしながら、ＥＧＲガスの流量が少ない状態で運転が継続された場合には、凝縮水はＥＧＲガス分配管の内壁面に付着して滞留する。凝縮水が滞留した状態でＥＧＲガスの急増や車両の旋回が発生すると、凝縮水が吸気マニホールドを経由して一気に内燃機関の気筒内に流入する可能性がある。凝縮水が気筒内に流入した場合、燃焼状態の悪化が懸念される。
【０００７】
そこで、本発明では、凝縮水の滞留を抑制するＥＧＲガス分配管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明に係るＥＧＲガス分配管は、内燃機関の吸気マニホールドにＥＧＲガスを導入する導入管と、前記導入管に向けて下る方向で傾斜する谷底部と、前記内燃機関の気筒間に位置し、かつ、前記谷底部より高さが高い尾根部から前記谷底部に向けて傾斜する傾斜部と、を含む底壁と、を備える。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、凝縮水の滞留を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
図１はＥＧＲガス分配管を備える内燃機関の概略を示す図である。
図２（ａ）は第１実施形態に係るＥＧＲガス分配管のＸ－Ｘ断面図の一例である。図２（ｂ）は第１実施形態に係るＥＧＲガス分配管のＹ－Ｙ断面図の一例である。
図３（ａ）は第２実施形態に係るＥＧＲガス分配管のＸ－Ｘ断面図の一例である。図３（ｂ）は第２実施形態に係るＥＧＲガス分配管のＺ－Ｚ断面図の一例である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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