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公開番号
2024064640
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-14
出願番号
2022173393
出願日
2022-10-28
発明の名称
内燃機関の制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
13/02 20060101AFI20240507BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】EGRガスを吸気通路に還流することができる内燃機関において燃費を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明の内燃機関10のECU20は、車両1の減速要求時にスロットルバルブ124およびEGRバルブ172を閉じると共に、車両1の減速時に吸気バルブ118の閉弁時期を吸気下死点に近づけ、排気バルブ119の閉弁時期を遅角させてオーバーラップ量を増加させるように制御する制御部21を有する。減速時の燃焼不安定を考慮して定常運転時の目標EGR率を下げる必要がないために、燃費を向上させることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関の燃焼室から排気された排気ガスを浄化する触媒と、
前記内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路と、
前記EGR通路を流れるEGRガスの流量を調整するEGRバルブと、
前記吸気通路に設けられ、前記燃焼室に流入する吸気量を調整するスロットルバルブと
を備える内燃機関の制御装置であって、
車両の減速要求時に前記スロットルバルブおよび前記EGRバルブを閉じると共に、前記車両の減速時に吸気バルブの閉弁時期を吸気下死点に近づけ、排気バルブの閉弁時期を遅角させてオーバーラップ量を増加させるように制御する制御部を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記EGRガスが前記燃焼室に流入することにより失火限界を超えると判定された場合、前記車両の減速時に前記吸気バルブの閉弁時期を吸気下死点に近づけ、前記排気バルブの閉弁時期を遅角させてオーバーラップ量を増加させるように制御し、
前記失火限界に応じて前記吸気バルブの閉弁時期および前記排気バルブの閉弁時期の変化量を変えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記車両の減速時に前記吸気バルブの閉弁時期を吸気下死点にして、前記排気バルブの閉弁時期を遅角させてオーバーラップ量を増加させるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流して燃焼室で燃焼させることにより燃費の向上を図ることができる排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)装置が知られている。EGR装置を備える内燃機関では、燃焼室内のガスに占めるEGRガスの割合を大きくし過ぎると、燃焼が不安定になり失火するおそれがある。したがって、EGR装置を備える内燃機関では、失火を防止するために車両減速時にスロットルバルブを閉じると同時に、EGRバルブを閉じることで燃焼室内へのEGRガスの流入を抑制させる制御を行っている。
【0003】
しかしながら、EGRガスはEGR通路のうちEGRバルブの下流から吸気通路の接続部までの間や、吸気通路のうちEGR通路の接続部から燃焼室までの間に残留している。そのためにスロットルバルブを閉じると同時にEGRバルブを閉じる制御を行っても、残留しているEGRガスが燃焼室内に流入することでEGRガスの割合が一時的に急上昇してしまい失火を防止できない可能性がある。
【0004】
特許文献1には、可変圧縮比機構を備える内燃機関の制御装置が、車両の減速時における失火耐性を向上させるために、車両の減速要求時に機械圧縮比を大きくするように制御することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-76838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のように可変圧縮比機構によって車両減速時に機械圧縮比を大きくしたとしても、失火限界を上回る量のEGRガスが流入する場合を考慮すると失火を防止するのに不十分である。したがって、定常運転時のEGR率を失火限界よりも十分に余裕のある設定にする必要があり、結果としてEGR効果が減少してしまい燃費が悪化してしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上述したように問題点に鑑みてなされたものであり、EGRガスを吸気通路に還流することができる内燃機関において燃費を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、内燃機関の燃焼室から排気された排気ガスを浄化する触媒と、前記内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路と、前記EGR通路を流れるEGRガスの流量を調整するEGRバルブと、前記吸気通路に設けられ、前記燃焼室に流入する吸気量を調整するスロットルバルブとを備える内燃機関の制御装置であって、車両の減速要求時に前記スロットルバルブおよび前記EGRバルブを閉じると共に、前記車両の減速時に吸気バルブの閉弁時期を吸気下死点に近づけ、排気バルブの閉弁時期を遅角させてオーバーラップ量を増加させるように制御する制御部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、EGRガスを吸気通路に還流することができる内燃機関において燃費を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
内燃機関の制御装置を備える車両の一部の構成を示す概略図である。
制御装置による動作を示すフローチャートである。
吸気バルブと排気バルブとの開閉タイミングを示す図である。
各種タイミングチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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