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公開番号2024056302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163088
出願日2022-10-11
発明の名称内燃機関
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 63/00 20060101AFI20240416BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料供給管を保護し、且つ部品点数を削減する。
【解決手段】内燃機関10は、ヘッドカバー13に取り付けられているデリバリパイプ33と、デリバリパイプ33を保護するブラケット50と、中継配線70と、を有する。ブラケット50は、シリンダヘッド12に固定されている基部51と、基部51から立ち上がっているとともに上端がヘッドカバー13の上端に対して上側に位置している主壁部52と、を有する。中継配線70は、ブラケット50に取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
気筒を有するシリンダブロックと、前記シリンダブロックに固定されているシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドを覆うヘッドカバーと、燃料を噴射するインジェクタと、前記ヘッドカバーに取り付けられているとともに前記インジェクタに燃料を供給する燃料供給管と、前記燃料供給管を保護するためのブラケットと、センサから延びる配線と、を有し、
前記ブラケットは、前記シリンダブロック、前記シリンダヘッド、及び前記ヘッドカバーから選ばれる1以上に固定されている基部と、前記基部から立ち上がっているとともに上端が前記ヘッドカバーの上端に対して上側に位置している主壁部と、を有し、
前記配線は、前記ブラケットに取り付けられている
内燃機関。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記ブラケットは、前記主壁部が立ち上がっている方向と交差する方向に向けて前記主壁部の前記上端から突出している延長部を有し、
前記配線は、線状の配線本体と、前記配線本体の端に接続されたコネクタと、を有し、
前記コネクタは、前記延長部に取り付けられている
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
前記ヘッドカバーの下端に対して下側に位置している排気管をさらに有し、
前記配線は、前記排気管に取り付けられていて前記排気管を流れる排気の状態を検出する前記センサから延びている
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項4】
前記主壁部の前記上端は、前記燃料供給管に対して上側に位置している
請求項1に記載の内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、内燃機関に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている内燃機関は、エンジンルーム内に位置している。内燃機関は、動弁機構等を収容するシリンダヘッドと、シリンダヘッドを覆うヘッドカバーと、高圧燃料ポンプと、を有する。高圧燃料ポンプの一部は、ヘッドカバーの上面から突出している。また、内燃機関は、保護用のプロテクタを有する。プロテクタは、高圧燃料ポンプにおける、ヘッドカバーから突出した部分の周囲に配置されている。プロテクタは、車両に衝突があった際に、エンジンルーム内の部品が高圧燃料ポンプにぶつかることを防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-008769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料供給系の部品を保護するためには、特許文献1のようにプロテクタを設ける必要がある。しかし、シリンダヘッドやヘッドカバーの周囲には、各種部品を取り付けるための種々のブラケットを設けることも要求される。ここで、シリンダヘッドやヘッドカバーにこれらブラケット等を設けるスペースにはある程度限りがある。そのため、内燃機関のレイアウトによっては、燃料供給系の部品の保護と、他の必要部品の取り付けと、の双方の要求を満たせないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための内燃機関は、気筒を有するシリンダブロックと、前記シリンダブロックに固定されているシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドを覆うヘッドカバーと、燃料を噴射するインジェクタと、前記ヘッドカバーに取り付けられているとともに前記インジェクタに燃料を供給する燃料供給管と、前記燃料供給管を保護するためのブラケットと、センサから延びる配線と、を有し、前記ブラケットは、前記シリンダブロック、前記シリンダヘッド、及び前記ヘッドカバーから選ばれる1以上に固定されている基部と、前記基部から立ち上がっているとともに上端が前記ヘッドカバーの上端に対して上側に位置している主壁部と、を有し、前記配線は、前記ブラケットに取り付けられている。
【0006】
ブラケットを挟んで燃料供給管とは反対側から車両に衝突があったとする。そして、この衝突に伴ってエンジンルーム内の部品が燃料供給管に向けて動いたとする。上記構成によれば、この部品は、燃料供給管にぶつかる前にブラケットにぶつかる。したがって、ブラケットの存在によって、燃料供給管に対する上記部品の衝突を回避できる。このことで、燃料供給管の損傷を防止できる。その上、上記構成において、ブラケットは、配線の取り付け対象部品を兼ねている。したがって、配線の取り付け専用のブラケット等を別途設ける必要がないため、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、エンジンルームを上から視た平面図である。
図2は、エンジンルームを後ろから視た平面図である。
図3は、ブラケットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、内燃機関を収容するエンジンルーム構造の一実施形態を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態における上下前後左右は、車両を基準としたものである。また、以下では、例えば上方向側のことを単に上側と記載する。ここで、ある位置から視た上側とは、その位置を通る上下の軸線上のみならず、前後左右を含めてその位置を含む仮想平面よりも上に存在する全ての領域のことを指す。ここでは上側を例にして説明したが、他の方向についても同様である。
【0009】
<内燃機関の概略構成>
図1に示すように、ハイブリッド車両(以下、単に車両と記す。)1は、エンジンルーム2を有する。エンジンルーム2は、車両1における前寄りの部分に区画された空間である。エンジンルーム2は、ラジエータコアサポート、ダッシュパネル、左右のサイドメンバ等で区画された空間である。
【0010】
車両1は、内燃機関10を有する。内燃機関10は、エンジンルーム2内に位置している。図2に示すように、内燃機関10は、機関本体10Aを有する。機関本体10Aは、オイルパン、シリンダブロック11、シリンダヘッド12、及びヘッドカバー13を有する。オイルパン、シリンダブロック11、シリンダヘッド12、及びヘッドカバー13は、この順番で上に重ねられている。シリンダブロック11は、全体としては直方体状である。シリンダブロック11には、複数の気筒11Aが区画されている。気筒11Aの数は、4つである。図1に示すように、4つの気筒11Aは、前後に並んでいる。すなわち、内燃機関10のクランクシャフトは、車両1の前後に延びている。以下では、4つの気筒11Aを個別に説明するときは、これらを前から順番に第1気筒#1、第2気筒#2、第3気筒#3、及び第4気筒#4として区別する。図2に示すように、シリンダヘッド12は、全体としては直方体状である。シリンダヘッド12は、シリンダブロック11の上面に固定されている。シリンダヘッド12は、カムシャフト等の動弁機構を収容している。また、シリンダヘッド12には、各気筒11Aに繋がる吸気ポート及び排気ポートが区画されている。ヘッドカバー13は、矩形の箱型である。ヘッドカバー13は下に開放されている。すなわち、箱型のヘッドカバー13の開口面が、ヘッドカバー13の下端を構成している。また、箱型のヘッドカバー13の底の外面が、ヘッドカバー13の上端を構成している。以下では、この外面を、ヘッドカバー13の上面と呼称する。ヘッドカバー13は、シリンダヘッド12の上面の略全域を上から覆っている。
(【0011】以降は省略されています)

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