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公開番号2024055761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023125691
出願日2023-08-01
発明の名称バルブ装置
出願人株式会社ミクニ
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類F02D 9/10 20060101AFI20240411BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】駆動用のギヤとバルブシャフトとを溶接によって固定する際に、ギヤへの熱影響を抑制させる構造のバルブ装置を提供する。
【解決手段】バルブシャフトの一端部に樹脂製の駆動ギヤ15を備えるとともに、駆動ギヤ15にインダクティブセンサの被検出体21を備えたバルブ装置であって、駆動ギヤ15は、一側面において中心部が露出した状態でインサート成形加工によって被検出体21とともに一体化された金属製のレバー部材33を有し、駆動ギヤ15におけるレバー部材33の露出部38とバルブシャフト10の端部とを当接させて外穴39から当接部の裏側をレーザ溶接によって固定して、バルブシャフトユニット30が構成され、レバー部材33は、バルブシャフトの端部との溶接位置の径方向外側に周方向に延びる円弧穴52が設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
弁体を駆動する金属製のシャフトの一端部に樹脂製で板状のギヤを備えたバルブ装置であって、
前記ギヤは、一側面において少なくとも一部が露出した状態でインサート成形加工によって一体化された金属製の支持部材を有し、
前記ギヤにおける前記支持部材の露出部と、前記シャフトの端部と、を溶接してシャフトユニットが構成され、
前記支持部材には、前記シャフトの端部との溶接位置の径方向外側に周方向に延びる穴部が設けられている
ことを特徴とするバルブ装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記穴部は、
前記インサート成形加工時に前記支持部材が保持されるように前記ギヤの成形型の突出部が挿入される穴である
ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ装置。
【請求項3】
前記突出部は、前記インサート成形加工時に前記穴部に挿入された際に、前記支持部材を貫通して挿入方向先方側に突出して、当概突出部における径方向外側と内側とを仕切る
ことを特徴とする請求項2に記載のバルブ装置。
【請求項4】
前記ギヤの他側面側には、前記シャフトの回転角を検出する非接触センサの被検出体が、前記インサート成形加工によって前記支持部材とともに前記ギヤと一体化されて備えられている
ことを特徴とする請求項3に記載のバルブ装置。
【請求項5】
前記インサート成形加工時に、前記支持部材を貫通した前記成形型の前記突出部が前記被検出体を支持する
ことを特徴とする請求項4に記載のバルブ装置。
【請求項6】
前記バルブ装置は、内燃機関の吸気量を制御するスロットルバルブである
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のバルブ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バルブ装置におけるバルブシャフトとギヤとの固定構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
スロットルバルブ等のバルブの多くは、筐体に流路が形成され、流路を開閉する弁体がバルブシャフトに固定されており、当該バルブシャフトを電動モータ等の回転アクチユエータによって駆動する構成になっている。回転アクチュエータとバルブシャフトとの間には、減速機が備えられ、減速機の一部としてバルブシャフトに駆動用ギヤが備えられている。
【0003】
例えば特許文献1に記載されたバルブ装置は、駆動用ギヤに設けられた穴部にバルブシャフトが挿入されて固定されているが、バルブシャフトと駆動用ギヤとの取り付け部において、バルブシャフトの断面及び駆動用ギヤの穴部を例えば矩形状にして、ナットによって締め付けることで、バルブシャフトと駆動用ギヤとを固定し、バルブシャフトと駆動用ギヤとの間で回転駆動力が伝達可能な構成にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-105691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、バルブシャフトと駆動用ギヤとの取り付け構造を簡素化するために、例えばバルブシャフトと駆動用ギヤとを溶接によって固定することが考えられる。
【0006】
駆動用ギヤが樹脂製である場合には、駆動用ギヤと金属製のバルブシャフとは溶接不能である。そこで例えば、駆動用ギヤ内に金属製の支持体をインサート成形加工等によってあらかじめ内蔵した構造にし、当該支持体と金属製のバルブシャフトとをレーザ等の溶接によって固定することが考えられる。
【0007】
しかしながら、金属製の支持体をインサート成形によって含んだ駆動用ギヤにおいて、支持体とバルブシャフトとを溶接した際に、駆動用ギヤにおける溶接部の周囲の部分が熱によって変形する虞がある。
【0008】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、駆動用のギヤとバルブシャフトとを溶接によって固定する際に、ギヤへの熱影響を抑制させる構造のバルブ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明のバルブ装置は、弁体を駆動する金属製のシャフトの一端部に樹脂製で板状のギヤを備えたバルブ装置であって、前記ギヤは、一側面において少なくとも一部が露出した状態でインサート成形加工によって一体化された金属製の支持部材を有し、前記ギヤにおける前記支持部材の露出部と、前記シャフトの端部と、を溶接してシャフトユニットが構成され、前記支持部材には、前記シャフトの端部との溶接位置の径方向外側に周方向に延びる穴部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
好ましくは、前記穴部は、前記インサート成形加工時に前記支持部材が保持されるように前記ギヤの成形型の突出部が挿入される穴であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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