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公開番号2024065572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174503
出願日2022-10-31
発明の名称エンジン
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02F 1/14 20060101AFI20240508BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】シリンダブロックに対して、誤った組み合わせのウォータジャケットスペーサ、ガスケット、及びシリンダヘッドが組付けられることを防止する。
【解決手段】ウォータジャケットスペーサ20は、ウォータジャケット16内に挿入された状態でシリンダブロック10から突出する突出部26を有し、第1ガスケット及び第1シリンダヘッドのそれぞれは、ウォータジャケットスペーサ20が挿入された状態でシリンダブロックへ10の組付けを許容するように突出部26を逃がす逃げ部36及び46を有し、第1ガスケットとは異なる第2ガスケット30a及び第1シリンダヘッドとは異なる第2シリンダヘッド40aの少なくとも一方は、ウォータジャケット16内にウォータジャケットスペーサ20が挿入された状態でのシリンダブロック10への組付けが規制されるように突出部26に干渉する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ウォータジャケットを有したシリンダブロックと、
前記ウォータジャケット内に挿入されたウォータジャケットスペーサと、
前記シリンダブロックに組付けられた第1ガスケット及び第1シリンダヘッドと、を備え、
前記ウォータジャケットスペーサは、前記ウォータジャケット内に挿入された状態で前記シリンダブロックから突出する突出部を有し、
前記第1ガスケット及び第1シリンダヘッドのそれぞれは、前記ウォータジャケット内に前記ウォータジャケットスペーサが挿入された状態で前記シリンダブロックへの組付けを許容するように前記突出部を逃がす逃げ部を有し、
前記第1ガスケットとは異なる第2ガスケット及び前記第1シリンダヘッドとは異なる第2シリンダヘッドの少なくとも一方は、前記ウォータジャケット内に前記ウォータジャケットスペーサが挿入された状態での前記シリンダブロックへの組付けが規制されるように前記突出部に干渉する、エンジン。
続きを表示(約 97 文字)【請求項2】
前記第1ガスケット及び第1シリンダヘッドのそれぞれの前記逃げ部は、前記第1シリンダヘッドに形成されたウォータジャケットに連通した連通口である、請求項1のエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ウォータジャケットが形成されたシリンダブロックにガスケット及びシリンダヘッドが組付けられたエンジンが知られている(例えば特許文献1参照)。また、シリンダブロックのウォータジャケット内には、ウォータジャケットスペーサが挿入される場合がある(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-165550号公報
特開2007-247590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
同じ組立ラインで複数種類のエンジンを組み立てる場合には、複数種類のウォータジャケットスペーサや、複数種類のガスケット、複数種類のシリンダヘッドを準備する必要がある。この場合に、シリンダブロックに対して、所望のウォータジャケットスペーサ、ガスケット、及びシリンダヘッドとは異なる組み合わせのウォータジャケットスペーサやガスケット、シリンダヘッドが誤って組み付けられるおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、シリンダブロックに対して、誤った組み合わせのウォータジャケットスペーサ、ガスケット、及びシリンダヘッドが組付けられることを防止したエンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、ウォータジャケットを有したシリンダブロックと、前記ウォータジャケット内に配置されたウォータジャケットスペーサと、前記シリンダブロックに組付けられた第1ガスケット及び第1シリンダヘッドと、を備え、前記ウォータジャケットスペーサは、前記ウォータジャケット内に挿入された状態で前記シリンダブロックから突出する突出部を有し、前記第1ガスケット及び第1シリンダヘッドのそれぞれは、前記ウォータジャケット内に前記ウォータジャケットスペーサが挿入された状態で前記シリンダブロックへの組付けを許容するように前記突出部を逃がす逃げ部を有し、前記第1ガスケットとは異なる第2ガスケット及び前記第1シリンダヘッドとは異なる第2シリンダヘッドの少なくとも一方は、前記ウォータジャケット内に前記ウォータジャケットスペーサが挿入された状態での前記シリンダブロックへの組付けが規制されるように前記突出部に干渉する、エンジンによって達成できる。
【0007】
前記第1ガスケット及び第1シリンダヘッドのそれぞれの前記逃げ部は、前記第1シリンダヘッドに形成されたウォータジャケットに連通した連通口であってもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シリンダブロックに対して、誤った組み合わせのウォータジャケットスペーサ、ガスケット、及びシリンダヘッドが組付けられることを防止したエンジンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、エンジンの分解斜視図である。
図2は、エンジンの断面図である。
図3は、エンジンの分解斜視図である。
図4は、エンジンの断面図である。
図5は、エンジンの組立方法を例示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、エンジン1の分解斜視図である。エンジン1は、シリンダブロック10、ウォータジャケットスペーサ(以下、WJスペーサと称する)20、ガスケット30、及びシリンダヘッド40を備える。Z方向において、下から順に、シリンダブロック10、ガスケット30、シリンダヘッド40が重なり、締結される。WJスペーサ20は第1ウォータジャケットスペーサの一例である。ガスケット30は第1ガスケットの一例である。シリンダヘッド40は第1シリンダヘッドの一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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