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公開番号2024073952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184953
出願日2022-11-18
発明の名称蒸発燃料処理装置の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02M 25/08 20060101AFI20240523BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】パージ診断を早期に開始できる蒸発燃料処理装置の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の燃料を貯留する燃料タンク30と、燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタ31と、燃料タンク及びキャニスタを連通するベーパ通路32と、内燃機関の吸気通路及びキャニスタを連通させるパージ通路33と、ベーパ通路を開閉する封鎖弁42と、パージ通路を開閉するパージ弁43と、キャニスタ内に外気を導入する外気導入通路36と、外気導入通路を開閉する切換弁46と、燃料タンク内の圧力と、封鎖弁からパージ弁までの間の通路内の圧力と、の差圧を検出する差圧検出器50と、を有した蒸発燃料処理装置の制御装置であって、パージ弁及び封鎖弁が閉弁し切換弁が開弁した状態でパージ弁を開弁することにより、パージ処理を実行するパージ制御部と、パージ弁の開弁前と開弁後とでの差圧の変化量に基づいて、パージ処理が正常か否かを診断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の燃料を貯留する燃料タンクと、
前記燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
前記燃料タンク及び前記キャニスタを連通するベーパ通路と、
前記内燃機関の吸気通路及び前記キャニスタを連通させるパージ通路と、
前記ベーパ通路を開閉する封鎖弁と、
前記パージ通路を開閉するパージ弁と、
前記キャニスタ内に外気を導入する外気導入通路と、
前記外気導入通路を開閉する切換弁と、
前記燃料タンク内の圧力と、前記封鎖弁から前記パージ弁までの間の通路内の圧力と、の差圧を検出する差圧検出器と、
を有した蒸発燃料処理装置の制御装置であって、
前記パージ弁及び封鎖弁が閉弁し前記切換弁が開弁した状態で前記パージ弁を開弁することにより、パージ処理を実行するパージ制御部と、
前記パージ弁の開弁前と開弁後とでの前記差圧の変化量に基づいて、前記パージ処理が正常か否かを診断するパージ診断部と、を備えた蒸発燃料処理装置の制御装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記パージ診断部は、更に前記パージ処理の実行中に前記切換弁を閉弁し、前記切換弁の閉弁前と閉弁後とでの前記差圧の変化量に基づいて、前記パージ処理が正常か否かを診断する、請求項1の蒸発燃料処理装置の制御装置。
【請求項3】
前記パージ弁及び封鎖弁が閉弁し前記切換弁が開弁した状態で、前記差圧に基づいて前記燃料タンクのリーク診断を行う第1リーク診断部と、
前記燃料タンク内の圧力が正常範囲内の場合に、前記差圧に基づいて前記キャニスタのリーク診断を行う第2リーク診断部と、を備え、
前記第2リーク診断部は、前記切換弁を閉弁してから前記封鎖弁を開弁し、次に前記封鎖弁を閉弁してから前記切換弁を開弁した後の前記差圧に基づいて前記キャニスタのリーク診断を行う、請求項1の蒸発燃料処理装置の制御装置。
【請求項4】
前記第2リーク診断部は、前記差圧が略ゼロの場合には、前記キャニスタにリーク異常があると判定する、請求項3の蒸発燃料処理装置の制御装置。
【請求項5】
前記差圧検出器は、ダイヤフラム、前記ダイヤフラムの歪を検出する歪ゲージ、前記ダイヤフラム及び歪ゲージを保持したハウジング、及び前記ハウジングに接続された連通路、を含み、
前記ハウジングは、前記ダイヤフラムを介してタンク室と背圧室とを区画し、
前記タンク室は、前記燃料タンクに連通し、
前記背圧室は、前記連通路に連通し、
前記連通路は、前記封鎖弁から前記パージ弁までの間の通路に連通している、請求項1乃至4の何れかの蒸発燃料処理装置の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸発燃料処理装置の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
蒸発燃料処理装置の燃料タンクとキャニスタとのリーク診断を、タンク内圧センサに基づいて行う技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-149592号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パージ処理が正常に行われているか否かを診断するパージ診断を行うことが考えられる。上述したタンク内圧センサに基づいてパージ診断を行うためには、封鎖弁を開弁してタンク内圧が大気圧となるのを待ってから、パージ処理を実行してパージ診断を行う必要がある。このため、パージ処理が開始されるまでに時間を要し、この結果パージ診断の開始にも時間を要するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、パージ診断を早期に開始できる蒸発燃料処理装置の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、内燃機関の燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記燃料タンク及び前記キャニスタを連通するベーパ通路と、前記内燃機関の吸気通路及び前記キャニスタを連通させるパージ通路と、前記ベーパ通路を開閉する封鎖弁と、前記パージ通路を開閉するパージ弁と、前記キャニスタ内に外気を導入する外気導入通路と、前記外気導入通路を開閉する切換弁と、前記燃料タンク内の圧力と、前記封鎖弁から前記パージ弁までの間の通路内の圧力と、の差圧を検出する差圧検出器と、を有した蒸発燃料処理装置の制御装置であって、前記パージ弁及び封鎖弁が閉弁し前記切換弁が開弁した状態で前記パージ弁を開弁することにより、パージ処理を実行するパージ制御部と、前記パージ弁の開弁前と開弁後とでの前記差圧の変化量に基づいて、前記パージ処理が正常か否かを診断するパージ診断部と、を備えた蒸発燃料処理装置の制御装置によって達成できる。
【0007】
前記パージ診断部は、更に前記パージ処理の実行中に前記切換弁を閉弁し、前記切換弁の閉弁前と閉弁後とでの前記差圧の変化量に基づいて、前記パージ処理が正常か否かを診断してもよい。
【0008】
前記パージ弁及び封鎖弁が閉弁し前記切換弁が開弁した状態で、前記差圧に基づいて前記燃料タンクのリーク診断を行う第1リーク診断部と、前記燃料タンク内の圧力が正常範囲内の場合に、前記差圧に基づいて前記キャニスタのリーク診断を行う第2リーク診断部と、を備え、前記第2リーク診断部は、前記切換弁を閉弁してから前記封鎖弁を開弁し、次に前記封鎖弁を閉弁してから前記切換弁を開弁した後の前記差圧に基づいて前記キャニスタのリーク診断を行ってもよい。
【0009】
前記第2リーク診断部は、前記差圧が略ゼロの場合には、前記キャニスタにリーク異常があると判定してもよい。
【0010】
前記差圧検出器は、ダイヤフラム、前記ダイヤフラムの歪を検出する歪ゲージ、前記ダイヤフラム及び歪ゲージを保持したハウジング、及び前記ハウジングに接続された連通路、を含み、前記ハウジングは、前記ダイヤフラムを介してタンク室と背圧室とを区画し、前記タンク室は、前記燃料タンクに連通し、前記背圧室は、前記連通路に連通し、前記連通路は、前記封鎖弁から前記パージ弁までの間の通路に連通していてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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