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公開番号2024074113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185194
出願日2022-11-18
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20240523BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】失火パターンが異なっても、共振の発生を抑えるフェールセーフを適切に実行する。
【解決手段】制御装置100は、車両500の駆動系に接続されて複数の気筒を有する内燃機関10に適用される。この制御装置100は、内燃機関10に失火が発生したときの失火パターンを特定する処理と、失火が発生しているときの機関回転速度が既定の速度領域に含まれているときには、失火に起因する共振の発生を抑えるフェールセーフを実行するフェールセーフ処理と、フェールセーフの実行可否を判断する速度領域を失火パターンに応じて切り替える切り替え処理とを実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の駆動系に接続されて複数の気筒を有する内燃機関に適用される制御装置であって、
前記内燃機関に失火が発生したときの失火パターンを特定する処理と、
失火が発生しているときの前記内燃機関の機関回転速度が既定の速度領域に含まれているときには、失火に起因する共振の発生を抑えるフェールセーフを実行するフェールセーフ処理と、
前記失火パターンに応じて前記速度領域を切り替える切り替え処理と、を実行する
内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載の内燃機関では、失火が発生した場合に失火パターンを判定するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-343340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、失火が発生しているときの内燃機関の機関回転速度が既定の速度領域に含まれていると、内燃機関が接続される駆動系において共振が発生するおそれがある。従って、そうした共振の発生を抑えるフェールセーフを失火パターンが異なっても適切に実行することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、車両の駆動系に接続されて複数の気筒を有する内燃機関に適用される。この制御装置は、前記内燃機関に失火が発生したときの失火パターンを特定する処理と、失火が発生しているときの前記内燃機関の機関回転速度が既定の速度領域に含まれているときには、失火に起因する共振の発生を抑えるフェールセーフを実行するフェールセーフ処理と、前記失火パターンに応じて前記速度領域を切り替える切り替え処理と、を実行する。
【0006】
車両の駆動系に失火による共振が発生する場合の機関回転速度の速度領域は失火パターンに応じて異なる。この点、同構成によれば、フェールセーフを実行する速度領域が失火パターンに応じて設定されるため、フェールセーフの実行が必要な速度領域を最適化することができる。従って、失火パターンが異なっても、共振の発生を抑えるフェールセーフを適切に実行することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態における車両の模式図である。
同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
失火パターンに応じた速度領域を示す模式図である。図3(A)は、第1判定マップに設定されている速度領域を示し、図3(B)は、第2判定マップに設定されている速度領域を示し、図3(C)は、第3判定マップに設定されている速度領域を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について、図1~図3を参照して説明する。
図1に示すように、車両500は、内燃機関10及びモータジェネレータ30といった2つの原動機を搭載したハイブリッド車両である。モータジェネレータ30は、高電圧バッテリ300に蓄える電力を内燃機関10の動力を使って発電する発電機としての機能と、高電圧バッテリ300からの電力供給を受けて走行用の動力を出力する電動機としての機能を備えている。
【0009】
内燃機関10は、気筒に燃料を供給する燃料噴射弁12を備えている。内燃機関10の吸気通路13には吸入空気量を調整する電動式のスロットルバルブ14が設けられている。内燃機関10の排気通路16には、排気浄化用の触媒17が設けられている。触媒17は、活性化温度以上になることで暖機が完了すると排気を浄化する能力が高まる。内燃機関10の燃焼室では吸入された空気と燃料噴射弁12から噴射された燃料との混合気が燃焼することにより機関出力が得られる。
【0010】
内燃機関10のクランクシャフト18は、車両500の駆動系に接続されている。すなわち、クランクシャフト18は、駆動系の一部を構成するダンパ50に接続されている。ダンパ50は、ねじり振動を減衰するスプリングを備えている。ダンパ50は、駆動系の一部を構成するクラッチ機構20に接続されている。また、クラッチ機構20には、モータジェネレータ30の出力軸41が接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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