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公開番号2024070318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180716
出願日2022-11-11
発明の名称エンジン制御装置
出願人日立Astemo株式会社
代理人個人
主分類F02D 29/02 20060101AFI20240516BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】車両のジャンプ中により良好にエンジン回転数を抑制し得るエンジン制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン制御装置は、エンジン回転数を取得する回転数取得部50と、鞍乗型車両の車輪の回転速度である車輪速度を取得する速度取得部52と、鞍乗型車両がジャンプしたか否かを判定するジャンプ判定部60と、鞍乗型車両のジャンプ時に取得される車輪速度に基づいて、鞍乗型車両のジャンプ中のエンジン回転数の許容値である許容回転数を設定する回転数設定部62と、鞍乗型車両のジャンプ中のエンジン回転数が許容回転数に達した場合にエンジン回転数の上昇を抑制する制御部64とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
鞍乗型車両のエンジン回転数を制御するエンジン制御装置であって、
前記エンジン回転数を取得する回転数取得部と、
前記鞍乗型車両の車輪の回転速度である車輪速度を取得する速度取得部と、
前記鞍乗型車両がジャンプしたか否かを判定するジャンプ判定部と、
前記鞍乗型車両のジャンプ時に取得される前記車輪速度に基づいて、前記鞍乗型車両のジャンプ中の前記エンジン回転数の許容値である許容回転数を設定する回転数設定部と、
前記鞍乗型車両のジャンプ中の前記エンジン回転数が前記許容回転数に達した場合に前記エンジン回転数の上昇を抑制する制御部と、
を備える、エンジン制御装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエンジン制御装置であって、
前記速度取得部は、前記鞍乗型車両の前輪の前記車輪速度を取得する、エンジン制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載のエンジン制御装置であって、
前記回転数設定部は、前記鞍乗型車両のジャンプ時に取得される前記車輪速度に基づいて、着地時の前記鞍乗型車両の速度に適した前記エンジン回転数の適切回転数を決定し、前記適切回転数に所定回転数を加算することによって前記許容回転数を算出する、エンジン制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載のエンジン制御装置であって、
前記鞍乗型車両のギアポジションを取得するギアポジション取得部を更に備え、
前記回転数設定部は、前記所定回転数を、前記鞍乗型車両のジャンプ時に取得される前記ギアポジションに応じて設定する、エンジン制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両のエンジン回転数を制御するエンジン制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両(車両ともいう)のライダーは、山岳路等のこぶを通過する際に、
車両をジャンプさせることがある。車両のジャンプ中に駆動輪は路面から離れるため、エンジンには路面負荷がかからない。すると、エンジンの過回転によって駆動系部品(トランスミッション出力軸、プロペラシャフト、ディファレンシャルギア等)が破損する虞がる。
【0003】
特許文献1には、エンジン回転数が許容回転数を超えた場合にエンジン回転数を抑制する装置が開示される。この装置は、車両のジャンプ中に通常の許容回転数よりも低い許容回転数を設定する。このようにして、この装置は、車両のジャンプ中にエンジンの過回転を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-144685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、車両のジャンプ中により良好にエンジン回転数を抑制することが好ましい。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様は、鞍乗型車両のエンジン回転数を制御するエンジン制御装置であって、前記エンジン回転数を取得する回転数取得部と、前記鞍乗型車両の車輪の回転速度である車輪速度を取得する速度取得部と、前記鞍乗型車両がジャンプしたか否かを判定するジャンプ判定部と、前記鞍乗型車両のジャンプ時に取得される前記車輪速度に基づいて、前記鞍乗型車両のジャンプ中の前記エンジン回転数の許容値である許容回転数を設定する回転数設定部と、前記鞍乗型車両のジャンプ中の前記エンジン回転数が前記許容回転数に達した場合に前記エンジン回転数の上昇を抑制する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車両のジャンプ中により良好にエンジン回転数を抑制し得るエンジン制御装置提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、鞍乗型車両の構成図である。
図2は、演算装置の機能ブロック図である。
図3は、ジャンプ判定処理のフローチャートである。
図4は、ジャンプ終了判定処理のフローチャートである。
図5A~図5Eは、図3で示されるジャンプ判定処理及び図4で示されるジャンプ終了判定処理の具体例の説明に供するタイムチャートである。
図6は、エンジン回転数の抑制制御処理のフローチャートである。
図7A~図7Eは、図6のステップS26において実行される燃料カット制御の一例の説明に供するタイムチャートである。
図8A、図8Bは、鞍乗型車両のジャンプ中に実行される吸入空気量の制御の説明に供するタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
鞍乗型車両10のジャンプ中にエンジン回転数を過度に減少させると、鞍乗型車両10の着地時に鞍乗型車両10が過度に減速する虞がある。このため、鞍乗型車両10のジャンプ中にエンジン回転数を適切に制御することが望まれる。本発明は、このような目的を達成する。
(【0011】以降は省略されています)

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