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公開番号2024083979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022198106
出願日2022-12-12
発明の名称EGR制御装置
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人太田特許事務所
主分類F02M 26/50 20160101AFI20240617BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】EGR弁へのデポジットの堆積を抑制する。
【解決手段】EGR通路と、EGR弁とを有するEGRシステムを制御するためのEGR制御装置は、内燃機関の停止後に、EGR弁の温度に基づいて、EGRガスが冷却されて生成される凝縮水がEGR弁に付着する予想時刻を判定する判定処理と、凝縮水が付着する予想時刻以降にEGR弁を開閉して凝縮水をEGR弁から排出する開閉処理と、を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の排気の一部をEGRガスとして吸気側に導入するEGR通路と、前記EGR通路に設けられて前記EGRガスの流量を調節するためのEGR弁と、を有するEGRシステムを制御するためのEGR制御装置において、
前記内燃機関の停止後に、前記EGR弁の温度に基づいて、前記EGRガスが冷却されて生成される凝縮水が前記EGR弁に付着する予想時刻を判定する判定処理と、
前記凝縮水が付着する前記予想時刻以降に前記EGR弁を開閉して前記凝縮水を前記EGR弁から排出する開閉処理と、
を実行する、EGR制御装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記判定処理において、前記予想時刻として、
前記EGR弁の温度が所定の凝縮水発生温度を超えた状態から前記凝縮水発生温度まで低下する予想時刻を判定する、
請求項1に記載のEGR制御装置。
【請求項3】
前記判定処理において、
前記内燃機関の停止時の前記EGR弁の第1温度を取得し、
前記内燃機関の停止から所定の第1時間経過後の前記EGR弁の第2温度を取得し、
前記第1温度及び前記第2温度の温度勾配に基づいて前記EGR弁の温度が前記凝縮水発生温度まで低下する前記予想時刻を判定する、
請求項2に記載のEGR制御装置。
【請求項4】
少なくとも前記EGR弁の温度と、前記EGR弁の温度を計測した時刻と、外気温と、前記EGR弁の温度が前記凝縮水発生温度まで低下するまでの経過時間と、の関係をあらかじめ求めたマップデータを記憶した記憶部を備え、
前記判定処理において、
前記内燃機関の停止時の前記EGR弁の温度と前記外気温とを取得し、前記マップデータを参照して前記凝縮水発生温度まで低下する前記予想時刻を判定する、
請求項2に記載のEGR制御装置。
【請求項5】
前記判定処理において、
前記内燃機関の停止後、所定の第2時間ごとに前記EGR弁の温度を取得し、前記EGR弁の温度が前記凝縮水発生温度まで低下する前記予想時刻を判定する、
請求項2に記載のEGR制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、内燃機関のEGRシステムを制御するEGR制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関から排出される排気の一部を吸気側へ還流させる排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)システムが知られている。このようなEGRシステムは、排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路と、EGR通路を開閉するEGR弁とを備えて構成される。EGRシステムは、排気の一部を吸気側へ還流させることにより、燃焼室に導入される吸入空気に排気を混合することができ、内燃機関の燃費性能や排気浄化性能を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-038636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、EGR通路を通る排気には未燃燃料(HC)、粒子状物質(PM)及び潤滑油などが含まれており、これらがEGR通路の壁面やEGR弁に付着して、デポジットが生成される場合がある。特に、EGR弁の弁体、あるいは、弁体がシートするシート部にデポジットが堆積すると、吸気側への排気の還流量を正確にコントロールすることができなくなるおそれがある。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的とするところは、EGR弁へのデポジットの堆積を抑制可能なEGR制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある観点によれば、
内燃機関の排気の一部をEGRガスとして吸気側に導入するEGR通路と、上記EGR通路に設けられて上記EGRガスの流量を調節するためのEGR弁と、を有するEGRシステムを制御するためのEGR制御装置において、
上記内燃機関の停止後に、上記EGR弁の温度に基づいて、上記EGRガスが冷却されて生成される凝縮水が上記EGR弁に付着する予想時刻を判定する判定処理と、
上記凝縮水が付着する上記予想時刻以降に上記EGR弁を開閉して上記凝縮水を上記EGR弁から排出する開閉処理と、
を実行する、EGR制御装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように、本開示によれば、EGR弁へのデポジットの堆積を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る内燃機関のEGRシステムの概略構成を示す模式図である。
EGR弁の構成例を示す説明図である。
同実施形態に係るEGR制御装置の構成例を示すブロック図である。
同実施形態に係るEGR制御装置による制御処理動作の一例を示すフローチャートである。
同実施形態に係るEGR制御装置による第1の判定処理の概要を示す説明である。
同実施形態に係るEGR制御装置による第1の判定処理を示すフローチャートである。
同実施形態に係るEGR制御装置による第1の判定処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0010】
<1.内燃機関のEGRシステム>
まず、本開示の実施形態に係るEGR制御装置を適用可能な内燃機関のEGRシステムの構成例について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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