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公開番号2024057240
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163845
出願日2022-10-12
発明の名称オゾン処理装置
出願人青島海爾洗衣机有限公司,QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.,アクア株式会社
代理人個人,個人
主分類D06F 58/02 20060101AFI20240417BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】取出し待ち時間の短縮を効果的に図ることができ得るオゾン処理装置を提供する。
【解決手段】ドラム式洗濯乾燥機1は、処理対象物が収容されるドラム23および外槽20に接続された循環路210と、外槽20と循環路210との間で空気を循環させる送風ファン220と、オゾン発生器250と、オゾンの分解に作用する波長帯を含む紫外線を発光して循環路210内に照射する紫外線発光モジュール260と、制御部と、を備える。制御部は、オゾン発生器250が発生させたオゾンを、循環路210を流れる空気に混入させてドラム23および外槽20内へ供給するオゾン供給工程を実行し、その後、ドラム23および外槽20内に残存するオゾンを空気とともに循環路210に排出させ、循環路210に排出されたオゾンに前記紫外線を照射する消オゾン工程を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
処理対象物が収容される収容部と、
前記収容部に接続された循環路と、
前記収容部と前記循環路との間で空気を循環させる送風ファンと、
オゾンを発生させるオゾン発生部と、
オゾンの分解に作用する波長帯を含む紫外線を発光して前記循環路内に照射する紫外線発光部と、
前記送風ファン、前記オゾン発生部および前記紫外線発光部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記送風ファンおよび前記オゾン発生部を動作させることにより、前記オゾン発生部が発生させたオゾンを、前記循環路を流れる空気に混入させて前記収納部内へ供給するオゾン供給工程を実行し、
前記オゾン供給工程が終了した後、前記送風ファンおよび前記紫外線発光部を動作させることにより、前記収容部内に残存するオゾンを空気とともに前記循環路に排出させ、前記循環路に排出されたオゾンに前記紫外線を照射する消オゾン工程を実行する、
ことを特徴とするオゾン処理装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のオゾン処理装置において、
前記紫外線は、オゾンの生成に寄与する波長帯を含まない、
ことを特徴とするオゾン処理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のオゾン処理装置において、
前記循環路内には、空気が流れる流路の断面が絞られた絞り部が形成され、
前記紫外線発光部は、前記絞り部に前記紫外線を照射する、
ことを特徴とするオゾン処理装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載のオゾン処理装置において、
前記循環路の内壁面には、前記紫外線発光部から照射された前記紫外線を反射する反射面が設けられる、
ことを特徴とするオゾン処理装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載のオゾン処理装置において、
前記循環路内には、金属製のフィンを有する第1熱交換器および第2熱交換器が配置され、
前記第1熱交換器を流れる低温の冷媒との熱交換により前記循環路を流れる空気が冷却されて除湿され、
前記第2熱交換器を流れる高温の冷媒との熱交換により前記第1熱交換器により除湿された空気が加熱され、
前記紫外線発光部は、前記循環路において、前記第1熱交換器および前記第2熱交換器よりも空気の流れの上流に配置される、
ことを特徴とするオゾン処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理対象物にオゾンを接触させることにより、処理対象物の消臭、除菌等を行うオゾン処理装置に関する。かかるオゾン処理装置には、洗濯機能に加えて、オゾンにより衣類の消臭、除菌等を行う機能を有する洗濯機、洗濯および乾燥機能に加えて、オゾンにより衣類の消臭、除菌等を行う機能を有する洗濯乾燥機、乾燥機能に加えて、オゾンにより衣類の消臭、除菌等を行う機能を有する衣類乾燥機などが含まれる。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
オゾン発生装置により生成したオゾンを、処理対象物が収容された収容部内に供給して処理対象物に接触させることにより、処理対象物の消臭、除菌等を行う衣類処理装置が、特許文献1に記載されている。特許文献1のオゾン処理装置は、たとえば、洗濯および乾燥機能に加えて、オゾンにより衣類の消臭、除菌等を行うドラム式洗濯乾燥機である。
【0003】
オゾン処理装置では、比較的高濃度のオゾンにより処理対象物の消臭、除菌等が行われるため、消臭、除菌等が終了し、収容部内へのオゾンの供給が停止した後に、収容部内のオゾン濃度が十分に低下するのを待って、収容部から処理対象物を取り出す必要がある。
【0004】
上記特許文献1のオゾン処理装置では、収容部内へのオゾンの供給が停止すると、収容部内のオゾンの分解を促進させるために、ミスト発生部で発生したミストが収容部内に供給され、収容部内が加湿される。これにより、収容部のオゾン濃度を速やかに低下させることが可能となり、オゾンの供給が停止してから処理対象物の取出しが可能となるまでの待ち時間(以降、「取出し待ち時間」と称する)を短縮することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-202225公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の衣類処理装置では、収容部内の処理対象物、たとえば衣類にミストが接触し、処理対象物が湿りがちになることが懸念される。そこで、湿った処理対象物を乾燥させる工程を付加することが考えられるが、この場合、取出し待ち時間が長くなってしまう。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、取出し待ち時間の短縮を効果的に図ることができ得るオゾン処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の主たる態様に係るオゾン処理装置は、処理対象物が収容される収容部と、前記収容部に接続された循環路と、前記収容部と前記循環路との間で空気を循環させる送風ファンと、オゾンを発生させるオゾン発生部と、オゾンの分解に作用する波長帯を含む紫外線を発光して前記循環路内に照射する紫外線発光部と、前記送風ファン、前記オゾン発生部および前記紫外線発光部の動作を制御する制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、前記送風ファンおよび前記オゾン発生部を動作させることにより、前記オゾン発生部が発生させたオゾンを、前記循環路を流れる空気に混入させて前記収納部内へ供給するオゾン供給工程を実行し、前記オゾン供給工程が終了した後、前記送風ファンおよび前記紫外線発光部を動作させることにより、前記収容部内に残存するオゾンを空気とともに前記循環路に排出させ、前記循環路に排出されたオゾンに前記紫外線を照射する消オゾン工程を実行する。
【0009】
オゾン処理装置は、たとえば、洗濯乾燥機とされ得る。この場合、外槽と、外槽内に回転可能に配置された内槽(たとえば、横軸型のドラム)とにより、処理対象物が収容される収容部が構成される。
【0010】
本態様に係るオゾン処理装置によれば、オゾン供給工程において、収容部内へオゾンを供給することにより、収容部に収容された処理対象物の消臭、除菌等を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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