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公開番号2024056435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163301
出願日2022-10-11
発明の名称フィルム挿入装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65B 61/22 20060101AFI20240416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】クッション材としてのフィルムを容器に供給するときに、第1プッシャとフィルムの間に位置ずれが生じることなく、フィルムを確実に容器内に挿入することができるフィルム挿入装置を提供する。
【解決手段】円筒状ホルダ30には、両端に開口部31、32を有する収容空間33が形成される。グリッパ12は円筒状ホルダ30の一方の開口部31に近接したフィルム供給位置にフィルム切断片Pを供給する。第1プッシャ26は一方の開口部31から挿入され、収容空間33内にフィルム切断片Pを挿入する。第2プッシャ27は円筒状ホルダ30の他方の開口部32から挿入され、フィルム切断片Pを収容空間33から押し出して、一方の開口部31に対向させて配置された容器Cに供給する。第1プッシャ26は、フィルム切断片Pに係合する係合突起21が先端部に形成されるとともに、後端部から先端部にかけて徐々に細くなる先細り形状を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
両端に開口部を有する収容空間が形成されたホルダと、
前記ホルダの一方の開口部に近接したフィルム供給位置にフィルムを供給するフィルム供給手段と、
前記一方の開口部から挿入され、前記収容空間内に前記フィルムを挿入する第1プッシャと、
前記ホルダの他方の開口部から挿入され、前記フィルムを前記収容空間から押し出す第2プッシャとを備え、
第1プッシャによって前記収容空間内に挿入されたフィルムを前記第2プッシャによって当該収容空間から押し出すことにより、前記一方の開口部に対向させて配置された容器内に挿入するフィルム挿入装置において、
前記第1プッシャは、前記フィルムに係合する係合突起が先端部に形成されるとともに、後端部から前記先端部にかけて徐々に細くなる先細り形状を有することを特徴とするフィルム挿入装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、錠剤等の固形物が充填された容器の上部にフィルム等のクッション材を挿入するフィルム挿入装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来この種のフィルム挿入装置として特許文献1に記載されたものが知られている。この装置は、予め筒状に成形された合成樹脂のフィルムを幅方向に二つ折りにすることにより4枚重ねの状態にして切断し、クッション材として容器に挿入するように構成されている。挿入動作では、フィルム切断片が第1プッシャにより下方から突き上げられて円筒状ホルダ内に押し込まれた後、円筒状ホルダの下方に容器が配置され、第2プッシャが円筒状ホルダの上方から下降してフィルム切断片が容器内に挿入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-261624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来装置では、第1プッシャでフィルム(またはフィルム切断片)を円筒状ホルダ内に押し込む際に、フィルム(またはフィルム切断片)が第1プッシャに対して滑って位置ずれが生じ、円筒状ホルダ内に適切に挿入されないことがある。
【0005】
本発明は、クッション材としてのフィルムを容器に供給するときに、第1プッシャとフィルムの間に位置ずれが生じることなく、フィルムを確実に容器内に挿入することができるフィルム挿入装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、両端に開口部を有する収容空間が形成されたホルダと、ホルダの一方の開口部に近接したフィルム供給位置にフィルムを供給するフィルム供給手段と、一方の開口部から挿入され、収容空間内にフィルムを挿入する第1プッシャと、ホルダの他方の開口部から挿入され、フィルムを収容空間から押し出す第2プッシャとを備え、第1プッシャによって収容空間内に挿入されたフィルムを第2プッシャによって収容空間から押し出すことにより、一方の開口部に対向させて配置された容器内に挿入するフィルム挿入装置において、第1プッシャは、フィルムに係合する係合突起が先端部に形成されるとともに、後端部から先端部にかけて徐々に細くなる先細り形状を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、クッション材としてのフィルムを容器に供給するときに、第1プッシャとフィルムの間に滑りが生じることなく、フィルムを確実に容器内に挿入することができるフィルム挿入装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態であるフィルム挿入装置と、その周辺に設けられた機器の配置を示す平面図である。
フィルム挿入装置を図1のA-A線に沿って見た側面図である。
フィルム挿入装置が図1のC-D区間にあるときの状態を示す側面図である。
第1プッシャと第2プッシャが取付けブラケットに取付けられた状態を示す平面図である。
第1プッシャが円筒状ホルダに挿入された状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図示実施形態を参照して本発明を説明する。図1は本発明の一実施形態であるフィルム挿入装置20と、その周辺に設けられた機器を示している。フィルム供給装置10は、筒状に成形されたフィルムを押しつぶして2枚重ねの状態にされたものを、さらに幅方向に二つ折りにして4枚重ねに折り畳んで排出する。折り畳まれたフィルムFは切断装置(図示せず)によって所定長さのフィルム切断片Pに切断され、供給ディスク11のグリッパ(フィルム供給手段)12に受け渡される。供給ディスク11は図において反時計回りに回転し、フィルム切断片Pはグリッパ12からフィルム挿入装置20に供給される。
【0010】
一方容器は搬送コンベヤ13により、図1において右方向へ搬送され、入口スターホイール14を介してフィルム挿入装置20に供給される。フィルム挿入装置20は供給ディスク11と同期して、図1において時計周りに連続的に回転する。フィルム切断片Pはグリッパ12により、供給ディスク11の中心側の部分が挟持され、フィルム切断片Pの幅方向の約2分の1の部分はグリッパ12から外方にはみ出している。フィルム切断片Pはグリッパ12がフィルム挿入装置20に接近した位置において、フィルム挿入装置20に設けられた円筒状ホルダ30(図2)に供給される。その後、フィルム切断片Pは円筒状ホルダ30から押し出されて容器内へ挿入され、フィルム切断片Pが充填された容器は出口スターホイール15を介して搬送コンベヤ13に受け渡され、次の工程へ搬送される。
(【0011】以降は省略されています)

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