TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024056284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163065
出願日2022-10-11
発明の名称什器システム
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 83/02 20060101AFI20240416BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】執務者の作業性を向上させることができるとともに、執務者に掛かる負担を軽減した上で、執務者の下肢との干渉を抑制できる什器システムを提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る什器システムは、天板を含む什器本体、及び什器本体を支持する走行部を有し、床面上を移動可能な天板付什器と、座、及び座を支持する支持構造体を有する椅子と、を備えている。什器本体のうち天板の下方に位置する部分には、少なくとも後方に開口する什器側空間が形成されている。椅子は、什器側空間の内部で天板付什器に支持されて天板付什器と一体で移動可能な収容状態、及び什器側空間の外部に引き出された使用状態の間を切替可能に構成されている。支持構造体には、収容状態において少なくとも後方に開口する椅子側空間が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
天板を含む什器本体、及び前記什器本体を支持する走行部を有し、床面上を移動可能な天板付什器と、
座、及び前記座を支持する支持構造体を有する椅子と、を備え、
前記什器本体のうち前記天板の下方に位置する部分には、少なくとも後方に開口する什器側空間が形成され、
前記椅子は、前記什器側空間の内部で前記什器本体に支持されて前記天板付什器と一体で移動可能な収容状態、及び前記什器側空間の外部に引き出された使用状態の間を切替可能に構成され、
前記支持構造体には、前記収容状態において少なくとも後方に開口する椅子側空間が形成されている什器システム。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記天板付什器は、前記什器側空間に対して後方に突出する把持部を備えている請求項1に記載の什器システム。
【請求項3】
前記什器側空間は、前記什器本体の後方及び下方に向けて連続して開口している請求項1又は請求項2に記載の什器システム。
【請求項4】
前記椅子側空間は、前記収容状態において後方及び下方に向けて連続して開口している請求項1又は請求項2に記載の什器システム。
【請求項5】
前記什器本体は、前記什器側空間を左右方向の両側から取り囲む左右閉塞板を備えている請求項1又は請求項2に記載の什器システム。
【請求項6】
前記椅子は、前記天板付什器に対して着脱可能である請求項1又は請求項2に記載の什器システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、什器システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1には、物品載置部を有する什器本体と、什器本体を支持するキャスタと、を備えるカート装置が開示されている。カート装置は、什器本体の後部に設けられた把持部を介して押したり引いたりされることで、前進、後退又は旋回できるようになっている。これにより、カート装置は、必要な物品を物品載置部上に載置した状態で、執務空間(オフィスや病院、公共施設等)を移動することができ、必要に応じた場所まで移動して随時作業が行えるようになっている。
【0003】
ところで、上述したカート装置では、移動場所において執務者が立った状態で作業を行う必要があった。そこで、例えば下記特許文献2~4には、カート装置に椅子が搭載可能な構成が開示されている。この構成によれば、移動場所においてカート装置から椅子を取り出すことで、執務者が椅子に着座した状態で作業を行うことができる。そのため、執務者の作業性を向上させることができるとともに、執務者に掛かる負担を軽減できると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5975609号公報
実用新案登録第3159993号公報
特開2008-272140号公報
特許第5824232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、カート装置の後部(把持部側)に椅子が搭載される。そのため、カート装置を移動させる際に、執務者の下肢と椅子とが干渉する可能性があった。
また、椅子に着座して作業する際には、執務者の下肢が椅子に対して前方(カート装置側)に突出するため、執務者の下肢とカート装置とが干渉する可能性があった。
【0006】
本発明は、執務者の作業性を向上させることができるとともに、執務者に掛かる負担を軽減した上で、執務者の下肢との干渉を抑制できる什器システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示は以下の態様を採用した。
(1)本開示の一態様に係る什器システムは、天板を含む什器本体、及び前記什器本体を支持する走行部を有し、床面上を移動可能な天板付什器と、座、及び前記座を支持する支持構造体を有する椅子と、を備え、前記什器本体のうち前記天板の下方に位置する部分には、少なくとも後方に開口する什器側空間が形成され、前記椅子は、前記什器側空間の内部で前記什器本体に支持されて前記天板付什器と一体で移動可能な収容状態、及び前記什器側空間の外部に引き出された使用状態の間を切替可能に構成され、前記支持構造体には、前記収容状態において少なくとも後方に開口する椅子側空間が形成されている。
【0008】
本態様によれば、什器システム(椅子)を収容状態に移行させた後、執務者は天板付什器を押したり引いたりすることで、什器システム全体を前進、後退又は旋回させることができる。そして、収容状態の什器システムを必要に応じた場所まで移動させた後、再度椅子を使用状態に移行させることで、移動場所において椅子に着座した状態で作業が行えるようになっている。これにより、執務者の作業性を向上させることができるとともに、執務者に掛かる負担を軽減することができる。
特に、本態様によれば、収容状態において少なくとも後方に開口する椅子側空間が支持構造体に形成されているため、収容状態の什器システムを執務者が移動させる際、椅子側空間が執務者の下肢を避けるように配置される。これにより、椅子がカート装置に搭載されている状態で什器システムを移動させる場合であっても、執務者の下肢と椅子との干渉を抑制でき、什器システムのスムーズな移動が可能になる。
【0009】
(2)上記(1)の態様において、前記天板付什器は、前記什器側空間に対して後方に突出する把持部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、什器システムが収容状態にあるときであっても、執務者によって把持部を把持し易い。そのため、什器システムの操作性を向上させることができる。
【0010】
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記什器側空間は、前記什器本体の後方及び下方に向けて連続して開口していることが好ましい。
本態様によれば、什器システムを後方から移動させる際に、執務者の下肢と什器本体の下端部との干渉を抑制できる。その結果、什器システムのスムーズな移動が可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社オカムラ
什器
15日前
株式会社オカムラ
什器
15日前
株式会社オカムラ
什器
14日前
株式会社オカムラ
椅子
14日前
株式会社オカムラ
椅子
21日前
株式会社オカムラ
什器
14日前
株式会社オカムラ
什器
15日前
株式会社オカムラ
ブース
21日前
株式会社オカムラ
ブース
21日前
株式会社オカムラ
間仕切
14日前
株式会社オカムラ
ブース
14日前
株式会社オカムラ
ブース
14日前
株式会社オカムラ
カート装置
16日前
株式会社オカムラ
カート装置
15日前
株式会社オカムラ
カート装置
15日前
株式会社オカムラ
空間構造体
2日前
株式会社オカムラ
ブース装置
21日前
株式会社オカムラ
ブース装置
21日前
株式会社オカムラ
什器システム
14日前
株式会社オカムラ
什器ユニット
14日前
株式会社オカムラ
空間形成装置
14日前
株式会社オカムラ
什器システム
14日前
株式会社オカムラ
什器システム
16日前
株式会社オカムラ
什器システム
16日前
株式会社オカムラ
什器システム
14日前
株式会社オカムラ
背凭れ及び椅子
16日前
株式会社オカムラ
背凭れ及び椅子
16日前
株式会社オカムラ
背凭れ及び椅子
16日前
株式会社オカムラ
椅子、及び背凭れ
16日前
株式会社オカムラ
間仕切パネル装置
8日前
株式会社オカムラ
什器および什器システム
14日前
株式会社オカムラ
配線什器及び什器システム
21日前
株式会社オカムラ
ランバーサポート、及び椅子
21日前
株式会社オカムラ
ソファシステム及びテーブル
15日前
株式会社オカムラ
天板付什器及び什器システム
16日前
株式会社オカムラ
オプション部材取付構造及び什器
15日前
続きを見る