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公開番号2024056287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163068
出願日2022-10-11
発明の名称カート装置
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 31/00 20060101AFI20240416BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】移動時における視認性を確保した上で、作業時における作業性を向上させ、移動時及び作業時の双方で使い勝手に優れたカート装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係るカート装置は、天板を含む什器本体と、什器本体を支持するとともに、床面上を移動可能な走行部と、什器本体に着脱可能に設けられるとともに、装着状態において天板から上方に起立して天板よりも上方に位置する上方空間を上下方向に交差する方向に仕切るパネル部材と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
天板を含む什器本体と、
前記什器本体を支持するとともに、床面上を移動可能な走行部と、
前記什器本体に着脱可能に設けられるとともに、装着状態において前記天板から上方に起立して前記天板よりも上方に位置する上方空間を上下方向に交差する方向に仕切るパネル部材と、を備えているカート装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記什器本体から後方に突出する把持部を備え、
前記パネル部材は、前記装着状態において前記上方空間を前後方向に仕切るメインパネルを備えている請求項1に記載のカート装置。
【請求項3】
前記パネル部材は、前記装着状態において前記上方空間を左右方向に仕切るサブパネルを備えている請求項2に記載のカート装置。
【請求項4】
前記パネル部材は、前記メインパネル及び前記サブパネル同士を連結する連結部を備えている請求項3に記載のカート装置。
【請求項5】
前記メインパネル及び前記サブパネルは、前記連結部によって回動可能に連結されている請求項4に記載のカート装置。
【請求項6】
前記パネル部材の下端部には、前記装着状態において前記パネル部材の厚さ方向に張り出すとともに、前記天板の上面に取り付けられる取付片を備え、
前記取付片は、前記パネル部材に対する前記厚さ方向の向きが変更可能である請求項1から請求項5の何れか1項に記載のカート装置。
【請求項7】
前記取付片は、前記天板の上面に対して磁力によって取り付けられる請求項6に記載のカート装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カート装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1~3には、物品載置部を有する什器本体と、什器本体を支持するキャスタと、を備えるカート装置が開示されている。カート装置は、什器本体の後部に設けられた把持部を介して押したり引いたりされることで、前進、後退又は旋回できるようになっている。これにより、カート装置は、必要な物品を物品載置部上に載置した状態で、執務空間(オフィスや病院、公共施設等)を移動することができ、必要に応じた場所まで移動して随時作業が行えるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5975609号公報
実用新案登録第3159993号公報
特許第6013081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したカート装置にあっては、執務者の天板上での作業内容が第三者の視線に入り込まない方が好ましい場合がある。一方で、カート装置では、移動時において周囲との衝突を避けるために、執務者の視界が天板の直上空間を通じて開かれていることが好ましい。
【0005】
本発明は、移動時における視認性を確保した上で、作業時における作業性を向上させ、移動時及び作業時の双方で使い勝手に優れたカート装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係るカート装置は、天板を含む什器本体と、前記什器本体を支持するとともに、床面上を移動可能な走行部と、前記什器本体に着脱可能に設けられるとともに、装着状態において前記天板から上方に起立して前記天板よりも上方に位置する上方空間を上下方向に交差する方向に仕切るパネル部材と、を備えている。
本態様によれば、作業時においてパネル部材を装着状態とすることで、天板の上方空間を仕切ることができる。これにより、パネル部材に対して一方側で執務者が天板を用いて作業を行う場合に、天板上の物品や作業内容等がパネル部材に対して他方側に位置する第三者の視線に写り込むことを抑制できる。また、執務者又は第三者の飛沫等をパネル部材によって遮ることもできる。
一方、カート装置の移動時には、パネル部材を取り外すことで、天板の直上空間がカート装置の周囲に開放される。これにより、執務者の視線がパネル部材によって遮られることを抑制できる。その結果、移動時における視認性を確保した上で、作業時における作業性を向上させ、移動時及び作業時の双方で使い勝手に優れたカート装置を提供できる。
【0007】
(2)上記(1)の態様に係るカート装置において、前記什器本体から後方に突出する把持部を備え、前記パネル部材は、前記装着状態において前記上方空間を前後方向に仕切るメインパネルを備えていることが好ましい。
本態様によれば、パネル部材が装着状態にあるとき、カート装置の前方からの第三者の視線を遮ることができる。一方で、パネル部材を取り外しておくことで、執務者が把持部を把持してカート装置を移動させる際の前方視界を確保し易い。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)の態様に係るカート装置において、前記パネル部材は、前記装着状態において前記上方空間を左右方向に仕切るサブパネルを備えていることが好ましい。
本態様によれば、パネル部材が装着状態にあるとき、カート装置の側方からの第三者の視線を遮ることができる。一方で、パネル部材を取り外しておくことで、執務者がカート装置を移動させる際の左右方向の視界を確保し易い。
【0009】
(4)上記(3)の態様に係るカート装置において、前記パネル部材は、前記メインパネル及び前記サブパネル同士を連結する連結部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、互いに交差する方向に延びるメインパネル及びサブパネルが連結部を介して連結される。そのため、パネル部材は、装着状態において各パネル同士で互いに支持し合った状態で天板上に起立する。これにより、パネル部材の安定性を向上させることができる。
【0010】
(5)上記(4)の態様に係るカート装置において、前記メインパネル及び前記サブパネルは、前記連結部によって回動可能に連結されていることが好ましい。
本態様によれば、パネル部材を取り外した状態において、メインパネル及びサブパネルを重ね合わせた状態で折り畳むことができる。これにより、未使用状態のパネル部材をコンパクトに保管することができる。また、メインパネルとサブパネルとのなす角度を適宜調整することができるので、パネル部材のレイアウト性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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