TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024057231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163829
出願日2022-10-12
発明の名称オプション部材取付構造及び什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 97/00 20060101AFI20240417BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】什器等を構成する構造体に対して多様な態様でオプション部材を取り付けることができ、執務等における優れた使い勝手を確保しながら、オプション部材で物品を安定的に保持することが可能なオプション部材取付構造並びに什器を提供する。
【解決手段】什器に対して、機能性を有する物品を保持するためのオプション部材1を取り付ける、オプション部材取付構造であって、オプション部材1は、什器における何れかの位置に取り付けられる取付部材4と、取付部材4に対して着脱自在に取り付けられ、且つ、物品を保持する機能部材5と、を有し、取付部材4は、什器の少なくとも一部を把持することで、取付部材4を什器に固定するクランプ構造を有し、機能部材5は、什器に対する取付部材4の取付方向に応じて、取付部材4に対する取付方向が変更可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
什器に対して、機能性を有する物品を保持するためのオプション部材を取り付ける、オプション部材取付構造であって、
前記オプション部材は、前記什器における何れかの位置に取り付けられる取付部材と、該取付部材に対して着脱自在に取り付けられ、且つ、前記物品を保持する機能部材と、を有し、
前記取付部材は、前記什器の少なくとも一部を把持することで、前記取付部材を前記什器に固定するクランプ構造を有し、
前記機能部材は、前記什器に対する前記取付部材の取付方向に応じて、前記取付部材に対する取付方向が変更可能であることを特徴とするオプション部材取付構造。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記機能部材は、前記取付部材に対する取付方向が、第一の方向と、該第一の方向と直交する第二の方向とで変更可能であることを特徴とする請求項1に記載のオプション部材取付構造。
【請求項3】
前記機能部材は、前記取付部材に対する取付方向が、前記機能部材と前記取付部材との取付面に沿った方向で変更可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオプション部材取付構造。
【請求項4】
前記機能部材は、前記取付部材に対してねじ留めによって取り付けられ、且つ、ねじが挿通される複数の貫通孔を有しており、前記ねじが挿通される前記貫通孔の位置を変更することにより、前記取付部材に対する取付方向が変更可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオプション部材取付構造。
【請求項5】
前記機能部材は、前記取付部材に取り付けられ、且つ、前記取付部材に対する取付方向が変更可能な第一部材と、該第一部材に取り付けられる第二部材とからなり、前記第一部材と前記第二部材とで前記物品を挟み込んで保持することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオプション部材取付構造。
【請求項6】
前記機能部材が鋼板材料からなり、前記第一部材における前記第二部材との取付面、又は、前記第二部材における前記第一部材との取付面に磁石が配置されており、磁着によって前記第二部材が前記第一部材に取り付けられることを特徴とする請求項5に記載のオプション部材取付構造。
【請求項7】
前記第一部材は、前記取付部材に取り付けられる側の面に磁石が配置されていることを特徴とする請求項5に記載のオプション部材取付構造。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載のオプション部材取付構造を備え、該オプション部材取付構造によってオプション部材が取り付けられてなることを特徴とする什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オプション部材取付構造、及び、当該構造を備えた什器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、オフィスや研究施設、公共施設等の執務空間においては、執務者の作業性を向上させるため、例えば、複数の支柱と、これら複数の支柱の間に架設された棚板とを含む構造体から構成される、ラックタイプの什器が使用されている。
【0003】
また、上記の用途で用いられる什器においては、例えば、小物入れや小さな棚、ごみ箱等のオプション部材を取り付け可能にすることにより、什器としての使い勝手を向上させたものも多くみられるようになっている。
【0004】
上記のような、オプション部材を什器の支柱や棚板等に取り付ける構造として、例えば、オプション部材に設けられた係止部を、什器の構造体に設けられた被係止部に係止させる構造が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、上下方向に立設された複数の縦杆と、縦杆間に架設された横杆とを有した支柱に係止溝が形成され、この係止溝に、オプション部材に形成された係止爪を係止させることで、オプション部材を支柱に取り付ける構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6422184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されたような、係止溝と係止爪との係合によってオプション部材を什器に取り付ける構造では、オプション部材の取付可能な位置が、什器における係止溝が形成された位置に制限されてしまう。このため、特許文献1に記載された構造では、オプション部材の取付位置の自由度が低いという問題があった。
【0007】
また、特許文献1に記載されたように、使い勝手を向上させることを目的として、オプション部材を縦杆又は横杆の何れかに、それぞれ取付方向を変更しながら取り付ける構造とした場合、それぞれの取付方向に応じた取付部を形成する必要がある。このため、特許文献1に記載された構造では、オプション部材の取付方向(向き)の自由度が低いという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、什器を構成する構造体に対して多様な態様でオプション部材を取り付けることができ、執務等における優れた使い勝手を確保しながら、オプション部材で物品を安定的に保持することが可能なオプション部材取付構造、並びに、当該構造を備える什器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、以下の態様を包含する。
即ち、本発明の一態様に係るオプション部材取付構造は、什器に対して、機能性を有する物品を保持するためのオプション部材を取り付ける、オプション部材取付構造であって、前記オプション部材は、前記什器における何れかの位置に取り付けられる取付部材と、該取付部材に対して着脱自在に取り付けられ、且つ、前記物品を保持する機能部材と、を有し、前記取付部材は、前記什器の少なくとも一部を把持することで、前記取付部材を前記什器に固定するクランプ構造を有し、前記機能部材は、前記什器に対する前記取付部材の取付方向に応じて、前記取付部材に対する取付方向が変更可能とされている。
【0010】
本態様によれば、オプション部材が、什器に取り付けられる取付部材と、取付部材に対して着脱自在とされた機能部材とからなり、機能部材の取付方向が、什器に対する取付部材の取付方向に応じて変更可能な構成とすることで、例えば、什器を構成する支柱又は棚板に対して多様な態様でオプション部材を取り付けることが可能となる。これにより、オプション部材の取付位置や取付方向の自由度が高められるので、例えば、本態様のオプション部材取付構造が適用された什器を用いることで、執務等における優れた使い勝手を確保しながら、オプション部材で物品を安定的に保持することが可能となる。
しかも、本態様においては、取付部材が、支柱又は棚板の少なくとも一部を把持し、取付部材を什器に固定するクランプ構造を有しているので、什器に対してオプション部材を確実且つ強固に取り付けることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許