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公開番号2024056333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163135
出願日2022-10-11
発明の名称背凭れ及び椅子
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47C 7/40 20060101AFI20240416BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】背凭れの外観体裁を向上させる。
【解決手段】背凭れであって、手掛部23が設けられた背シェル5bと、手掛部23の少なくとも一部を露出する開口部5f1を有すると共に、背シェル5bを覆う表皮材5fと、表皮材5fの開口部5f1の周縁部5f2を遮蔽すると共に、手掛部23の一部を露出させた状態で背シェル5bに固定されたカバー部材5gとを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
手掛部を有する骨格部と、
前記手掛部の少なくとも一部を露出する開口部を有すると共に、前記骨格部を覆う表皮材と、
前記表皮材の前記開口部の周縁部を遮蔽すると共に、前記手掛部の前記一部を露出させた状態で前記骨格部に固定された遮蔽部材と
を備える
背凭れ。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記手掛部は、前記骨格部の一部が窪んで形成された凹部からなる請求項1記載の背凭れ。
【請求項3】
前記骨格部は、前記骨格部の後面から前方に向けて窪む後面凹部を有し、
前記手掛部は、前記後面凹部の奥面から、さらに前記前方に向けて窪んで形成されている
請求項2記載の背凭れ。
【請求項4】
前記周縁部の少なくとも一部は、前記手掛部の外側にて前記後面凹部の奥面と前記遮蔽部材との間に位置する請求項3記載の背凭れ。
【請求項5】
前記手掛部の外側にて前記後面凹部の内部に位置すると共に、前記遮蔽部材が取り付けられる取付部を備える請求項3または4記載の背凭れ。
【請求項6】
前記取付部は、前記手掛部の入口開口の上方あるいは下方に位置する請求項5記載の背凭れ。
【請求項7】
前記遮蔽部材は、
前記後面凹部に収容されて前記取付部に固定された本体部と、
前記手掛部の内部に収容され、前記本体部との間に前記手掛部の前記一部を露出する間隙を形成する半環状部と
を有する
請求項5記載の背凭れ。
【請求項8】
請求項1~4のいずれか一項に記載の背凭れを備える椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、背凭れ及び椅子に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、強度部材として背フレームを備える背凭れが開示されている。また、特許文献1に開示された背凭れは、背フレームに固定された持ち手を備える。持ち手は、背フレームと別体であり、背フレームに対して固定されている。特許文献1は、背凭れが背フレームを覆う張材を備えてもよいことを開示する。特許文献1に開示された椅子が張材を備える場合には、張材は、持ち手が挿通される開口部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5970951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、背フレームと別体である持ち手は、背フレームに対してボルトで固定されている。持ち手を把持して椅子を移動させると、背フレームと持ち手との接続部に対して大きな負荷がかかる。このため、背フレームと持ち手との接続強度は、長期間の使用により、徐々に低下する。したがって、持ち手は、背フレームに対して僅かに移動するようになる。このような持ち手と張材との干渉を防ぐためには、張材に形成された開口部を囲う周縁部と持ち手との間に予め隙間を形成しておく必要がある。しかしながら、このような隙間は、張材に形成された開口部を囲う周縁部を外部から視認可能とするため、背凭れの外観体裁を損なう要因となる。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、背凭れの外観体裁を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0007】
本発明の第1の態様は、背凭れであって、手掛部が設けられた骨格部と、前記手掛部の少なくとも一部を露出する開口部を有すると共に、前記骨格部を覆う表皮材と、前記表皮材の前記開口部の周縁部を遮蔽すると共に、前記手掛部の前記一部を露出させた状態で前記骨格部に固定された遮蔽部材とを備えるという構成を採用する。
【0008】
本発明の第1の態様では、骨格部は、手掛部を有している。つまり、手掛部は、骨格部の一部により形成されている。このため、別体の持ち手等を骨格部に接続することなく、背凭れを移動させることができる。したがって、本発明の第1の態様は、持ち手等が表皮材と干渉することを防止できる。さらに、本発明の第1の態様は、遮蔽部材を備える。遮蔽部材は、表皮材の開口部の周縁部を遮蔽する。このため、表皮材の開口部の周縁部は、外部から視認されない。したがって、本発明の第1の態様は、背凭れの外観体裁を向上させることができる。
【0009】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記手掛部が、前記骨格部の一部が窪んで形成された凹部からなるという構成を採用する。
【0010】
本発明の第2の態様では、手掛部は、骨格部の一部が窪んで形成されている。このため、本発明の第2の態様では、手掛部は、表皮材の開口部から突出することはない。このような本発明の第2の態様は、表皮材の開口部から突出する部材を設ける必要がなく、背凭れの外観体裁を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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