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公開番号2024056097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-19
出願番号2024037258,2019215854
出願日2024-03-11,2019-11-28
発明の名称画像読取装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類H04N 1/191 20060101AFI20240412BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取開始指示から1枚目の出力までの時間を短縮する。
【解決手段】シートの画像を読み取る読取部と、シェーディング補正値を設定するために読取部によって読み取られる基準部と、情報を入力可能な入力部と、入力部により入力された情報に基づいて読取ジョブにおける読取解像度を設定する解像度設定処理(ステップS7)の実行後、読取ジョブを開始する情報が前記入力部により入力される前に、設定した読取解像度に基づいて読取部により基準部を読み取ってシェーディング補正値を設定する補正値設定処理(ステップS8)を開始する制御部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シートの画像を読み取る読取部と、
シェーディング補正値を設定するために前記読取部によって読み取られる基準部と、
情報を入力可能な入力部と、
前記入力部により入力された情報に基づいて読取ジョブにおける読取解像度を設定する解像度設定処理の実行後、前記読取ジョブを開始する情報が前記入力部により入力される前に、設定した前記読取解像度に基づいて前記読取部により前記基準部を読み取って前記シェーディング補正値を設定する補正値設定処理を開始する制御部と、を備える、
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記補正値設定処理の終了後、かつ、前記読取ジョブを開始する情報が前記入力部により入力された後に、前記読取ジョブを開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記制御部は、
1回目の前記解像度設定処理において、前記読取解像度として第1解像度を設定し、
1回目の前記補正値設定処理において、前記第1解像度に基づいて前記読取部により前記基準部を読み取って、前記シェーディング補正値として第1補正値を設定して記憶し、
2回目の前記解像度設定処理において、前記読取解像度を前記第1解像度から前記第1解像度とは異なる第2解像度に変更し、
2回目の前記補正値設定処理において、前記第2解像度に基づいて前記読取部により前記基準部を読み取って、前記シェーディング補正値として第2補正値を設定し、
3回目の前記解像度設定処理において、前記読取解像度を前記第2解像度から前記第1解像度に変更した場合には、
3回目の前記補正値設定処理において、前記シェーディング補正値として、記憶された前記第1補正値を設定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
シートの読み取り時には前記読取部を第1領域に位置させ、前記基準部の読み取り時には前記読取部を前記第1領域とは異なる第2領域に位置させるように、前記読取部を副走査方向に移動させる移動部を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項5】
シートを載置する原稿台ガラスを備え、
前記第1領域は、前記原稿台ガラスの少なくとも一部であり、
前記読取部は、前記原稿台ガラスの前記第1領域に載置されたシートの画像を副走査方向に移動しながら読み取る、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
シートを搬送する搬送部を備え、
前記読取部は、前記第1領域に停止した状態で、前記搬送部によって搬送されたシートの画像を読み取る、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記第2領域は、前記第1領域に対して前記副走査方向に隣接して配置されている、
ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項8】
シートを搬送する搬送部と、
シートの第1面の画像を読み取る第1読取部と、
シートの前記第1面とは反対側の第2面の画像を読み取る第2読取部と、
シェーディング補正値を設定するために前記第1読取部によって読み取られる第1基準部と、
シェーディング補正値を設定するために前記第2読取部によって読み取られる第2基準部と、
前記入力部により入力された情報に基づいて前記読取ジョブにおける前記第1面の読取解像度である第1解像度を設定する第1解像度設定処理の実行後、前記読取ジョブを開始する情報が前記入力部により入力される前に、設定した前記第1解像度に基づいて前記第1読取部により前記第1基準部を読み取って前記第1読取部の前記シェーディング補正値を設定する第1補正値設定処理を開始し、前記入力部により入力された情報に基づいて前記読取ジョブにおける前記第2面の読取解像度である第2解像度を設定する第2解像度設定処理の実行後、前記読取ジョブを開始する情報が前記入力部により入力される前に、設定した前記第2解像度に基づいて前記第2読取部により前記第2基準部を読み取って前記第2読取部の前記シェーディング補正値を設定する第2補正値設定処理を開始する制御部と、を備え、
前記第1読取部は、前記読取部であり、
前記第1基準部は、前記基準部であり、
前記第1解像度設定処理は、前記解像度設定処理であり、
前記第2読取部は、前記第2基準部に対向した状態で前記搬送部に固定されており、
前記搬送部によって搬送されたシートは、前記第2読取部と前記第2基準部との間を搬送され、
前記第2読取部は、前記第2読取部と前記第2基準部との間をシートが搬送されていないときには前記第2基準部を読取可能であり、前記第2読取部と前記第2基準部との間をシートが搬送されているときには搬送されている前記シートを読取可能である、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記読取部により読み取られた画像の画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートの画像を読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スキャナ等の画像読取装置や、複写機等に設けられた画像読取装置では、画像読取処理の高速化が望まれている。このため、原稿を600dpiで読み取り可能な画像読取装置において、読取解像度を落として300dpiで読み取りする画像読取装置が知られている。このような画像読取装置では、変倍率や出力解像度といった読取ジョブの設定に基づいて、読取解像度を600dpiあるいは300dpiにするかを、読取ジョブの開始後、即ち、開始ボタンの押し下げ後、画像読取処理の中で決定する。
【0003】
一方、画像読取装置としては、シートの画像を読み取る前の準備として、基準データとして基準白板を読み取る動作を行なってシェーディング補正値を取得する補正値取得処置を実行するものが普及している。近年では、FCOT(First Copy Output Time)、即ち、読取開始指示から1枚目の出力までの時間を短縮することが望まれている。そこで、シェーディング補正値を取得する補正値取得処理を読取ジョブの開始前に先行して行うことで、FCOTを短縮させる画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-306707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の構成では、読取ジョブの開始前にシェーディング補正値を取得する補正値取得処理を先行して行う場合、読取解像度を例えば600dpi等で固定して補正値取得処理を行っていた。これに対し、例えば、コピー処理において倍率を50%に設定変更した場合や、ファクシミリ送信の送信解像度を300dpiに設定した場合には、読取解像度を300dpiで画像読取処理を行うようになる。このため、読取ジョブの開始前に補正値取得処理を行った読取解像度と読取ジョブの開始後の実際の読取解像度とが、異なる場合がある。その場合、読取ジョブの開始後、補正値取得処理をやり直す必要があるため、その時間の分だけ画像読取処理が遅れてしまい、FCOTが遅くなるという課題があった。
【0006】
本発明は、読取開始指示から1枚目の出力までの時間を短縮可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像読取装置は、シートの画像を読み取る読取部と、シェーディング補正値を設定するために前記読取部によって読み取られる基準部と、情報を入力可能な入力部と、前記入力部により入力された情報に基づいて読取ジョブにおける読取解像度を設定する解像度設定処理の実行後、前記読取ジョブを開始する情報が前記入力部により入力される前に、設定した前記読取解像度に基づいて前記読取部により前記基準部を読み取って前記シェーディング補正値を設定する補正値設定処理を開始する制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、読取開始指示から1枚目の出力までの時間を短縮する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る画像読取装置を示す斜視図である。
本実施形態に係る画像読取装置を示す断面図である。
本実施形態に係る画像読取装置の制御系を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像読取装置の操作部の表示画面であり、(a)はトップメニュー画面、(b)はコピー画面である。
本実施形態に係る画像読取装置の操作部の表示画面であり、(a)は倍率を変更する画面、(b)はSEND画面である。
本実施形態に係る画像読取装置の操作部に示された送信解像度画面である。
本実施形態に係る画像読取装置における読取ジョブの開始前に読取解像度を設定する処理手順を示す第1のフローチャートである。
本実施形態に係る画像読取装置における読取ジョブの開始前に読取解像度を設定する処理手順を示す第2のフローチャートである。
本実施形態に係る画像読取装置における読取ジョブの開始前に読取解像度を設定する処理手順を示す第3のフローチャートである。
本実施形態に係る画像読取装置における読取ジョブの開始後に読取解像度を設定する処理手順を示すフローチャートである。
本実施形態に係る画像読取装置において流し読みを実行する際の断面図であり、(a)は表面読取部が待機位置にある場合、(b)は表面読取部が流し読み位置にある場合である。
本実施形態に係る画像読取装置において固定読みを実行する際の断面図であり、(a)は表面読取部が待機位置にある場合、(b)は表面読取部が圧板加速開始位置にある場合である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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