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公開番号2024056086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-19
出願番号2024036804,2020116864
出願日2024-03-11,2020-07-07
発明の名称建物の基礎構造
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類E02D 27/00 20060101AFI20240412BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】主に、ベタ基礎のスラブ部の一度打ちを容易にできるようにする。
【解決手段】建物1の外周に沿って立上がる外周立上部5と、外周立上部5の内側に設けられた平坦なスラブ部6と、を有する建物1の基礎構造に関する。
打設されたスラブ部6の上面6aに、予め製造されたプレキャストコンクリート製の束部材21が載置されるようにしている。
例えば、プレキャストコンクリート製の束部材21は、建物1の垂直荷重を支える構造用、および、建物1に作用される横方向の引張荷重を受けてスラブ部6に伝えることで、防振を行わせる防振用の束(B)とされる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
建物の外周に沿って立上がる外周立上部と、該外周立上部の内側に設けられた平坦なスラブ部とを有する建物の基礎構造であって、
打設された前記スラブ部の上面に、予め製造されたプレキャストコンクリート製の束部材が載置されており、
該プレキャストコンクリート製の束部材は、前記建物の垂直荷重を支える構造用、および、前記建物に作用される横方向の引張荷重を受けて前記スラブ部に伝えることで、防振を行わせる防振用の束とされていることを特徴とする建物の基礎構造。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建物の基礎構造であって、
前記プレキャストコンクリート製の束部材は、上面および側面の少なくとも一方に、防振用の金具を取付けるインサート部材を一体に有しており、
前記プレキャストコンクリート製の束部材は、建物の床大梁に対し、前記インサート部材に取付けられた防振用の前記金具によって前記床大梁を挟み込んだ状態で連結されると共に、前記スラブ部に対し、後施工アンカーによって締結固定されていることを特徴とする建物の基礎構造。
【請求項3】
請求項2に記載の建物の基礎構造であって、
前記プレキャストコンクリート製の束部材は、防振用の前記金具を複数備えていることを特徴とする建物の基礎構造。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の建物の基礎構造であって、
前記プレキャストコンクリート製の束部材は、建物の床大梁に宙に浮いた状態で設置された防振部材に近い位置に設置されていることを特徴とする建物の基礎構造。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の建物の基礎構造であって、
前記プレキャストコンクリート製の束部材は、下部の側面を、L型の固定プレートを介して、前記スラブ部に対し、後施工アンカーによって固定されていることを特徴とする建物の基礎構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、建物の基礎構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
住宅などの建物は、その下部を基礎によって地面に支えられている。このような建物の基礎の構造(基礎構造)には、例えば、ベタ基礎などがある。ベタ基礎は、建物の外周に沿って立上がる外周立上部と、外周立上部の内側に設けられた平坦なスラブ部と、を少なくとも有している。スラブ部の内側には、建物の下部(に設けられた床大梁)を支えるために、外周立上部とは別の立上部分(例えば、内側の立上部)が必要になる。
【0003】
内側の立上部は、外周立上部やスラブ部と同時に打設形成されて、外周立上部とほぼ同じ高さを有してスラブ部の内側を複数に仕切るように延びるものとなっていた。また、例えば、特許文献1のように、別の立上部分として、ベタ基礎と一体の内側の立上部の代わりに、予め製造されたプレキャストコンクリート製の束部材をスラブ部に埋め込むことも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-195877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のベタ基礎では、コンクリートの打設時に、ベタ基礎の内側の立上部を、外周立上部やスラブ部と同時に一体に形成するようにしていた。そのため、スラブ部を一度打ちする場合、ベタ基礎の内側の立上部の位置や高さの調整を行うために、コンクリートの硬化前にベタ基礎の内部へ作業員が立入ることが必要になっていた。よって、スラブ部の一度打ちは容易ではなかった。
【0006】
これに対し、上記特許文献1に記載された建物の基礎構造では、予め製造されたプレキャストコンクリート製の束部材を、ベタ基礎のコンクリートの打設時に、スラブ部に埋設してスラブ部と一体化するようにしていたため、コンクリートの打設時において、プレキャストコンクリート製の束部材の位置や高さの調整に手間がかかるなどの問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題に対して、本発明は、
建物の外周に沿って立上がる外周立上部と、該外周立上部の内側に設けられた平坦なスラブ部とを有する建物の基礎構造であって、
打設された前記スラブ部の上面に、予め製造されたプレキャストコンクリート製の束部材が載置されており、
該プレキャストコンクリート製の束部材は、前記建物の垂直荷重を支える構造用、および、前記建物に作用される横方向の引張荷重を受けて前記スラブ部に伝えることで、防振を行わせる防振用の束とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、上記構成によって、ベタ基礎のスラブ部の一度打ちが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態にかかる基礎構造を備えた建物の斜視図である。
建物(ユニット建物)を構成する建物ユニットの斜視図である。
(a)は実施例1における、図1のベタ基礎の平面図、(b)は(a)のベタ基礎の縦断面図である。
(a)は図3(b)のプレキャストコンクリート製の束部材の側面図、(b)は図3(b)の鋼製束の側面図である。
(a)はスペーサを備えたプレキャストコンクリート製の束部材の側面図、(b)は(a)の上面図である。
(a)は別のスペーサを備えたプレキャストコンクリート製の束部材の側面図、(b)は(a)の上面図である。
(a)は他のスペーサを備えたプレキャストコンクリート製の束部材の側面図、(b)は(a)の上面図である。
実施例2における、ベタ基礎の縦断面図である。
(a)は図8のプレキャストコンクリート製の束部材の側面図、(b)は図8の防振部材の側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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