TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024056047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-19
出願番号2024034837,2022011710
出願日2024-03-07,2016-04-29
発明の名称BTLAアゴニスト抗体を用いた免疫応答のモジュレーション
出願人サンフォード バーナム プレビーズ メディカル ディスカバリー インスティテュート
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 45/00 20060101AFI20240412BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】活性化状態にあるBTLAに結合し、BTLAシグナル伝達を増大させる抗体を提供すること。
【解決手段】本発明は、BTLAアゴニスト抗体が免疫系をモジュレートするという将来性のある発見に関する。特に、本発明は、活性化状態にあるBTLAに結合し、BTLAシグナル伝達を増大させる抗体を提供する。本発明は、BTLAアゴニスト抗体により免疫および炎症疾患ならびに障害を処置する方法をさらに提供する。一実施形態において、本発明は、自己免疫障害または炎症性障害の処置を必要とする対象にBTLAの活性をモジュレートする治療的薬剤を投与し、それによって自己免疫障害または炎症性障害を処置する工程を含む、自己免疫障害または炎症性障害を処置する方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、2015年4月29日に出願された米国仮出願第62/154,484号の利益を請求し、その内容は、参照によって本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,900 文字)【0002】
政府支援の声明
本発明は、米国国立衛生研究所によって授与された助成金番号R37AI033068の下で政府支援により一部なされた。米国政府は、本発明における特定の権利を有する。
【0003】
配列表の組み込み
添付の配列表にあるものは、本願に参照によって本明細書に組み込まれる。添付の配列表テキストファイル、名称BURN1660_1WO_Sequence_Listingは、2016年4月28日に作製され、7kbである。このファイルは、Windows(登録商標)OSを使用するコンピュータ上でMicrosoft Wordを使用して評価され得る。
【0004】
本発明の分野
本発明は、一般に、抗体、より具体的にはBTLAアゴニスト抗体の開発および使用、ならびに免疫応答をモジュレートし、免疫および炎症関連疾患および障害を処置するためのその使用に関する。
【背景技術】
【0005】
リンパ球活性化は、一次抗原受容体、すなわちT細胞受容体またはB細胞受容体のいずれかによって伝達されるシグナル、ならびにリンパ球活性化の程度、質および持続時間を調節する数々の共刺激および阻害受容体によって伝達される二次シグナルに関わる。T細胞の場合、共刺激受容体および阻害細胞表面受容体には、CD28、細胞傷害性Tリンパ球抗原4(CTLA-4)、および腫瘍壊死因子(TNF)受容体(TNFR)ファミリーのいくつかのメンバーが含まれる。免疫グロブリンスーパーファミリーの共刺激受容体には、CD28および誘導可能なT細胞共刺激因子(ICOS)が含まれ、阻害受容体には、CTLA-4、およびプログラム細胞死1(PD-1)ならびにBおよびT細胞リンパ球アテニュエータ(BTLA)が含まれる。CD28、ICOS、CTLA-4、PD-1ならびにBおよびTリンパ球アテニュエータ(BTLA)からなる受容体のCD28ファミリーは、免疫応答の開始の調節において顕著な役割を果たす。CTLA-4、PD-1またはBTLAの会合がT細胞応答を減衰させるのに対して、CD28またはICOSいずれかの連結は、T細胞活性化を増大させる。
【0006】
移植片対宿主疾患または自己免疫疾患における場合など、免疫介在性病理を患っている患者においてリンパ球活性を阻害するように設計された新規の治療の必要性は殆ど満たされていない。これら疾患の多くの型においては、限られた数の承認された処置しか存在せず、またはいくつかの個体は利用可能な処置に応答することができない。新規治療の魅力的な標的は、自己免疫疾患の原因である病原性リンパ球によって発現される阻害受容体のアゴニスト活性化である。ヒト阻害受容体を活性化するように設計した抗体に基づく治療を開発する試みは、動物モデルにおける有望な結果にもかかわらず殆ど失敗に終わった。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の概要
本発明は、BTLAアゴニスト抗体が免疫応答をモジュレートするという将来性のある発見に関する。特に、本発明は、活性化状態にあるBTLAに結合し、BTLAシグナル伝達を増大させる抗体を提供する。本明細書に記載の通り、本発明は、BTLAアゴニスト抗体により免疫および炎症疾患ならびに障害を処置する方法をさらに提供する。
【0008】
一実施形態において、本発明は、自己免疫障害または炎症性障害の処置を必要とする対象にBTLAの活性をモジュレートする治療的薬剤を投与し、それによって自己免疫障害または炎症性障害を処置する工程を含む、自己免疫障害または炎症性障害を処置する方法を提供する。一態様において、自己免疫または炎症性障害は、アジソン病、筋萎縮性側索硬化症、クローン病、クッシング症候群、1型真性糖尿病、移植片対宿主疾患、グレーブス病、ギランバレー症候群、エリテマトーデス、多発性硬化症、乾癬、乾癬性関節炎、関節リウマチ、サルコイドーシス、強皮症、全身性エリテマトーデス、がん、移植拒絶反応または血管炎である。好ましい一態様において、治療的薬剤は抗体である。別の態様において、抗体はBTLAに結合する。さらなる態様において、抗体はアゴニスト抗体である。追加の態様において、抗体は、活性化されているBTLAに結合する。ある特定の態様において、抗体は、BTLAに対するHVEM結合を遮断しない。一態様において、BTLAシグナル伝達が増大する。別の態様において、抗体は、モノクローナル、キメラ、ヒトもしくはヒト化抗体またはその結合断片である。特定の態様において、本明細書に記載の通り抗体のアゴニストクローンは、6F4である。
【0009】
追加の態様において、免疫応答モジュレーターが投与される。ある特定の態様において、免疫応答モジュレーターは、エイコサノイド、サイトカイン、プロスタグランジン、インターロイキン、ケモカインまたはインターフェロンである。さらなる態様において、免疫応答モジュレーターは、CXCL-8、CCL2、CCL3、CCL4、CCL5、CCL11、CXCL10、IL1、IL2、IL3、IL4、IL5、IL6、IL7、IL8、IL9、IL10、IL11、IL12、IL13、IL15、IL17、IL17、INF-α、INF-β、INF-ε、INF-γ、G-CSF、TNF-α、CTLA、CD20またはCD52である。特定の態様において、免疫応答モジュレーターは、例えば、それだけには限らないが、トシリズマブ(アクテムラ)、CDP870(シムジア)、エタネルセプト(enteracept)(エンブレル)、アダリムマブ(ヒュミラ)、キネレット、アバタセプト(オレンシア)、インフリキシマブ(レミケード)、リツキシマブ(rituzimab)(リツキサン)、ゴリムマブ(シンポニー)、アボネックス、レビフ、レシゲン(ReciGen)、プレグリディ、ベータセロン、コパキソン、ノバントロン(Novatrone)、ナタリズマブ(タイサブリ)、フィンゴリモド(ジレニア)、テリフルノミド(オーバジオ)、BG12、テクフィデラまたはアレムツズマブ(キャンパス、レムトラダ)である。
【0010】
別の実施形態において、本発明は、T細胞をBTLAの活性をモジュレートする薬剤と接触させる工程を含む、T細胞活性を低下させる方法を提供する。一態様において、治療的薬剤は、抗BTLAアゴニスト抗体である。別の態様において、抗体は、活性化されているBTLAに結合する。追加の態様において、抗体は、BTLAに対するHVEM結合を遮断しない。ある特定の態様において、抗体はBTLAシグナル伝達を増大させる。特定の態様において、抗体クローンは、6F4である。接触させる工程は、例えばin vivoまたはex vivoであり得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
帽子
4か月前
個人
段差昇降装置
2か月前
個人
エアリフター
2か月前
個人
逆流防止用具
2か月前
個人
X線用貼付剤
3か月前
個人
肩甲骨下制器具
4か月前
個人
シミ皮膚改善剤
3か月前
個人
足指活性パッド
5か月前
個人
鼻腔拡張具
1か月前
個人
透析装置の洗浄方法
3か月前
個人
アーシング青竹踏台
3か月前
株式会社東亜産業
温熱具
2か月前
個人
電動式孫の手
2か月前
個人
透析装置の洗浄方法
4か月前
株式会社コーセー
組成物
2か月前
個人
全身麻酔用枕
5か月前
個人
透析装置の洗浄方法
1か月前
株式会社いうら
介助リフト
23日前
個人
座椅子型排泄介護装置
4か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
3か月前
個人
医療用チューブ保護具
3か月前
個人
マジカルフェイシャル
5か月前
個人
光脱毛器
2か月前
株式会社ファンケル
洗浄料
4か月前
個人
根管治療用のファイル
1か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
4か月前
株式会社ニデック
検眼装置
1か月前
個人
弾性材一体コルセット
1か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
4か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
2か月前
個人
マッサージガン保持具
17日前
個人
外れ難い義歯の製造方法
5か月前
株式会社ニデック
OCT装置
3か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
1か月前
続きを見る