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公開番号2024055610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162675
出願日2022-10-07
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G01M 17/007 20060101AFI20240411BHJP(測定;試験)
要約【課題】本明細書は、電力制御ユニットに電力を供給するケーブルを、前方衝突の際に保護する技術を提供する。
【解決手段】車両は、フロントコンパートメント内の動力ユニットの上面に配置されており、モータに電力を供給する電力制御ユニットを備える。車両は、電力制御ユニットの後方に位置しており、動力ユニットに対して電力制御ユニットを固定しているリアブラケットを備える。車両は、電力制御ユニットに高電圧の電力を供給するケーブルを備える。リアブラケットは、動力ユニットの上面に沿って位置するプレート状の基部と、基部から上方に延びており、電力制御ユニットの後側面に沿って位置する支持部と、を備えている。基部の外周エッジは、車幅方向に沿って延びるとともに、ケーブルと車両前後方向において対向している第1の特定エッジを含んでいる。第1の特定エッジには、カーリング加工または面取り加工が行われている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
フロントコンパートメントを有する車体と、
前記フロントコンパートメント内に配置されており、少なくとも走行用のモータが収容されている動力ユニットと、
前記動力ユニットの上面に配置されており、前記モータに電力を供給する電力制御ユニットと、
前記電力制御ユニットの車両前後方向における後方に位置しており、前記動力ユニットに対して前記電力制御ユニットを固定しているリアブラケットと、
前記電力制御ユニットに接続されており、前記電力制御ユニットに高電圧の電力を供給するケーブルと、
を備え、
前記リアブラケットは、
前記動力ユニットの上面に沿って位置するプレート状の基部と、
前記基部から上方に延びており、前記電力制御ユニットの後側面に沿って位置する支持部と、
を備えており、
前記基部の外周エッジは、車幅方向に沿って延びるとともに、前記ケーブルと車両前後方向において対向している第1の特定エッジを含んでおり、
前記第1の特定エッジには、カーリング加工または面取り加工が行われている、車両。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記第1の特定エッジは、前記基部の厚み以上の曲率半径で、前記カーリング加工が行われている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記第1の特定エッジは、その先端面が前記車両前後方向において最も後方に位置しないように、前記カーリング加工が行われている、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記基部の前記外周エッジは、車幅方向に沿って延びるとともに、前記ケーブルと車両前後方向において対向している第2の特定エッジをさらに含んでおり、
前記第2の特定エッジは、前記第1の特定エッジよりも車両前後方向における前方に位置しており、
前記第2の特定エッジには、前記カーリング加工が行われていない、請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記第1の特定エッジは、前記基部の厚みの半分以下の面取り量で、前記面取り加工が行われている、請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走行用のモータと、そのモータを駆動する電力制御ユニットを車両のフロントコンパートメントに搭載した車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、動力ユニットおよび電力制御ユニットを車両のフロントコンパートメントに搭載した構造が開示されている。動力ユニットには、走行用のモータが収容されている。電力制御ユニットは、インバータや昇圧コンバータなどを備えており、モータに電力を供給する。特許文献1に開示された技術では、動力ユニットの上方に電力制御ユニットが固定されている。そして、電力制御ユニットの車両前後方向における前部および後部が、フロントブラケットとリアブラケットで支持されている。また、高電圧の電力を供給するケーブルが、電力制御ユニットに接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6222178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リアブラケットの車両後方側のエッジが、高電圧のケーブルと車両前後方向において対向している場合がある。すると、前方衝突が発生した場合に、リアブラケットが車両後方側へ移動し、リアブラケットのエッジとケーブルとが接触することでケーブルが損傷する恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術の対象となる車両は、フロントコンパートメントを有する車体を備える。車両は、フロントコンパートメント内に配置されており、少なくとも走行用のモータが収容されている動力ユニットを備える。車両は、動力ユニットの上面に配置されており、モータに電力を供給する電力制御ユニットを備える。車両は、電力制御ユニットの車両前後方向における後方に位置しており、動力ユニットに対して電力制御ユニットを固定しているリアブラケットを備える。車両は、電力制御ユニットに接続されており、電力制御ユニットに高電圧の電力を供給するケーブルを備える。リアブラケットは、動力ユニットの上面に沿って位置するプレート状の基部と、基部から上方に延びており、電力制御ユニットの後側面に沿って位置する支持部と、を備えている。基部の外周エッジは、車幅方向に沿って延びるとともに、ケーブルと車両前後方向において対向している第1の特定エッジを含んでいる。第1の特定エッジには、カーリング加工または面取り加工が行われている。
【0006】
上記の構造によれば、ケーブルに第1の特定エッジが接触する場合における接触面積を、カーリング加工または面取り加工を行わない場合に比して、大きくすることができる。第1の特定エッジがケーブルに接触する際に、ケーブルにかかる荷重を分散することができるため、ケーブルの損傷を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
フロントコンパートメント90の部品レイアウトの一例を示す斜視図である。
PCU20およびモータハウジング30の側面図である。
リアブラケット40の上面図である。
リアブラケット40の断面図である。
リアブラケット140の断面図である。
リアブラケット240および340の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書が開示する一例の車両では、第1の特定エッジは、基部の厚み以上の曲率半径で、カーリング加工が行われていてもよい。この構成によれば、ケーブルに第1の特定エッジが接触する場合における接触面積を、適切に大きくすることができる。ケーブルにかかる荷重を分散することが可能となる。
【0009】
本明細書が開示する一例の車両では、第1の特定エッジは、その先端面が車両前後方向において最も後方に位置しないように、カーリング加工が行われていてもよい。この構成によれば、第1の特定エッジの先端面がケーブルに接触することを防止することができる。先端面によってケーブルに集中荷重が印加されてしまう事態を防止できるため、ケーブルの損傷を抑制することが可能となる。
【0010】
本明細書が開示する一例の車両では、基部の外周エッジは、車幅方向に沿って延びるとともに、ケーブルと車両前後方向において対向している第2の特定エッジをさらに含んでいてもよい。第2の特定エッジは、第1の特定エッジよりも車両前後方向における前方に位置していてもよい。第2の特定エッジには、カーリング加工が行われていてもよい。前方衝突発生時においてケーブルに接触する可能性は、第2の特定エッジの方が第1の特定エッジよりも低い。この構成によれば、第2の特定エッジにカーリング加工が行われていないため、リアブラケットの加工難易度を低くすることができる。リアブラケットの製造コストを削減することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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