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公開番号2024055352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162197
出願日2022-10-07
発明の名称外装カバー及びこれを備えた包装容器
出願人株式会社一九堂印刷所
代理人弁理士法人 津国
主分類B65D 30/16 20060101AFI20240411BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物の残量とは無関係に、パウチ及びスタンドパウチを真直ぐな状態に保持することができる外装カバーを提供する。
【解決手段】キャップを備えたスパウトが上部に設けられたパウチ又はスタンドパウチの外側に装着される外装カバー10であって、正面板11、背面板12、天面板13、底面板14、左側面板15及び右側面板16を備え、正面板11及び背面板12は、スパウトのキャップよりも下の部分からパウチ又はスタンドパウチの底部に達する高さを有し、天面板13は、正面板11の上部及び背面板12の上部に結合され、底面板14は、正面板11の下部及び背面板12の下部に結合され、左側面板15は、正面板11の左側部及び背面板12の左側部に結合され、右側面板15は、正面板11の右側部及び背面板12の右側部に結合され、天面板13には、スパウトが挿通される開口が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
キャップを備えたスパウトが上部に設けられたパウチ又はスタンドパウチの外側に装着される外装カバーであって、
正面板、背面板、天面板、底面板、左側面板及び右側面板を備え、
前記正面板及び前記背面板は、前記スパウトの前記キャップよりも下の部分から前記パウチ又は前記スタンドパウチの底部に達する高さを有し、
前記天面板は、前記正面板の上部及び前記背面板の上部に結合され、
前記底面板は、前記正面板の下部及び前記背面板の下部に結合され、
前記左側面板は、前記正面板の左側部及び前記背面板の左側部に結合され、
前記右側面板は、前記正面板の右側部及び前記背面板の右側部に結合され、
前記天面板には、前記スパウトが挿通される開口が設けられる、外装カバー。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記左側面板及び前記右側面板のそれぞれが、前記正面板の下部及び前記背面板の下部に位置し、前記正面板の下部、前記背面板の下部、前記左側面板及び前記右側面板が、前記パウチ又は前記スタンドパウチの下部を包囲する壁を形成する、請求項1に記載の外装カバー。
【請求項3】
前記底面板の左辺に、前記左側面板の裏面に接触する第1補強板が設けられ、前記底面板の右辺に、前記右側面板の裏面に接触する第2補強板が設けられる、請求項2に記載の外装カバー。
【請求項4】
前記正面板及び前記背面板の少なくとも一方に、指を掛けるための少なくとも1つの孔が設けられる、請求項1に記載の外装カバー。
【請求項5】
前記正面板及び前記背面板のそれぞれに、縦方向の中心軸よりも左側に位置する第1孔と、前記中心軸よりも右側に位置する第2孔とが設けられる、請求項4に記載の外装カバー。
【請求項6】
前記開口が、前記正面板又は前記背面板のいずれか一方の上部に位置する第1開口部と、前記天面部に位置する第2開口部とを含み、前記第1開口部は、前記キャップの最大外径よりも大きな幅を有し、前記第2開口部は、前記キャップの最大外径よりも小さな幅を有し、前記第1開口部と前記第2開口部とが連通する、請求項1に記載の外装カバー。
【請求項7】
前記正面板、前記背面板、前記天面板、前記底面板、前記左側面板及び前記右側面板が1枚の連続する板材で構成される請求項1に記載の外装カバー。
【請求項8】
前記板材が、板紙である請求項7に記載の外装カバー。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の外装カバーと、前記パウチとで構成される包装容器。
【請求項10】
請求項1~8のいずれか1項に記載の外装カバーと、前記スタンドパウチとで構成される包装容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パウチ又はスタンドパウチの外側に装着される外装カバー及びこれを備えた包装容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
飲料、食品、化粧品、洗剤、燃料などの液体製品の包装容器として、パウチが広く普及している。一般的なパウチは、主として、ラミネートフィルムにバリア素材を組み合わせた包装材料からなり、キャップによる開閉が可能なスパウトを備えたものもある。最近では、底部を円形や船底形にすることによって自立可能なスタンドパウチが、ボトルの詰め替え用として知られている。従来から慣用されている缶詰、瓶詰、合成樹脂製及びガラス製のボトルといった伝統的な包装容器は、パウチ及びスタンドパウチに置き換えられつつある。
【0003】
例えば、実用新案登録第3232920号公報には、パウチを紙製のシェルで覆ったボトルが記載されている。シェルは、ボール紙又は板紙をプレス加工することによって形成された円筒状の本体部分及びネック部分を有する。本体部分とネック部分との間には、テーパ状又は曲線状のショルダー部が形成される。すなわち、シェルの外形は、ワインなどのガラス製ボトルの形状を模している。シェルで覆われたパウチの中に、ワインなどの飲料が充填される。パウチには、ねじ式のキャップを備えたフィットメントが熱溶着される。フィットメント及びキャップは、ワインなどのガラス製ボトルの注ぎ口及びキャップと同等の比較的に大きな直径を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3232920号公報
特開2022-124618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のスタンドパウチは、内容物の減少に伴って上半分が自立できなくなり、中央で折れ曲がった状態になる。また、従来のスタンドパウチは、内容物の残量が少なくなると全体が自立できなくなる。このため、スタンドパウチは、1リットル前後の飲料の包装に向いていない。例えば、スタンドパウチで包装された750mlのワインを数人で飲むと仮定する。テーブル上に置かれたスタンドパウチは、開封してからすぐに中央で折れ曲がった状態になり、その後に自立できなくなる。このため、スタンドパウチは、テーブル上で見栄えが悪く、ユーザーに乱雑な印象を与える。
【0006】
このように、従来のスタンドパウチは、内容物によって形状が保たれるので、スタンドパウチに充填された飲料をグラスなどに注ぐことが難しい。すなわち、スタンドパウチに充填された飲料をグラスなどに注ぐ場合は、スタンドパウチの胴部を手で掴む。これにより、スタンドパウチに充填された飲料が手で押され、スパウトから流出する飲料の速度及び量に影響を与える。また、スパウトから飲料を注いでいる間に、スタンドパウチが変形しやすい。
【0007】
さらに、従来のパウチ及びスタンドパウチは、ラミネートフィルムの表面にパッケージデザインを直接印刷する。ラミネートフィルムの印刷には、高いコストが掛かるため、製品のロット数を大きくする必要がある(例えば、最小20000枚)。このため、従来のパウチ及びスタンドパウチは、例えば、ノベルティ商品、記念品、贈答品として、顧客の注文に応じたデザインの製品を安価に少量生産することができなかった。
【0008】
一方、実用新案登録第3232920号公報のボトルは、紙製のシェルでパウチを覆う構成となっているので、内容物の残量とは無関係に、一定の外観形状が保たれる。しかし、実用新案登録第3232920号公報のボトルは、フィットメントがボトルの注ぎ口を模した円筒状であるため、気密性が保たれるようにパウチに熱溶着することが困難である。さらに、紙製のシェルをボトルの形状にプレス加工するためには、専用の製造装置が必要である。一般的なパウチには、例えば、特開2022-124618号公報の図2に示されるような水平方向に延びるフランジを備えたスパウトが使用される。実用新案登録第3232920号公報のボトルは、このような一般的な構成のスパウトを使用することができない。
【0009】
本発明の外装カバー及びこれを備えた包装容器は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、下記の課題a)~c)を解決することを目的とする。
a)様々な構成のスパウトを備えたパウチ及びスタンドパウチに装着することができる。
b)内容物の残量とは無関係に、パウチ及びスタンドパウチを真直ぐな状態に保持することができる。これにより、パウチ及びスタンドパウチの取り扱いが容易となる。
c)デザインの自由度が高く、安価に少量生産することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)上記の目的を達成するために、本発明の外装カバーは、キャップを備えたスパウトが上部に設けられたパウチ又はスタンドパウチの外側に装着される外装カバーであって、正面板、背面板、天面板、底面板、左側面板及び右側面板を備え、前記正面板及び前記背面板は、前記スパウトの前記キャップよりも下の部分から前記パウチ又は前記スタンドパウチの底部に達する高さを有し、前記天面板は、前記正面板の上部及び前記背面板の上部に結合され、前記底面板は、前記正面板の下部及び前記背面板の下部に結合され、前記左側面板は、前記正面板の左側部及び前記背面板の左側部に結合され、前記右側面板は、前記正面板の右側部及び前記背面板の右側部に結合され、前記天面板には、前記スパウトが挿通される開口が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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