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公開番号2024054778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022161228
出願日2022-10-05
発明の名称ジャガイモの保存処理方法
出願人国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
代理人個人
主分類A23B 7/015 20060101AFI20240410BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】
直流高周波パルスを用いたジャガイモの保存処理方法を提供する。
【解決手段】
処理用の水槽1と恒温水槽2との間を循環配管3でつなぎ、ポンプ4で水槽1内の水(温水)を熱交換器5を介して恒温水槽2に送り、恒温水槽2内の水を処理用の水槽1に送り出す。水温を70℃とし。水槽1内の一対の平行平板電極間8にジャガイモをセットし、600Vの高周波パルスを10秒間印加する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
接地電極と非接地電極とからなる平行平板電極によって、水中に入れたジャガイモに高周波パルスを印加するジャガイモの保存処理方法において、前記非接地電極は高周波パルス電源に接続され、前記平行平板電極間に高周波パルスを印加する間のみジャガイモをセットし、水温70℃以上、印加電圧を500V以上、処理時間を10秒以上とすることを特徴とするジャガイモの保存処理方法。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
請求項1に記載のジャガイモの保存処理方法において、前記平行平板電極は水槽内に配置され、この水槽は水の循環経路に設けられ、この循環経路には恒温水槽から一定温度範囲の水が供給されることを特徴とするジャガイモの保存処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は水中で高周波パルス電界を印加することで、ジャガイモの発芽や緑化を防止、若しくは遅らせる保存処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
収穫したジャガイモを放置しておくと発芽したり緑化する。ジャガイモの発芽部分や緑化した部分には、天然の毒であるソラニンやチャコニンが含まれる。そのため、従来から発芽や緑化を遅らせる方法が提案されている。
【0003】
インターネットサイトにもジャガイモの保存方法が示されている。例えば、お役たち猫(https://oyakudatineko.com/5920)では、風通しの良い日の当たらない場所に置くこと、新聞紙に包んで保存することが記載され、またIkeIke ファーム(https://ikeike-farm.com/blog11/) では、リンゴと一緒に保存することが記載されている。
【0004】
特許文献1には、馬鈴薯等の芋類の発芽を抑制する方法として、植物から分離抽出した芳香物質(ガス体)をゼオライトに吸着させることが提案されている。
【0005】
特許文献2には、馬鈴薯、玉葱などの根菜類を、貯蔵庫内で発芽を抑制しながら貯蔵する方法として、貯蔵庫内を0~20℃とすると共に暗黒状態にし、エチレンガス発生体を共存させるか、あるいはエチレンガスを外部から導入して、貯蔵庫内を常に高湿度、空気組成に近い酸素及び炭酸ガスの条件下に維持しながら低濃度のエチレンガス雰囲気とすることが提案されている。
【0006】
特許文献3には、ジャガイモの内部を常温より低くかつジャガイモの糖化を抑制可能な温度域に調整するためのクーラユニットを保管庫の内部に設け、波長200nm以下の真空で紫外線を発生する放電ランプから放射された紫外線によって発生するオゾンとラジカルが、前記クーラユニットによって形成される空気流に乗って前記保管庫の内部に拡散するように構成した成長抑制装置が提案されている。
【0007】
特許文献4には、ジャガイモの発芽や緑化等の品質劣化を防ぐ根菜類用鮮度保持包装体の材料となる微細孔が設けられた有孔合成樹脂フィルムとして、微細孔の孔径が50μm以上350μm以下、23℃、50%RHにおける厚み10μmあたりの酸素透過率が750[cc/m

・day・atm]以上12000[cc/m

・day・atm]以下、当該フィルムの40℃、90%RHにおける厚み10μmあたりの水蒸気透過量が100[g/m

・day]以上1000[g/m

・day]以下のものが提案されている。
【0008】
特許文献5には、玉ネギ又はジャガイモに高周波を照射する保存法として、玉ネギ又はジャガイモの1個当たり、周波数13.56~22125MHzの高周波を0.7whで5~15秒間照射することが開示されている。
【0009】
特許文献6には、農産物(ジャガイモを含む)の凍結前に10~3.000MHzの高周波電界を短時間加えて酵素を不活性化することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平4-21616号公報
特開平9-23740号公報
特開2016-220627号公報
特開2018-172142号公報
特開昭61-162129号公報
特開昭44-067452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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