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公開番号2024054769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022161214
出願日2022-10-05
発明の名称アトピー性皮膚炎改善剤、制御性T細胞分化誘導剤、食品組成物、健康食品、化粧品及び制御性T細胞分化誘導方法
出願人エムスタイルジャパン株式会社,国立大学法人九州大学
代理人個人
主分類A61K 35/57 20150101AFI20240410BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 ステロイド外用薬は、長期間使用することで副作用が現れる等の問題がある。そこで、本発明は、新たなアトピー性皮膚炎改善剤等を提供することを目的とする。
【解決手段】 燕窩由来成分を有効成分として含有する、アトピー性皮膚炎改善剤である。特に、制御性T細胞への分化を誘導する制御性T細胞分化誘導剤であって、燕窩由来成分を有効成分として含有する、制御性T細胞分化誘導剤である。本願発明の各観点によれば、副作用を心配せずに使用できるアトピー性皮膚炎改善剤等を提供することが可能となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燕窩由来成分を有効成分として含有する、アトピー性皮膚炎改善剤。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
制御性T細胞への分化を誘導する制御性T細胞分化誘導剤であって、
燕窩由来成分を有効成分として含有する、制御性T細胞分化誘導剤。
【請求項3】
前記有効成分は、レチノイン酸産生能力を向上させる、請求項2記載の制御性T細胞分化誘導剤。
【請求項4】
前記有効成分は、RALDH2遺伝子の転写量を上昇させる、請求項3記載の制御性T細胞分化誘導剤。
【請求項5】
前記有効成分は、TGF-βの遺伝子の転写量を上昇させる、請求項2記載の制御性T細胞分化誘導剤。
【請求項6】
前記有効成分は、TNF-α遺伝子、及び/又は、IL-13遺伝子の転写量を減少させる、請求項2記載の制御性T細胞分化誘導剤。
【請求項7】
前記有効成分は、フラボノイドである、請求項2記載の制御性T細胞分化誘導剤。
【請求項8】
前記有効成分は、Kaempferol及びQuercetinに共通する部分の構造を有する、請求項7記載の制御性T細胞分化誘導剤。
【請求項9】
前記有効成分は、Kaempferol、及び/又は、Quercetinである、請求項8記載の制御性T細胞分化誘導剤。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかの前記有効成分を含有する、食品組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、アトピー性皮膚炎改善剤、制御性T細胞分化誘導剤、食品組成物、健康食品、化粧品及び制御性T細胞分化誘導方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
免疫系は「自己」と「非自己」とを識別するシステムであり、「自己」に対する不応答性(免疫寛容)を維持しつつ、感染性微生物や自己由来変異細胞を「非自己」と認識して排除する。
【0003】
ヘルパーT細胞は免疫系においてマクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞から抗原情報を受け取り、受け取った情報に応じて分化し、種々のサイトカインを放出して免疫応答を制御する。
【0004】
細胞表面にCD4抗原を発現しているためCD4陽性T細胞とも呼ばれ、その中の1種であるTregは、「免疫応答を抑制する機能を持ち、免疫寛容を担うT細胞」と定義される。1995年に坂口らが「CD25分子を構成的に発現するCD4陽性T細胞は免疫応答を抑制する」ことを突き止め、この細胞は後に制御性T細胞(regulatory T cell: Treg)と名付けられた。そして、転写因子Foxp3がTregの特異的分子マーカーであることが明らかにされ、Tregの生理的意義が確立やTregの発生・分化および分子機構の解明は急速に進歩した。
【0005】
Tregの主な役割である免疫寛容とは、自己抗原や非自己であるが病原性のない抗原に対して強い免疫反応を起こさないよう抑制することであり、正常マウスからTregを除去するとヒトの自己免疫疾患と酷似したI型糖尿病、腸内細菌に対する過剰免疫応答としての炎症性腸炎、さらに環境物質に対する過剰免疫応答としてのアレルギーの発症が生じると報告されている。また、TregはエフェクターT細胞や抗原提示細胞と相互作用することで、免疫の恒常性を制御し炎症時のバランスを取ることが知られている。
【0006】
このことから、Tregの活性化は免疫過剰による炎症を回避するための有効手段であると考えられ、アレルギーや自己免疫疾患の治療、臓器移植時の拒絶反応緩和などにおいてTregの臨床応用を試みる研究がさかんに行われている(非特許文献1、2、3)。
【0007】
過剰な免疫応答の代表例として、アトピー性皮膚炎が挙げられる。アトピー性皮膚炎は、皮膚疾患の中では頻度の高い疾患の一つである。アトピー性皮膚炎の現在の主な治療法の一つとしてステロイド外用薬が用いられている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
Tomohiro Fukayaら, Crucial roles of B7-H1 and B7-DC expressed on mesenteric lymph node dendritic cells in the generation of antigen-specific CD4+Foxp3+ regulatory T cells in the establishment of oral tolerance, Blood. 116(13): 2266-2276, 2010
Akamatsuら, Conversion of antigen-specific effector/memory T cells into Foxp3-expressing Treg cells by inhibition of CDK8/19. Science Immunology 25 Oct 2019:Vol. 4, Issue 40, eaaw2707
Di Ianni Mら,Tregs prevent GVHD and promote immune reconstitution in HLA-haploidentical transplantation. Blood,117: 3921-3928,2011
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、ステロイド外用薬は、長期間使用することで副作用が現れる等の問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、新たなアトピー性皮膚炎改善剤等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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