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公開番号2024053741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160128
出願日2022-10-04
発明の名称ウレタン樹脂組成物、及び、硬化物
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 75/04 20060101AFI20240409BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明が解決しようとする課題は、動倍率が低く、かつ、損失係数が高く、優れた減衰性を有するウレタン樹脂組成物を提供することである。
【解決手段】本発明は、ウレタンプレポリマー(A)を含む主剤(i)、硬化剤(ii)、及び、平均粒子径が5~100μmであるマイクロカプセル又はマイクロビーズ(iii)を含有するウレタン樹脂組成物であり、前記(iii)成分として、前記マイクロカプセルを用いた場合における使用量が、前記主剤(i)及び硬化剤(ii)の合計100質量部に対して、0.3~3質量部であり、前記(iii)成分として、前記マイクロビーズを用いた場合における使用量が、前記主剤(i)及び硬化剤(ii)の合計100質量部に対して、0.3~10質量部であることを特徴とするウレタン樹脂組成物を提供するものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ウレタンプレポリマー(A)を含む主剤(i)、硬化剤(ii)、及び、平均粒子径が5~100μmであるマイクロカプセル又はマイクロビーズ(iii)を含有するウレタン樹脂組成物であり、前記(iii)成分として、前記マイクロカプセルを用いた場合における使用量が、前記主剤(i)及び硬化剤(ii)の合計100質量部に対して、0.3~3質量部であり、前記(iii)成分として、前記マイクロビーズを用いた場合における使用量が、前記主剤(i)及び硬化剤(ii)の合計100質量部に対して、0.3~10質量部であることを特徴とするウレタン樹脂組成物。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記マイクロカプセル又はマイクロビーズ(iii)を構成する樹脂が、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、及び、ポリ塩化ビニリデン樹脂からなる群より選ばれる1種以上である請求項1記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項3】
ウレタンプレポリマー(A)が、ポリエステルポリオール、及び/又は、ポリエーテルポリエステルポリオールを原料とするものである請求項1記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項4】
前記硬化剤(ii)が、水酸基を3つ有する化合物を含むものである請求項1記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項記載のウレタン樹脂組成物により形成されたことを特徴とする硬化物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウレタン樹脂組成物、及び、硬化物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
高い減衰性(揺れや振動に対し、振幅を減少・制御する性能)を求められる、例えば、住空間の防音壁や防音材などの構造材には、これまで発泡ウレタンエラストマーやゲル状ウレタンエラストマーが広く利用されている(例えば、特許文献1を参照。)。しかしながら、前記ゲル状ウレタンエラストマーでは、衝撃吸収には効果があるものの静的バネ定数が低すぎて硬さがなく、重量物を支えることができなかったり、耐久性に劣るとの指摘があったり、前記発泡ウレタンエラストマーとしては、主流の水発泡システムを使用すると、動倍率が高く、かつ損失係数が低くなり、減衰性が低いとの指摘があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-70430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、動倍率が低く、かつ、損失係数が高く、優れた減衰性を有するウレタン樹脂組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ウレタンプレポリマー(A)を含む主剤(i)、硬化剤(ii)、及び、平均粒子径が5~100μmであるマイクロカプセル又はマイクロビーズ(iii)を含有するウレタン樹脂組成物であり、前記(iii)成分として、前記マイクロカプセルを用いた場合における使用量が、前記主剤(i)及び硬化剤(ii)の合計100質量部に対して、0.3~3質量部であり、前記(iii)成分として、前記マイクロビーズを用いた場合における使用量が、前記主剤(i)及び硬化剤(ii)の合計100質量部に対して、0.3~10質量部であることを特徴とするウレタン樹脂組成物を提供するものである。
【0006】
また、本発明は、前記ウレタン樹脂組成物により形成されたことを特徴とする硬化物を提供するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のウレタン樹脂組成物は、動倍率が低く、かつ、損失係数が高く、優れた減衰性を有するものである。また、本発明のウレタン樹脂組成物は硬度にも優れるものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のウレタン樹脂組成物は、主剤(i)、硬化剤(ii)、及び、特定のマイクロカプセル又はマイクロビーズ(iii)を含有するものである。
【0009】
前記主剤(i)は、ウレタンプレポリマー(A)を含むものである。前記ウレタンプレポリマー(A)は、例えば、ポリオール(a)とポリイソシアネート(b)との反応物であり、イソシアネート基を有するものである。
【0010】
前記ポリオール(a)としては、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエーテルポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリアクリルポリオール、ポリブタジエンポリオール等を用いることができる。これらのポリオールは単独で用いても2種以上を併用してもよい。前記ポリオール(a)としては、前記した中でも、より一層優れた減衰性、及び、硬度が得られる点から、ポリエステルポリオール、及び/又は、ポリエーテルポリエステルポリオールが好ましく、ポリエステルポリオールがより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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