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公開番号2024050417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2023121473
出願日2023-07-26
発明の名称樹脂用添加剤、組成物及び樹脂発泡体
出願人東ソー株式会社,公益財団法人相模中央化学研究所
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 101/00 20060101AFI20240403BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】樹脂の断熱性能の経時的な低下を抑制することができる、樹脂用添加剤を提供すること。
【解決手段】下記式(1)で表される構造単位を含む環状ホスファゼン化合物を含む、樹脂用添加剤。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024050417000027.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">39</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">149</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式(1)中、R1は、少なくとも一つの水素原子が塩素原子で置換された、炭素数2~8のアルキレン基又は炭素数6~18のアリーレン基を示し、*は、他の構造単位との結合位置を示す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される構造単位を含む環状ホスファゼン化合物を含む、樹脂用添加剤。
TIFF
2024050417000022.tif
39
149
[式(1)中、R

は、少なくとも一つの水素原子が塩素原子で置換された、炭素数2~8のアルキレン基又は炭素数6~18のアリーレン基を示し、*は、他の構造単位との結合位置を示す。]
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記環状ホスファゼン化合物が、下記式(4)で表される化合物である、請求項1に記載の樹脂用添加剤。
TIFF
2024050417000023.tif
48
149
[式(4)中、R

は、前記式(1)中のR

と同義であり、複数のR

は、互いに同一であっても異なっていてもよい。]
【請求項3】
前記環状ホスファゼン化合物が、前記R

として、下記式(c-1)~(c-6)で表される基のうちの少なくとも一つの基を有する、請求項1又は2に記載の樹脂用添加剤。
TIFF
2024050417000024.tif
89
149
[式(c-1)~(c-6)中、*は、酸素原子との結合位置を示す。]
【請求項4】
前記環状ホスファゼン化合物が、前記R

として、前記式(c-1)で表される基及び前記式(c-2)で表される基のうちの少なくとも一つの基を有する、請求項3に記載の樹脂用添加剤。
【請求項5】
樹脂又は樹脂の原料と、下記式(1)で表される構造単位を含む環状ホスファゼン化合物と、を含む、組成物。
TIFF
2024050417000025.tif
39
149
[式(1)中、R

は、少なくとも一つの水素原子が塩素原子で置換された、炭素数2~8のアルキレン基又は炭素数6~18のアリーレン基を示し、*は、他の構造単位との結合位置を示す。]
【請求項6】
前記樹脂がポリウレタン樹脂であり、前記樹脂の原料がポリオール及びポリイソシアネートのうちの少なくとも一方である、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
ポリウレタンフォーム形成用である、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
樹脂と、下記式(1)で表される構造単位を含む環状ホスファゼン化合物と、を含む、樹脂発泡体。
TIFF
2024050417000026.tif
39
149
[式(1)中、R

は、少なくとも一つの水素原子が塩素原子で置換された、炭素数2~8のアルキレン基又は炭素数6~18のアリーレン基を示し、*は、他の構造単位との結合位置を示す。]
【請求項9】
ポリウレタンフォームである、請求項8に記載の樹脂発泡体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂用添加剤、組成物及び樹脂発泡体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
硬質ポリウレタンフォーム等の樹脂発泡体は、断熱性能、寸法安定性、施工性等に優れることから、冷蔵庫、冷凍倉庫、建築材料等の断熱材用途、スプレー用途などに広く使用されている。一方、樹脂発泡体においては、熱伝導率が継続的に上昇する(すなわち、断熱性能が経時的に低下する)という課題がある。
【0003】
これに対し、例えば、特許文献1には、硬質ポリウレタンフォームの発泡樹脂断熱材を作製するにあたり、発泡樹脂断熱材の表裏に加える圧力を調整制御することで、外層部分と中心層部分の発泡によるフォームの体積変化を抑えること等によりセル形状の縦/横比を調整し、断熱性能の経時的な低下を抑制する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-332203号公報
【非特許文献】
【0005】
Z.Anorg.Allg.Chem.,425巻,127項,1976年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1の手法は、作業工程の煩雑化やそれに伴う生産コストの増加の問題があり、現実的ではない。そのため、樹脂の断熱性能の経時的な低下を抑制することができるより現実的な手法の開発が望まれる。
【0007】
そこで、本開示の一側面は、樹脂の断熱性能の経時的な低下を抑制することができる、樹脂用添加剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の発明者らは、特定の構造を有する環状ホスファゼン化合物が、樹脂の断熱性能の経時的な低下(特に樹脂発泡体の断熱性能の経時的な低下)の抑制に有効であることを見出し、本開示の発明を完成するに至った。
【0009】
本開示のいくつかの側面は、下記[1]~[9]を提供する。
【0010】
[1]
下記式(1)で表される構造単位を含む環状ホスファゼン化合物を含む、樹脂用添加剤。
TIFF
2024050417000001.tif
39
149
[式(1)中、R

は、少なくとも一つの水素原子が塩素原子で置換された、炭素数2~8のアルキレン基又は炭素数6~18のアリーレン基を示し、*は、他の構造単位との結合位置を示す。]
(【0011】以降は省略されています)

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