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公開番号2024049868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156359
出願日2022-09-29
発明の名称作業車両
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類A01D 69/00 20060101AFI20240403BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】作業者や補助作業者の安全性を確保しつつ、作業部への動力伝達が意図せずに遮断されることを抑制する作業車両を提供する。
【解決手段】
コンバイン1は、走行部2と、刈取部3、脱穀部4、選別部5、貯留部6及び排藁処理部7等の作業部と、作業者が乗車するための操縦部9と、操縦部9に作業者が位置していることを検知する作業者検知部32と、作業部の駆動を制御する駆動制御部55(制御部)と、を備える。作業部は、走行部2の走行速度に連動した駆動速度で駆動する連動モードと、走行部2の走行速度に拘わらず一定駆動速度で駆動する定速モードとの何れかの駆動モードで駆動可能に構成される。駆動制御部55は、作業部が定速モードであるとき、作業者検知部32によって操縦部9に作業者が位置していることを検知しない場合、作業部の駆動を牽制する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
走行部と、
作業部と、
作業者が乗車するための操縦部と、
前記操縦部に前記作業者が位置していることを検知する作業者検知部と、
前記作業部の駆動を制御する制御部と、を備え、
前記作業部は、前記走行部の走行速度に連動した駆動速度で駆動する連動モードと、前記走行速度に拘わらず一定駆動速度で駆動する定速モードとの何れかの駆動モードで駆動可能に構成され、
前記制御部は、前記作業部が前記定速モードであるとき、前記作業者検知部によって前記操縦部に前記作業者が位置していることを検知しない場合、前記作業部の駆動を牽制することを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記作業部が前記定速モードであって前記作業部の駆動が停止しているとき、前記作業者検知部によって前記操縦部に前記作業者が位置していることを検知した場合に、前記作業部の駆動を開始することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記駆動モードの前記連動モード又は前記定速モードへの切り換えを操作するためのモード切換操作具を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記モード切換操作具は、前記作業部の駆動の開始を操作するための作業操作具に配置されることを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
【請求項5】
前記作業者検知部は、前記操縦部に設けられた運転席に前記作業者が着座していることを検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車両。
【請求項6】
前記制御部は、前記操縦部に前記作業者が位置していることを検知しなくなってから、所定の第1設定時間を経過するまでは前記作業部を駆動し、前記所定の第1設定時間を経過すると前記作業部の駆動を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車両。
【請求項7】
前記制御部は、前記操縦部に前記作業者が位置していることを検知しなくなってから、所定の第1設定時間を経過するまでは前記作業部を駆動し、前記所定の第1設定時間を経過すると前記作業者が前記操縦部にいないことを示す警報を報知し、更に所定の第2設定時間を経過すると前記作業部の駆動を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、コンバインやトラクタ等の作業車両は、エンジンで発生した動力を走行部や作業部へと伝達するように構成されている。作業車両は、作業者の安全性を確保するために、作業部への動力の伝達を制御して、作業部の駆動を停止することがある。また、作業車両は、作業者が乗車する操縦部を備えていて、操縦部には、作業車両の走行や作業を作業者が操作するための各種操作具が設けられている。
【0003】
例えば、特許文献1の乗用型作業機の運転制御装置は、動力取出装置の動力伝達を接合・遮断する電気式アクチュエータと、作業者の座席への着座の有無を検出する着座スイッチと、電気式アクチュエータのオン・オフ操作が可能なPTOスイッチと、電気式アクチュエータを、PTOスイッチの操作に応じてオン・オフ可能な状態とオフロック状態とに切り換える状態切換手段とを備えている。状態切換手段は、着座スイッチが離座を検出し、且つPTOスイッチが電気式アクチュエータのオン操作側へ操作されたとき、電気式アクチュエータをオフロック状態に切り換える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平7-090712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の乗用型作業機のような従来の作業車両では、着座スイッチがオフの場合に、電気式アクチュエータをオフロック状態に切り換えて、作業部への動力伝達を遮断している。しかしながら、従来の作業車両では、作業者が意図せずに着座スイッチをオフにしてしまい、その場合に常に作業部への動力伝達が遮断されるという煩わしさが発生してしまう。
【0006】
なお、作業車両では、操縦部に乗車する作業者ではなく、補助作業者が作業部のメンテナンス等の補助作業を行うことがある。そのため、補助作業者が作業部の補助作業を行っている間に、操縦部の作業者が補助作業者を目視して補助作業者の安全性を確保することが求められる。
【0007】
本発明は、作業者や補助作業者の安全性を確保しつつ、作業部への動力伝達が意図せずに遮断されることを抑制する作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の作業車両は、走行部と、作業部と、作業者が乗車するための操縦部と、前記操縦部に前記作業者が位置していることを検知する作業者検知部と、前記作業部の駆動を制御する制御部と、を備え、前記作業部は、前記走行部の走行速度に連動した駆動速度で駆動する連動モードと、前記走行速度に拘わらず一定駆動速度で駆動する定速モードとの何れかの駆動モードで駆動可能に構成され、前記制御部は、前記作業部が前記定速モードであるとき、前記作業者検知部によって前記操縦部に前記作業者が位置していることを検知しない場合、前記作業部の駆動を牽制することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、作業者や補助作業者の安全性を確保しつつ、作業部への動力伝達が意図せずに遮断されることを抑制することができる作業車両を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の作業車両の一実施形態に係るコンバインの一例を示す側面図である。
本発明の作業車両の一実施形態に係るコンバインの操縦部の一例を示す平面図である。
本発明の作業車両の一実施形態に係るコンバインの運転席の一例を示す正面図及び平面図である。
本発明の作業車両の一実施形態に係るコンバインのブロック図である。
本発明の作業車両の一実施形態に係るコンバインの動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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