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公開番号2024049819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156286
出願日2022-09-29
発明の名称剥離紙
出願人リンテック株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類D21H 19/34 20060101AFI20240403BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】耐溶剤性に優れた剥離紙を提供すること。
【解決手段】紙基材10と、前記紙基材10の一方の面11に設けられた酢酸セルロースを含む目止め層20と、前記目止め層20の前記紙基材10側とは反対側の面に設けられたシリコーン変性アルキド樹脂及びメラミン樹脂を含む剥離剤層30と、を備える剥離紙100。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
紙基材と、
前記紙基材の一方の面に設けられた酢酸セルロースを含む目止め層と、
前記目止め層の前記紙基材側とは反対側の面に設けられたシリコーン変性アルキド樹脂及びメラミン樹脂を含む剥離剤層と、
を備える剥離紙。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
請求項1に記載の剥離紙において、
前記目止め層の厚さが、2μm以上、20μm以下である、
剥離紙。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の剥離紙において、
前記酢酸セルロースの酢化度が、50%以上、62%以下である、
剥離紙。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の剥離紙において、
前記酢酸セルロースのアセチル基総置換度が、2.3以上、2.6以下である、
剥離紙。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の剥離紙において、
前記目止め層は、前記酢酸セルロースが有機溶剤に溶解した塗布液をコーティングしてなる層である、
剥離紙。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は剥離紙に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、剥離紙は、粘着シートなどが有する粘着剤層の保護用シート、樹脂シート作製用工程紙、及び合成皮革製造用工程紙などの各種用途に幅広く用いられている。剥離紙は、例えば、紙基材と、紙基材上に設けられた剥離剤層とを有し、必要に応じて、紙基材と剥離剤層との間に、目止め層が設けられる場合がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、紙基材層と、前記紙基材層の上に設けられた電離放射線硬化樹脂層と、前記電離放射線硬化樹脂層の上に形成された厚みが0.01~20μmの剥離層とからなる合成皮革製造用離型紙が提案されている。特許文献1に記載される合成皮革製造用離型紙において、前記電離放射線硬化樹脂層を構成する電離放射線硬化性組成物は、(メタ)アクリロイル基含有アクリル系共重合体(I)からなり、または(メタ)アクリル酸エステル35~80質量部、グリシジル(メタ)アクリル酸エステル20~60質量部、他の(メタ)アクリル酸エステル0~30質量部からなる共重合体に、(メタ)アクリル酸を10~30質量部反応させてなる(メタ)アクリロイル基含有アクリル系共重合体(II)からなる。前記電離放射線硬化樹脂層は、乾燥電離放射線硬化樹脂層中に、フェノール類とアルデヒド類との反応生成物からなるフェノール樹脂を含有する平均粒子径1~30μmのフェノール系粒子を10~80質量%の範囲で含有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5724448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
剥離紙の用途の一つである合成皮革製造用の剥離紙(合成皮革用工程紙とも称する)は、例えば、ポリウレタン樹脂などの樹脂を主原料とした合成皮革を製造するために用いられる。ポリウレタン樹脂などの樹脂を主原料とした合成皮革は、ポリウレタン樹脂と有機溶剤とを含む合成皮革形成用の樹脂組成物を剥離紙の剥離剤層上に塗布して、乾燥し、合成樹脂層を形成する。そして、当該合成樹脂層を、最終的に、剥離剤層の界面から剥離することで得られる。このように、有機溶剤を含む塗布液を剥離紙の剥離剤層上に塗布する用途においては、耐溶剤性が求められる。
【0006】
本発明の目的は、有機溶剤を含む塗布液を剥離紙の剥離剤層上に塗布する用途に適用された場合であっても、耐溶剤性に優れた剥離紙を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1] 紙基材と、
前記紙基材の一方の面に設けられた酢酸セルロースを含む目止め層と、
前記目止め層の前記紙基材側とは反対側の面に設けられたシリコーン変性アルキド樹脂及びメラミン樹脂を含む剥離剤層と、
を備える剥離紙。
【0008】
[2] [1]に記載の剥離紙において、
前記目止め層の厚さが、2μm以上、20μm以下である、
剥離紙。
【0009】
[3] [1]又は[2]に記載の剥離紙において、
前記酢酸セルロースの酢化度が、50%以上、62%以下である、
剥離紙。
【0010】
[4] [1]から[3]のいずれかに記載の剥離紙において、
前記酢酸セルロースのアセチル基総置換度が、2.3以上、2.6以下である、
剥離紙。
(【0011】以降は省略されています)

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