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公開番号2024049761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156193
出願日2022-09-29
発明の名称放射線撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 6/00 20240101AFI20240403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 放射線撮像装置の電源投入直後に制御装置がダウンしているときでも、撮影可能までの待機時間が少ない放射線撮影装置の提供を可能とする。
【解決手段】 放射線検出部で放射線画像を取得する際の撮影モードを含む設定を制御装置から受信する通信部と、放射線画像を補正する補正データを保存する記憶部と、制御部と、を含み、制御部は、通常撮影状態において撮像指示があった場合、通信部で受信した撮影モードで放射線検出部を放射線非照射状態で駆動させる第一の準備動作によって第一の補正データを取得し、緊急撮影状態において撮像指示があった場合、予め設定された異常時撮影モードにて使用可能な第二の補正データを記憶部から取得することを特徴とする放射線撮像装置。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
放射線検出部と、
前記放射線検出部で放射線画像を取得する際の撮影モードを含む設定を制御装置から受信する通信部と、前記放射線画像を補正する補正データを保存する記憶部と、前記放射線検出部と通信部と記憶部との少なくともいずれか一つの動作を制御する制御部と、を含む放射線撮像装置であって、
前記制御部は、前記通信部と前記制御装置との間の通信が正常な状態である通常撮影状態において撮影が開始される場合、前記通信部で受信した撮影モードで前記放射線検出部を放射線非照射状態で駆動させる第一の準備動作によって第一の補正データを取得し、前記通信状態が正常でない状態である緊急撮影状態において撮影が開始される場合、予め設定された異常時撮影モードにて使用可能な第二の補正データを前記記憶部から取得することを特徴とする放射線撮像装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記記憶部は第1記憶部と第2記憶部とを有し、前記第一の補正データは前記第1記憶部に保存され、前記第二の補正データは前記第2記憶部に保存されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項3】
前記第1記憶部は、揮発性メモリからなり、前記第2記憶部は、不揮発性メモリからなることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
【請求項4】
前記第二の補正データは、前記異常時撮影モードで前記放射線検出部を放射線非照射状態で駆動させる第二の準備動作によって取得した補正データであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
【請求項5】
前記第二の補正データには、第二の準備動作を行った際の日時情報、及び温度情報の少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
【請求項6】
前記第二の補正データは前記日時情報を含み、前記制御部は、第二の補正データの取得から所定の時間が経過していない場合は前記第二の記憶部に保存されている第二の補正データを取得し、所定の時間が経過している場合は前記第二の準備動作を行って前記第二の補正データを第2記憶部に更新保存したのち、該第二の補正データを前記第2記憶部から取得することを特徴とする請求項5に記載の放射線撮像装置。
【請求項7】
前記第二の補正データは前記温度情報を含み、前記制御部は、第二の補正データの取得から所定の温度変化が生じていない場合は前記第二の記憶部に保存されている第二の補正データを取得し、所定の温度変化が生じている場合は前記第二の準備動作を行って前記第二の補正データを第2記憶部に更新保存したのち、該第二の補正データを前記第2記憶部から取得することを特徴とする請求項5に記載の放射線撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被写体を透過した放射線に基づき画像を取得する、放射線撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、放射線発生装置から放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線強度分布をデジタル化し、デジタル化した放射線画像に画像処理を施し、鮮明な放射線画像を得る放射線撮像装置および放射線撮像システムが製品化されている。
【0003】
ここで、放射線撮像装置が生成する放射線画像は、入射した放射線に応じた成分だけでなく、放射線の照射によらずに発生する暗電荷に応じたノイズ成分も含む。暗電荷に応じた成分を除去するために、放射線撮像装置に放射線が照射されていない状態で取得した画像(いわゆるオフセット画像)を放射線画像から減算する補正手法が知られている。暗電荷の発生量は放射線撮像装置の内部温度に依存するので、オフセット画像取得時と放射線画像取得時とで放射線撮像装置内の温度分布に差があると、オフセット成分を正しく除去できない場合がある。
【0004】
特許文献1には、所定の撮影モードを優先して撮影準備を行い、撮影準備が完了した撮影モードから順次撮影許可することで撮影が可能になるまでの待ち時間を短縮することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-171199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のように開示されている方法では、放射線撮像装置の電源投入後に撮影した画像データをオフセット補正データとして取得する必要がある。そのため、撮影が可能になるまでに時間を要する場合がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、放射線撮像装置の電源投入後、制御装置がダウンしているときでも、撮影可能までの待機時間が少ない放射線撮影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する本発明は、放射線検出部と、前記放射線検出部で放射線画像を取得する際の撮影モードを含む設定を制御装置から受信する通信部と、前記放射線画像を補正する補正データを保存する記憶部と、前記放射線検出部と受信部と保存部との少なくともいずれか一つの動作を制御する制御部と、を含む放射線撮像装置であって、
前記制御部は、前記通信部と前記制御装置との間の通信が正常な状態である通常撮影状態において撮像指示があった場合、前記通信部で受信した撮影モードで前記放射線検出部を放射線非照射状態で駆動させる第一の準備動作によって第一の補正データを取得し、前記通信状態が正常でない状態である緊急撮影状態において撮像指示があった場合、予め設定された異常時撮影モードにて使用可能な第二の補正データを前記記憶部から取得することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、放射線撮像装置において、電源投入直後に制御装置がダウンしているときでも特定モードですぐに撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
放射線撮像システムの構成例を示す図である。
放射線撮像装置内の放射線検出部の構成例を示す図である。
本発明の放射線撮像装置の本実施例の補正データであるオフセット画像の更新および保持のフローチャートである。
本発明の放射線撮像装置の通常撮影と緊急撮影の切替に応じたオフセット画像取得を示すフローチャートである。
本発明の放射線撮像装置のオフセット画像利用判定処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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