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公開番号2024048485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154418
出願日2022-09-28
発明の名称アルギニン誘導体含有化粧料
出願人株式会社成和化成
代理人
主分類A61K 8/44 20060101AFI20240402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 特定のアルギニン誘導体又はその塩を含有する化粧料において、肌馴染みの良さやべたつきのなさといった優れた使用感を有し、保存中においても経時的な粘度変化が少ないジェル状又はジェルクリーム状の化粧料を提供する。
【解決手段】 特定のアルギニン誘導体又はその塩、及びアクリルアミド、又はアクリロイルジメチルタウリンもしくはその塩を構成単位として含む水性又は両親媒性ポリマーから選ばれる1種又は2種以上を含有させてジェル状又はジェルクリーム状化粧料を構成する。
【選択図】 なし

特許請求の範囲【請求項1】
下記成分(A)、(B)を含有し、成分(A)の含有量が0.05~1.0質量%、成分(B)の含有量が0.5~3.0質量%であるジェル状又はジェルクリーム状化粧料。
(A)下記一般式(I)で示されるアルギニン誘導体又はその塩
JPEG
2024048485000004.jpg
40
152
[式中、Xは水素原子又はCH2CH(OH)CH2OH基を示す。]
(B)アクリルアミド、又はアクリロイルジメチルタウリンもしくはその塩を構成単位として含む水性又は両親媒性ポリマーから選ばれる増粘剤1種又は2種以上
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
成分(B)がポリアクリルアミド、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ポリアクリレートクロスポリマー-6から選ばれることを特徴とする請求項1に記載のジェル状又はジェルクリーム状化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルギニン誘導体を含有する保存安定性に優れた化粧料に関する。より詳しくは、(A)アルギニン誘導体又はその塩と、(B)特定の増粘剤を組み合わせることで優れた使用感を示し、保存中の粘度低下が抑えられた安定なジェル状又はジェルクリーム状化粧料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、化粧料には重要な構成成分として保湿剤が用いられており、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、アミノ酸、ポリペプチド等が多く用いられてきた。
保湿剤は保湿性、使用性、安全性に優れていることが求められるが、これらの保湿剤の多くは、皮膚に対してはしっとり感を付与する等の保湿性の機能に乏しく、また、べたつく等使用性の面で問題があり、機能面で十分に満足できるものでなかった。また、保湿剤の種類によっては酸化安定性やにおいの問題があった。
【0003】
一方本発明者らは、上記のような従来技術における問題点を解決し、皮膚への親和性に優れ、皮膚に対してべたつかず、しっとり感を付与する等の保湿性に優れ、また、安全性及び肌荒れ改善性等に優れたアルギニン誘導体であるグリセリルアルギニン又はその塩を開発し、皮膚外用剤への配合、毛髪化粧料への配合などを提案してきた(特許文献1)
【0004】
しかしながら、グリセリルアルギニンを配合したジェル状又はジェルクリーム状の化粧料を作製する場合には、好ましい使用感を示す適度な粘度を有する製剤を作ることが困難であった。増粘剤を含有させた場合であっても製剤の経時的な粘度の低下が起こり、保存安定性を保つ点で課題があり、また、増粘剤の種類によっては、肌に適用した場合に、肌馴染みの良さやべたつきのなさといった好ましい使用感が損なわれる場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4391473号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来技術のアルギニン誘導体又はその塩を含有する化粧料において、肌馴染みの良さやべたつきのなさといった優れた使用感を有し、保存中においても経時的な粘度変化が抑えられたジェル状又はジェルクリーム状化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記実情に鑑みて鋭意検討した結果、アルギニン誘導体又はその塩と、特定の増粘剤を組み合わせて配合したジェル状又はジェルクリーム状化粧料が、優れた使用感を示し、かつ経時的な粘度変化が抑制された化粧料となることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
本発明は、その第1として、下記成分(A)、(B)を含有し、成分(A)の含有量が0.05~1.0質量%、成分(B)の含有量が0.5~3.0質量%であるジェル状又はジェルクリーム状化粧料である。
(A)下記一般式(I)で示されるアルギニン誘導体又はその塩
JPEG
2024048485000001.jpg
40
152
[式中、Xは水素原子又はCH2CH(OH)CH2OH基を示す。]
(B)アクリルアミド、又はアクリロイルジメチルタウリンもしくはその塩を構成単位として含む水性又は両親媒性ポリマーから選ばれる増粘剤1種又は2種以上
【0009】
本発明の第2は、前記本発明の第1のジェル状又はジェルクリーム状化粧料であって、前記成分(B)がポリアクリルアミド、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ポリアクリレートクロスポリマー-6であることを特徴とする。成分(B)が前記増粘剤である場合には、優れた使用感を示し、かつ保存中の経時的な粘度変化を抑制する点でより優れたものとなることから、この好ましい様態に該当するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、アルギニン誘導体又はその塩を含有するジェル状又はジェルクリーム状化粧料であり、特定の増粘剤を含有することで保存中の経時的な粘度変化が少なく安定性に優れた化粧料となる。そして、皮膚に適用した場合には、アルギニン誘導体の保湿効果を維持しつつ、肌馴染みの良さやべたつきのなさといった優れた使用感を発揮する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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