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公開番号2024047884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153638
出願日2022-09-27
発明の名称什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47F 3/00 20060101AFI20240401BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】第1パネルによる閉塞状態を低負荷で実現しつつ什器内部の省スペース化を図る。
【解決手段】本発明の一態様に係る展示ケースは、第1開口部を閉塞する第1パネル51と、第2開口部34を閉塞する第2パネル14とを備え、第1パネル51は、第1閉位置P51と、閉位置に対して第1方向一方側かつ第2方向一方側に位置する第1開位置との間を移動可能に設けられ、第2パネル14は、第2方向に向く回転軸回りに回転可能に設けられ、第2パネル14の一端は、第2閉位置P14で第1パネル51が第1方向一方側へ移動することを規制している。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1開口部及び第2開口部が形成された筐体と、
前記第1開口部を閉塞する第1パネルと、
前記第2開口部を閉塞する第2パネルとを備え、
前記第1開口部は、上下方向に交差する第1方向に開口し、
前記第2開口部は、前記第1開口部に対して前記第1方向一方側に位置するとともに、上下方向に開口し、
前記第1パネルは、前記第1開口部を閉塞する第1閉位置と、前記第1閉位置に対して第1方向一方側かつ前記第1方向及び上下方向に対して交差する第2方向一方側に位置し前記第1開口部を開放する第1開位置との間を移動可能に設けられ、
前記第2パネルは、前記第2方向に向く回転軸回りに回転可能に設けられ、前記第2開口部を閉塞する第2開位置と、前記第2開位置から下方または上方に回転した第2閉位置との間で回転移動可能であり、
前記第2パネルの一端は、前記第2閉位置で前記第1閉位置にある前記第1パネルが前記第1方向一方側へ移動することを規制している什器。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の什器において、
前記第2パネルの一端に設けられ弾性変形可能な変形部を備え、
前記第2パネルは、前記第2閉位置で前記変形部を介して前記第1パネルの移動を規制している什器。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の什器において、
前記第1閉位置に位置する前記第1パネルに対して、前記第2閉位置に位置する前記第2パネルの前記一端と前記第1方向反対側に設けられ、前記第1閉位置に位置する前記第1パネルに弾性変形して密着する封止部を備える什器。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の什器において、
前記筐体は、前記第2開口部に対して前記第1方向一方側に位置しかつ上方に延びる第3パネルと、
前記第3パネルに対して前記第1方向他方側に配置され、前記第2パネルを前記第2閉位置と前記第2開位置との間で移動させる開閉機構を備える什器。
【請求項5】
請求項4に記載の什器において、
前記開閉機構は、前記第2パネルをけん引する紐体と、
前記紐体を巻回し、回転可能な回転体と、
前記回転体を回転させる回転駆動部とを備える什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、什器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
博物館や美術館、展示場等の施設には、展示物を収容する展示ケースが設置されている。展示ケースは、開口部を有する筐体と、開口部を開閉するパネルと、を備えている。開口部は、例えば展示物が収容される展示空間に連通する展示開口部と、照明等が収容されたメンテナンス空間に連通するメンテナンス開口部と、を有している。パネルは、展示開口部を閉塞する透過パネルと、メンテナンス開口部を閉塞するメンテナンスパネルと、を有している。
【0003】
例えば、特許文献1には、横移動させた後に奥側へ押し込むことで開口を閉塞可能な移動ガラスと、移動ガラスの上方に位置し、開口を閉塞する移動ガラスに対して、先端が移動ガラスの前方に離間した状態から先端が移動ガラスに当接した状態まで回動可能な覆片と、移動ガラスの上方のスペースに位置し、前後方向に進退可能な駆動ピストンにより覆片を回動させる電動アクチュエータとを備える構成が開示されている。特許文献2の構成では、覆片の先端を、移動ガラスから離間した状態から移動ガラスに当接状態まで回動させることで、移動ガラスを閉塞した状態にロックすることができる。
【0004】
また、特許文献2には、透明ガラス扉の開動作に同期して、透明ガラス扉の上下縁部を覆う化粧扉を開方向(前方)に移動させる構成が開示されている。具体的に、下記特許文献1の構成では、開口部の開口方向(展示ケースの前後方向)に沿って延びるねじ軸が回転することで、ねじ軸に支持された移動ブロックが前方に移動する。これにより、透明ガラス扉が移動ブロックによって前方に押し出される。また、透明ガラス扉が前方に押し出されることで、透明ガラス扉に設けられた押圧杆によって化粧扉を前方に押し出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平4-216788号公報
特開2003-250671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1、2のような展示ケースなどの什器では、移動ガラスや透明ガラス扉からなる第1パネルの上下縁部を覆う目的や点検の目的などに用いる覆片や化粧扉などの他のパネルの開閉を、第1パネル及び他のパネルの開口する方向に進退する駆動機構により行っていた。そして、第1パネルを閉動作または開動作するに際して、他のパネルの開閉を行う駆動機構の駆動力を利用しているため、駆動機構が大型化し、開口する方向のスペースが当該駆動機構により占有されてしまう問題があった。
【0007】
本発明は、第1パネルによる第1開口部の閉塞状態を低負荷で実現しつつ、什器内部の省スペース化を図ることが可能な什器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
【0009】
本発明の第1の態様に係る什器は、第1開口部及び第2開口部が形成された筐体と、前記第1開口部を閉塞する第1パネルと、前記第2開口部を閉塞する第2パネルとを備え、前記第1開口部は、上下方向に交差する第1方向に開口し、前記第2開口部は、前記第1開口部に対して前記第1方向一方側に位置するとともに、上下方向に開口し、前記第1パネルは、前記第1開口部を閉塞する第1閉位置と、前記第1閉位置に対して第1方向一方側かつ前記第1方向及び上下方向に対して交差する第2方向一方側に位置し前記第1開口部を開放する第1開位置との間を移動可能に設けられ、前記第2パネルは、前記第2方向に向く回転軸回りに回転可能に設けられ、前記第2開口部を閉塞する第2開位置と、前記第2開位置から下方または上方に回転した第2閉位置との間で回転移動可能であり、前記第2パネルの一端は、前記第2閉位置で前記第1閉位置にある前記第1パネルが前記第1方向一方側へ移動することを規制している。
【0010】
この構成によれば、第1パネルを第1閉位置に位置させて第1開口部を閉塞させる場合には、第2パネルを第2開位置に位置させた状態で第1パネルを第1方向他方側へ移動させる。次に、第2パネルを、第2開位置から第2閉位置まで、第2パネルの一端が上下方向に移動するように回動させる。そして、第2パネルが第2閉位置に位置すると、第2パネルの一端は第1パネルの第1方向一方側に位置して、第1閉位置にある第1パネルを第1方向一方側へ移動することを規制することとなり、第1パネルを第1閉位置に維持させることができる。また、第1パネルを第1閉位置から第1開位置に移動させて第1開口部を開放させる場合には、第2パネルを、第2閉位置から第2開位置まで、第2パネルの一端が上下方向に移動するように回動させる。第2パネルが第2閉位置から移動すると、第2のパネルの一端による第1パネルの第1方向への規制が解除されることとなり、第1パネルは第1閉位置から第1開位置に向けて第1方向一方側への移動が可能となる。このように第1パネルの第1閉位置からの第1方向への移動の規制・解除が、第2パネルの一端の上下方向への移動により行うことができ、規制・解除を行う第2パネルを移動させるための開閉機構を上下方向の進退として実現することができる。このため、第1開口部が開口する方向である第1方向に省スペース化を図ることができる。また、第1パネルを第1閉位置で移動を規制する際は、第2パネルの一端が移動する上下方向と交差する第1方向へ規制し、第2パネルの移動する方向への力による拘束ではなく、第2パネルの部材自体による拘束となる。このため、第2パネルを移動させるための開閉機構を低負荷のものとしても実現することができ、より省スペース化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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