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公開番号2024047858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153588
出願日2022-09-27
発明の名称オイルコントロールバルブの診断装置
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類F02D 45/00 20060101AFI20240401BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】オイルコントロールバルブの故障を正確に診断する。
【解決手段】可変容量オイルポンプ4に供給する油圧を制御するオイルコントロールバルブ8の診断装置は、オイルの実粘度を検出する粘度センサ43と、粘度センサにより検出された実粘度に基づきオイルコントロールバルブを診断する診断ユニット100とを備える。診断ユニットは、可変容量オイルポンプの目標吐出量を計算する第1ステップと、可変容量オイルポンプの実吐出量を計算する第2ステップと、粘度センサにより検出された実粘度に基づき目標吐出量と実吐出量を補正する第3ステップと、補正された目標吐出量と補正された実吐出量とに基づきオイルコントロールバルブを診断する第4ステップとを実行するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
可変容量オイルポンプに供給する油圧を制御するオイルコントロールバルブの診断装置であって、
オイルの実粘度を検出する粘度センサと、
前記粘度センサにより検出された実粘度に基づき前記オイルコントロールバルブを診断する診断ユニットと、
を備え、
前記診断ユニットは、
前記可変容量オイルポンプの目標吐出量を計算する第1ステップと、
前記可変容量オイルポンプの実吐出量を計算する第2ステップと、
前記粘度センサにより検出された実粘度に基づき目標吐出量と実吐出量を補正する第3ステップと、
補正された目標吐出量と補正された実吐出量とに基づき前記オイルコントロールバルブを診断する第4ステップと、
を実行するように構成されている
ことを特徴とするオイルコントロールバルブの診断装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
オイルの実油温を検出する油温センサを備え、
前記診断ユニットは、前記第1ステップにおいて、前記油温センサにより検出された実油温に基づき目標吐出量を計算する
請求項1に記載のオイルコントロールバルブの診断装置。
【請求項3】
オイルの実油温を検出する油温センサと、
オイルの実油圧を検出する油圧センサと、
を備え、
前記診断ユニットは、前記第2ステップにおいて、前記油温センサにより検出された実油温と、前記油圧センサにより検出された実油圧とに基づき、実吐出量を計算する
請求項1に記載のオイルコントロールバルブの診断装置。
【請求項4】
前記診断ユニットは、前記第4ステップにおいて、
補正された目標吐出量から補正された実吐出量を減じて得られる差が所定のしきい値より大きいとき、前記オイルコントロールバルブが開固着故障していると判定する
請求項1に記載のオイルコントロールバルブの診断装置。
【請求項5】
前記診断ユニットは、前記第4ステップにおいて、
補正された実吐出量から補正された目標吐出量を減じて得られる差が所定のしきい値より大きいとき、前記オイルコントロールバルブが閉固着故障していると判定する
請求項1に記載のオイルコントロールバルブの診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はオイルコントロールバルブの診断装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関において、燃費向上等の観点から可変容量オイルポンプが採用されつつある。可変容量オイルポンプでは、当該ポンプに供給する油圧の大きさを変えることによりポンプ容量を変化させている。この供給油圧の制御を行うのがオイルコントロールバルブであり、オイルコントロールバルブは、制御ユニットから受け取った指示信号に従い供給油圧を変化させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-110318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、オイルコントロールバルブが故障すると可変容量オイルポンプから吐出される油量が目標値からずれるので、オイルコントロールバルブの故障を速やかに検知するのが望ましい。
【0005】
こうしたオイルコントロールバルブの診断について、可変容量オイルポンプから吐出されるオイルの実油圧を目標油圧と比較して診断する方法が考えられる。
【0006】
しかし、油圧の比較のみでは、油圧の乖離の原因がオイルコントロールバルブの故障によるものなのか、それとも他の原因によるものなのかを特定できず、結果としてオイルコントロールバルブの故障を正確に診断することが困難である。
【0007】
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、オイルコントロールバルブの故障を正確に診断することができるオイルコントロールバルブの診断装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一の態様によれば、
可変容量オイルポンプに供給する油圧を制御するオイルコントロールバルブの診断装置であって、
オイルの実粘度を検出する粘度センサと、
前記粘度センサにより検出された実粘度に基づき前記オイルコントロールバルブを診断する診断ユニットと、
を備え、
前記診断ユニットは、
前記可変容量オイルポンプの目標吐出量を計算する第1ステップと、
前記可変容量オイルポンプの実吐出量を計算する第2ステップと、
前記粘度センサにより検出された実粘度に基づき目標吐出量と実吐出量を補正する第3ステップと、
補正された目標吐出量と補正された実吐出量とに基づき前記オイルコントロールバルブを診断する第4ステップと、
を実行するように構成されている
ことを特徴とするオイルコントロールバルブの診断装置が提供される。
【0009】
好ましくは、前記診断装置は、オイルの実油温を検出する油温センサを備え、
前記診断ユニットは、前記第1ステップにおいて、前記油温センサにより検出された実油温に基づき目標吐出量を計算する。
【0010】
好ましくは、前記診断装置は、
オイルの実油温を検出する油温センサと、
オイルの実油圧を検出する油圧センサと、
を備え、
前記診断ユニットは、前記第2ステップにおいて、前記油温センサにより検出された実油温と、前記油圧センサにより検出された実油圧とに基づき、実吐出量を計算する。
(【0011】以降は省略されています)

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