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公開番号2024047661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153279
出願日2022-09-27
発明の名称食後の尿酸値上昇抑制用組成物
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A23L 33/105 20160101AFI20240401BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
食後の尿酸値上昇抑制が可能な組成物を提供すること。
【解決手段】
ターミナリアを含有する組成物である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ターミナリアを含有することを特徴とする食後の尿酸値上昇抑制用組成物。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
ターミナリアを含有することを特徴とするプリン体吸収抑制用組成物。
【請求項3】
ターミナリアを含有することを特徴とするプリンヌクレオチダーゼ阻害用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ターミナリアを含有することを特徴とする食後の尿酸値上昇抑制用組成物、プリン体吸収抑制用組成物及び、プリンヌクレオチダーゼ阻害用組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
痛風や痛風の基礎疾患である高尿酸血症は、血清尿酸値が高い状態による疾患である。日本では、食生活の変化などによって、痛風や高尿酸血症の患者数は増加傾向にあることから、痛風や高尿酸血症の予防及び治療への関心が高まっている。
【0003】
痛風や高尿酸血症の予防及び治療のために、血清尿酸値を適切にコントロールすることが重要であると考えられている。コントロールの方法には、食事制限による尿酸の原料となるプリン体の摂取制限、プリン体の体外からの吸収阻害、キサンチンオキシダーゼの阻害による尿酸合成阻害、腎臓もしくは腎臓以外からの尿酸排泄の促進の大きく4つの方法がある。健常者が1日4gのプリン体を数日間摂取すると、血清尿酸値が上昇し、高尿酸血症を呈することが報告されていることから(非特許文献1)、食事による血清尿酸値への影響は大きいと考えられている。そのため、食事制限によるプリン体の摂取制限を継続することが望ましいが、日常生活において、プリン体の摂取制限を毎日継続することは容易ではない。食事による尿酸値の上昇を抑制するためには、体外からのプリン体吸収を阻害することが非常に重要であり、プリン体の体内吸収を効果的に低減でき、食後の尿酸値上昇を抑制することが可能な食品の開発が試みられている。例えば、イノシトールリン酸を摂取することで、プリン体吸収抑制効果やプリンヌクレオチド代謝阻害効果を発揮することが知られている(特許文献1)。しかしながら、これまで開発された組成物は必ずしも効果が十分とは言えないため、食後の尿酸値上昇抑制作用に優れた新たな組成物の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開WO2019/082335号
【非特許文献】
【0005】
Yu TF,Berger L.Impaired renal function in gout:its association with hypertensive vascular disease and intrinsic renal disease.Am J Med 1982;72:95-100
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、食後の尿酸値上昇抑制が可能な組成物を提供することにある。
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を積み重ねた結果、驚くべきことに、ターミナリアを配合することにより、食後の尿酸値上昇抑制効果、プリン体吸収抑制効果及び、プリンヌクレオチダーゼ阻害効果が得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づき、完成された発明である。
【0008】
本発明の概要は、以下の通りである。
[1]ターミナリアを含有することを特徴とする食後の尿酸値上昇抑制用組成物。
[2]ターミナリアを含有することを特徴とするプリン体吸収抑制用組成物。
[3]ターミナリアを含有することを特徴とするプリンヌクレオチダーゼ阻害用組成物。
[4]ターミナリア・ベリリカを含有することを特徴とする食後の尿酸値上昇抑制用組成物。
[5]ターミナリア・ベリリカを含有することを特徴とするプリン体吸収抑制用組成物。
[6]ターミナリア・ベリリカを含有することを特徴とするプリンヌクレオチダーゼ阻害用組成物。
[7]ターミナリア・ベリリカの水抽出物を含有することを特徴とする食後の尿酸値上昇抑制用組成物。
[8]ターミナリア・ベリリカの水抽出物を含有することを特徴とするプリン体吸収抑制用組成物。
[9]ターミナリア・ベリリカの水抽出物を含有することを特徴とするプリンヌクレオチダーゼ阻害用組成物。
[10]ターミナリア・ベリリカの水抽出物を有効成分とし、ターミナリア・ベリリカの水抽出物を含有する組成物を食事と同時に摂取することを特徴とする、食後の尿酸値の上昇を抑制する方法。
[11]ターミナリア・ベリリカの水抽出物を有効成分とし、ターミナリア・ベリリカの水抽出物を含有する組成物を食事と同時に摂取することを特徴とする、プリン体の吸収を抑制する方法。
[12]ターミナリア・ベリリカの水抽出物を有効成分とし、ターミナリア・ベリリカの水抽出物を含有する組成物を食事と同時に摂取することを特徴とする、プリンヌクレオチダーゼを阻害する方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の組成物は、ターミナリアを含有することにより、プリンヌクレオチダーゼを効果的に阻害し、プリン体吸収を抑制することで、食後の尿酸値上昇抑制効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の組成物におけるΔ血清尿酸値(摂取前からの変化量)の経時変化を示す図である。
本発明の組成物におけるΔ血清尿酸値の曲線下面積を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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