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公開番号2024053002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024033465,2022092776
出願日2024-03-06,2014-05-29
発明の名称飲食用組成物、飲食用組成物の呈味を改善する方法及び色を改善する方法、乳酸菌増殖用組成物、大麦の茎葉の栽培方法、阿蘇産又は黒ボク土を用いて栽培した大麦の茎葉
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A23L 7/10 20160101AFI20240405BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
色が鮮やかであるため見た目が美しく、且つ味や香りがよく、風味が良好で嗜好性の高い飲食用組成物を提供すること。
【解決手段】
本発明の飲食用組成物は、大麦の茎及び/又は葉を含有する飲食用組成物であって、大麦が六条大麦であり、更に、ビタミン類、タンパク質、食物繊維、多糖類、オリゴ糖、乳製品、豆乳製品、糖類、ミネラル類、植物又は植物加工品、微生物、甘味料、酸味料、着色料、増粘剤、光沢剤、賦形剤、結合剤、滑沢剤、安定剤、希釈剤、増量剤、乳化剤、香料、食品添加物、及び、調味料から選ばれる1種以上を含有する。六条大麦が、シルキースノウ、ファイバースノウ、シュンライ及びイチバンボシから選ばれる少なくとも1品種の六条大麦であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
はがねむぎを用いた飲食用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、大麦の茎及び/又は葉を用いた、飲食用組成物、飲食用組成物の呈味を改善する方法及び色を改善する方法、乳酸菌増殖用組成物に関する。本発明はさらに大麦の茎及び/又は葉の栽培方法、阿蘇産又は黒ボク土を用いて栽培した大麦の茎及び/又は葉に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
大麦は中央アジア原産とされ、イネ科に属する一年生又は越年生草本である。大麦は、穂形により、二条大麦と六条大麦等に大別される。二条大麦と六条大麦とでは、穂についている実の列数が異なり、穂を上から見ると二条大麦は2列に、六条大麦は6列に実がついている。六条大麦は、2~3世紀に朝鮮を経て日本に渡来したとされ、雑穀として利用されるほか、麦茶の原料にも利用されている。一方、二条大麦は日本には欧米から明治時代に導入されたとされ、主に醸造用に用いられている。
【0003】
大麦の茎及び/又は葉(以下「茎葉」という)は、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維、アミノ酸、葉緑素、SOD酵素等に富む健康食品の素材として知られ、青汁、ゼリー、クッキー、ジンジャードリンク、ヨーグルト、サプリメント等の飲食用組成物に用いられている。青汁用の飲食用組成物は、植物の緑葉を含む、乾燥粉末や搾汁粉末等の様々な加工物とした製品であり、簡易に野菜成分を摂取できる健康食品として利用されている。
【0004】
従来、青汁等の飲食品において、大麦の茎葉と各種の成分を組み合わせる技術が知られている。例えば茶葉等の植物又は植物加工品と組み合わせた例として特許文献1が挙げられ、難消化性デキストリン等の食物繊維やキシロオリゴ糖等のオリゴ糖と組み合わせた例として特許文献2が挙げられ、ヒアルロン酸等の多糖類と組み合わせた例として特許文献3が挙げられ、マルチトール(還元麦芽糖)等の糖類と組み合わせた例として、特許文献4が挙げられ、カルシウム等のミネラル類と組み合わせた例として特許文献5が挙げられる。このような飲食品において、大麦の茎葉として、二条大麦の茎葉が広く使用されている。
【0005】
また、六条大麦の若葉を用いた青汁用の飲食用組成物も知られている(特許文献6を参照)。更に非特許文献1には、「赤神力」(登録商標)という品種の六条大麦が、葉が大きく肉厚である等の理由から青汁用の飲食用組成物の原料に適している旨が記載されている。
【0006】
しかしながら、消費者の間には、植物の緑葉を用いた飲食用組成物について、該緑葉に由来する青臭さ、えぐみがあるといったマイナスイメージが少なからず存在し、大麦の茎葉を用いた飲食用組成物についても同様である。大麦の茎葉を用いた飲食用組成物について、このようなイメージを払拭するために、大麦の茎葉に由来する緑色を鮮やかにして見た目を美しくし、また、えぐみや苦味、青臭さ等を低下させ、風味を向上させることが求められている。しかしながら、飲食品に用いられる大麦の茎葉は、色を鮮やかにしようとすると、甘さが低下したり、えぐみが増しやすい傾向があるとの説もあり、このため、従来の大麦の茎葉を用いた飲食用組成物は、見た目の美しさと、風味の良好さとを両立させるという点で十分なものではなかった。特に、前記の各種成分を大麦の茎葉に組み合わせた飲食用組成物においては、大麦の茎葉に由来する味や臭いの成分と前記各種成分に由来する味や臭いの成分とが混在することにより、このような混合物の味や臭いを良好なものに調整することが困難であり、風味が良好で嗜好性が高いという観点から十分なものではなかった。
【0007】
一方、青汁などの飲食用組成物の原材料としての大麦若葉の需要に対応するためには、大麦若葉を早く効率的に成長させることが求められる。また、大麦若葉の付加価値を高めるために、味や栄養価を高めることも求められている。
【0008】
例えば、特許文献7には、バレイショについて、地上部生育期間中10~15時間の日長条件で、夜間の最低気温が25℃未満及び昼間の気温との日較差が3℃以上で水耕栽培することにより、効率よく多数の塊茎を生産できることが開示されている。また、特許文献8には、嗜好性を改善するための大麦若葉の加工方法が開示されている。
【0009】
大麦の実の栽培方法として、その大半が水田の裏作又は転作で作付けされているが、関東などの一部の地域では畑で作付けされている。特に麦作の盛んな北関東では、火山灰土壌を母材とし腐植を多く含む土壌である黒ボク土からなる畑において大麦が作付けされている(非特許文献2を参照)。
【0010】
しかしながら、大麦若葉を効率的に栽培することと、味や栄養価を両立させる方法についての発明は未だなされていない。
(【0011】以降は省略されています)

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