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公開番号2024047265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152789
出願日2022-09-26
発明の名称組成物、光学フィルタ、及び固体撮像素子
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09B 67/20 20060101AFI20240329BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】凝集物が低減された光学フィルタを形成することのできる組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】近赤外吸収色素、アルカリ可溶性樹脂、及び溶剤を含有する組成物であって、近赤外吸収色素は式(I)で表される化合物を含む、組成物。

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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
近赤外吸収色素、アルカリ可溶性樹脂、及び溶剤を含有する組成物であって、
前記近赤外吸収色素は式(I)で表される化合物を含む、組成物。
JPEG
2024047265000039.jpg
33
149
[式(I)中、


、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立に、炭素数1~20の炭化水素基、ハロゲン原子、又はOR
11
基を表し、


、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、又はOR
11
基を表し、


、R
10
、及びR
11
は、それぞれ独立に、炭素数1~20の炭化水素基を表し、
2以上のR
11
が存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよく、


~X

は、それぞれ独立に、水素原子は炭素数1~10のアルキル基を表し、


~Y

は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~5のアルキル基、又はOR
12
基を表し、

12
は、炭素数1~5のアルキル基を表し、2以上のR
12
が存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。]
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記式(I)におけるX

~X

及びY

~Y

が水素原子である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
重合開始剤及び重合性化合物をさらに含有する、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物より形成される、光学フィルタ。
【請求項5】
請求項4に記載の光学フィルタを含む、固体撮像素子。
【請求項6】
式(Ia)で表される化合物。
JPEG
2024047265000040.jpg
33
149
[式(Ia)中、

1a
、R
4a
、R
5a
、及びR
8a
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子を表し、

2a
、R
3a
、R
6a
、及びR
7a
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、又はOR
11a
基を表し、


及びR
10
は、それぞれ独立に、炭素数1~20の炭化水素基を表し、

11a
は、炭素数1~13の炭化水素基を表し、2以上のR
11a
が存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよく、


~X

は、それぞれ独立に、水素原子は炭素数1~10のアルキル基を表し、


~Y

は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~5のアルキル基、又はOR
12
基を表し、

12
は、炭素数1~5のアルキル基を表し、2以上のR
12
が存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。]
【請求項7】
式(I-x1)で表される化合物と、式(I-x2)で表される化合物と、式(I-y1)で表される化合物又は式(I-y2)で表される化合物とを、触媒の存在下で反応させる工程を含む、式(I)で表される化合物の製造方法。
JPEG
2024047265000041.jpg
33
149
[式(I-x1)及び(I-x2)中、


、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立に、炭素数1~20の炭化水素基、ハロゲン原子、又はOR
11
基を表し、


、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、又はOR
11
基を表し、


、R
10
、及びR
11
は、それぞれ独立に、炭素数1~20の炭化水素基を表し、
2以上のR
11
が存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよく、


~X

は、それぞれ独立に、水素原子は炭素数1~10のアルキル基を表し、


、Y

、Y

、及びY

は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~5のアルキル基、又はOR
12
基を表し、

12
は、炭素数1~5のアルキル基を表し、2以上のR
12
が存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよく、


~Z

は、それぞれ独立に、臭素原子又はヨウ素原子を表す。]
JPEG
2024047265000042.jpg
34
149
[式(I-y1)及び(I-y2)中、


、Y

、Y

、及びY

は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~5のアルキル基、又はOR
12
基を表し、


及びA

は、それぞれ独立に、ヒドロキシ基、炭素数1~20の炭化水素基又はOR
13
基を表し、

13
は、炭素数1~20の炭化水素を表し、2以上のR
13

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物、光学フィルタ及び固体撮像素子に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマディスプレイ等の表示装置及びCCD、CMOSセンサ等の固体撮像素子に使用される光学フィルタの一例として、近赤外線を吸収するフィルタがある。このような近赤外線を吸収するフィルタを作製するための材料として、例えば、シアニン構造を有する化合物等の近赤外吸収色素を含有する組成物が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-060774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近赤外吸収色素を含有する従来の組成物から光学フィルタを形成すると、近赤外吸収色素に起因する凝集物が生じる場合があった。そこで本発明は、凝集物が低減された光学フィルタを形成することのできる組成物を提供することを目的とする。また、本発明は、そのような組成物の調製に使用することのできる化合物、及び該化合物の簡便な製造方法を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の側面を有する。
[1] 近赤外吸収色素、アルカリ可溶性樹脂、及び溶剤を含有する組成物であって、
前記近赤外吸収色素は式(I)で表される化合物を含む、組成物。
JPEG
2024047265000001.jpg
33
149
[式(I)中、


、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立に、炭素数1~20の炭化水素基、ハロゲン原子、又はOR
11
基を表し、


、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、又はOR
11
基を表し、


、R
10
、及びR
11
は、それぞれ独立に、炭素数1~20の炭化水素基を表し、
2以上のR
11
が存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよく、


~X

は、それぞれ独立に、水素原子は炭素数1~10のアルキル基を表し、


~Y

は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~5のアルキル基、又はOR
12
基を表し、

12
は、炭素数1~5のアルキル基を表し、2以上のR
12
が存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。]
[2] 前記式(I)におけるX

~X

及びY

~Y

が水素原子である、[1]に記載の組成物。
[3] 重合開始剤及び重合性化合物をさらに含有する、[2]に記載の組成物。
[4] [1]~[3]のいずれかに記載の組成物より形成される、光学フィルタ。
[5] [4]に記載の光学フィルタを含む、固体撮像素子。
[6] 式(Ia)で表される化合物。
JPEG
2024047265000002.jpg
33
149
[式(Ia)中、

1a
、R
4a
、R
5a
、及びR
8a
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子を表し、

2a
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、凝集物が低減された光学フィルタを形成することのできる組成物が提供される。また、本発明によれば、凝集物が低減された光学フィルタ、及び該光学フィルタを含む固体撮像素子が提供される。さらに、本発明によれば、上記組成物の調製に使用することのできる化合物、及び該化合物の簡便な(より具体的には、工程数の少ない)製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
固体撮像素子の一実施例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<組成物>
本発明の一側面に係る組成物は、近赤外吸収色素、アルカリ可溶性樹脂、及び溶剤(以下、それぞれ近赤外吸収色素(A1)、樹脂(B)、及び溶剤(E)という場合がある。)を含有する。組成物は、重合性化合物、重合開始剤、及びレベリング剤(以下、それぞれ重合性化合物(C)、重合開始剤(D)、及びレベリング剤(F)という場合がある。)のうち1種以上をさらに含有してもよい。本明細書において、各成分として例示する化合物は、特に断りのない限り、単独で使用してもよく、複数種の化合物を組合せて使用してもよい。
【0009】
本側面に係る組成物は、近赤外吸収色素として、後述する式(I)で表される化合物を含むため、成膜しても、近赤外吸収色素に起因する凝集物が生じにくい。したがって、本側面に係る組成物によれば、凝集物が低減された光学フィルタを形成することができる。形成された光学フィルタは、耐光性にも優れる。また、後述するように、式(I)で表される化合物は、近赤外領域における特定の波長を吸収するため、形成された光学フィルタは、近赤外線カットフィルタ又は近赤外線透過フィルタとして利用できる。
【0010】
<近赤外吸収色素(A1)>
本明細書において、近赤外吸収色素とは、近赤外領域(781nm~3μm)における波長を吸収する色素を意味する。近赤外吸収色素(A1)は、式(I)で表される化合物を1種以上含む。近赤外吸収色素(A1)は、式(I)で表される化合物からなってもよい。
JPEG
2024047265000006.jpg
33
149
(【0011】以降は省略されています)

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