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公開番号2024046521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151955
出願日2022-09-22
発明の名称水性絵具組成物
出願人株式会社サクラクレパス
代理人個人,個人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20240327BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】被覆力と発色性とを両立する黄色の水性絵具を提供することを目的とする。
【解決手段】着色顔料と、体質顔料と、水溶性樹脂と、水と、を含有する、黄色の水性絵具組成物である。本開示にかかる水性絵具組成物は、前記着色顔料として黄色顔料を含み、前記黄色顔料として、有機黄色顔料および無機黄色顔料を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
着色顔料と、
体質顔料と、
水溶性樹脂と、
水と、を含有する黄色の水性絵具組成物であって、
前記着色顔料として黄色顔料を含み、前記黄色顔料として、有機黄色顔料および無機黄色顔を含有する、
水性絵具組成物。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記有機黄色顔料および前記無機黄色顔料の合計質量に対する、前記無機黄色顔料の質量の割合は、1質量%以上40質量%以下である、
請求項1に記載の水性絵具組成物。
【請求項3】
前記水性絵具組成物の全質量に対する、前記有機黄色顔料および前記無機黄色顔料の合計質量の割合は、5質量%以上60質量%以下である、
請求項1または請求項2に記載の水性絵具組成物。
【請求項4】
前記無機黄色顔料がチタンイエローである、
請求項1または請求項2に記載の水性絵具組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水性絵具組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
着色顔料と、水溶性樹脂と、湿潤剤と、水とを含む水性絵具組成物が知られている。例えば特許文献1には、着色顔料と、体質顔料と、水溶性樹脂と、湿潤剤と、水とを含む水性絵具組成物であって、水溶性樹脂として還元デキストリンおよびスチレン-アクリル酸樹脂アルカリ塩を含み、pHが7.5~11の範囲にあるものが開示されている。また、この水性絵具組成物は着色顔料として黄色顔料を含んでもよいこと、黄色顔料は、アゾ系黄色顔料、ピラゾロン系黄色顔料、キノフタロン系黄色顔料、フラバントロン系黄色顔料、カドミウムイエロー、コバルトイエロー及びチタニウムイエローから選ばれる少なくとも1種であってよいことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-271775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高い被覆力を有する水性絵具組成物が望まれている。しかしながら、絵具の被覆力はその色によって一様ではなく、特に黄色の水性絵具は他の色に比べて被覆力が低い傾向がある。そして、被覆力を上げようとすると発色性が損なわれる傾向がある。
【0005】
そこで本発明は、被覆力と発色性とを両立する黄色の水性絵具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる水性絵具組成物は、着色顔料と、体質顔料と、水溶性樹脂と、水と、を含有する、黄色の水性絵具組成物である。本開示にかかる水性絵具組成物は、前記着色顔料として黄色顔料を含み、前記黄色顔料として、有機黄色顔料および無機黄色顔料を含有する。
【0007】
黄色顔料として、アゾ系黄色顔料、ピラゾロン系黄色顔料、キノフタロン系黄色顔料、フラバントロン系黄色顔料等の有機黄色顔料、カドミウムイエロー、コバルトイエロー、チタニウムイエロー等の無機顔料が知られている。従来、黄色の水性絵具組成物では、目的とする色調やコスト等に合わせてこれらの顔料のいずれかが選択され、多くの場合、有機黄色顔料が使用されていた。一方、有機黄色顔料は被覆力が低い傾向があり、有機黄色顔料を用いた水性絵具組成物は他の色に比べて被覆力に劣る傾向があった。そこで、被覆力を向上させるため、白色顔料である酸化チタンを添加することがあった。
【0008】
しかしながら、酸化チタンを添加すると、被覆力は向上するものの発色性が損なわれることが判明した。そこで、被覆力と発色性とを両立するためにさらに検討が重ねられた。そして、着色顔料として、無機黄色顔料と有機黄色顔料とを併用することによれば、被覆力と発色性とを両立する黄色の絵具組成物が得られることが見出された。
【0009】
前記有機黄色顔料および前記無機黄色顔料の合計質量に対する前記無機黄色顔料の質量の割合は、1質量%以上40質量%以下であってよい。この範囲であれば、より発色性に優れた黄色の絵具組成物が得られる。
【0010】
前記水性絵具組成物の全質量に対する、前記有機黄色顔料および前記無機黄色顔料との合計質量の割合は、5質量%以上60質量%以下であってよい。有機黄色顔料および無機黄色顔料の合計質量をこの範囲とすることによって、従来公知の水性絵具組成物と同等の物性を有する絵具組成物を構成することができ、絵具としての安定性やその他の物性を満足する水性絵具組成物を構成しやすい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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