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公開番号2024046930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152312
出願日2022-09-26
発明の名称エンジンのシリンダーカバーとエンジンの制御装置
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類F01M 13/04 20060101AFI20240329BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】本発明は、クランクケースで発生するブローバイガスに含まれるオイルミストをシリンダーカバー内でオイルに凝縮してブリーザに送るオイルミストを少なくすることを課題とする。
【解決手段】エンジンシリンダーを内装するクランクケースの上部を覆うシリンダーカバー1にオイルミストセパレーター2を設け、クランクケース内で発生するブローバイガスをオイルミストセパレーター2でオイルに凝縮してクランクケース内に戻すエンジンにおいて、シリンダーカバー1の上内壁にロッカーアーム軸4に沿うガス溝5aを形成し、このガス溝5aを覆うバッフルプレート3を設けてブローバイガス室5を形成し、バッフルプレート3のロッカーアーム軸4端上にブローバイガス室5に通じるガス通路3a,3bを設けたことを特徴とするエンジンのシリンダーカバーとする。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
エンジンシリンダーを内装するクランクケースの上部を覆うシリンダーカバー(1)にオイルミストセパレーター(2)を設け、クランクケース内で発生するブローバイガスをオイルミストセパレーター(2)でオイルに凝縮してクランクケース内に戻すエンジンにおいて、シリンダーカバー(1)の上内壁にロッカーアーム軸(4)に沿うガス溝(5a)を形成し、このガス溝(5a)を覆うバッフルプレート(3)を設けてブローバイガス室(5)を形成し、バッフルプレート(3)のロッカーアーム軸(4)端上にブローバイガス室(5)に通じるガス通路(3a,3b)を設けたことを特徴とするエンジンのシリンダーカバー。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
ガス通路(3a,3b)にオイルメッシュ(6)を設けた請求項1に記載のエンジンのシリンダーカバー。
【請求項3】
ブローバイガス室(5)内に障壁(3c)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのシリンダーカバー。
【請求項4】
エンジン(12)の吸気マニホールド(15)にEGRバルブ(13)を通じて排気ガスを送るEGRエンジンの制御装置において、吸気路にエアフロ―センサ(16)を設け、運転中に一瞬EGRバルブ(13)を閉じて、吸気量の増加分からEGR率を予測してEGRバルブ(13)を制御することを特徴とするエンジンの制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのクランクケース上部に設けるシリンダーカバーとエンジンの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許第45971017号公報に記載の如く、クランクケースの上部を覆うシリンダーカバーにはクランクケースで発生するブローバイガスを集めてブリーザに送り出すブローバイガス空間が設けられ、ブリーザでブローバイガスに含まれるオイルミストを凝縮してオイルに戻すようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第45971017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クランクケースのロッカーアームではカムが高速回転してオイルミストが発生しているので、シリンダーカバー内にオイルミストが含まれたブローバイガスがブリーザに送られるが、オイルの含有量が多くてオイルの回収が充分でない。
【0005】
本発明は、クランクケースで発生するブローバイガスに含まれるオイルミストをシリンダーカバー内でオイルに凝縮してブリーザに送るオイルミストを少なくすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、エンジンシリンダーを内装するクランクケースの上部を覆うシリンダーカバー1にオイルミストセパレーター2を設け、クランクケース内で発生するブローバイガスをオイルミストセパレーター2でオイルに凝縮してクランクケース内に戻すエンジンにおいて、シリンダーカバー1の上内壁にロッカーアーム軸4に沿うガス溝5aを形成し、このガス溝5aを覆うバッフルプレート3を設けてブローバイガス室5を形成し、バッフルプレート3のロッカーアーム軸4端上にブローバイガス室5に通じるガス通路3a,3bを設けたことを特徴とするエンジンのシリンダーカバーとする。
【0007】
請求項2の発明は、ガス通路3a,3bにオイルメッシュ6を設けた請求項1に記載のエンジンのシリンダーカバーとする。
【0008】
請求項3の発明は、ブローバイガス室5内に障壁3cを設けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのシリンダーカバーとする。
【0009】
請求項4の発明は、エンジン12の吸気マニホールド15にEGRバルブ13を通じて排気ガスを送るEGRエンジンの制御装置において、吸気路にエアフロ―センサ16を設け、運転中に一瞬EGRバルブ13を閉じて、吸気量の増加分からEGR率を予測してEGRバルブ13を制御することを特徴とするエンジンの制御装置とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明で、クランクケースで発生したブローバイガスがシリンダーカバー1内のガス溝5aとバッフルプレート3で覆われたブローバイガス室5を通してオイルミストセパレーター2に送られて、オイルミストがオイルに凝縮されてクランクケースに戻されるが、オイルミストが多く発生するロッカーアーム軸4の上部がブローバイガス室5で覆われているので、ロッカーアームで生じるオイルミストがブローバイガス室5に直接送られることなく、ロッカーアーム軸4の軸端に設けるガス通路3a,3bを通してブローバイガス室5にブローバイガスが送られるので、ブローバイガス室5に送られるオイルミストが少なくなり、オイルミストセパレーター2で効率よくオイルが凝縮される。
(【0011】以降は省略されています)

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